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海洋プレートの沈み込みによって、
陸側のプレートも一緒に下へと沈み込まされるから、
海盆が出来るんですか?
添付の図のように。

違いますか?

「背弧海盆の成因について」の質問画像

A 回答 (4件)

>弧状列島そのものも、中央海嶺に準ずる長い線状の火山列だと思うんですが、


>なぜ弧状列島は大陸プレートを割らずに,弧状列島として隆起するんでしょう?

「弧状列島そのものも、中央海嶺に準ずる長い線状の
火山列」(によって形成された)というのが間違いです。
もちろん激しい地殻変動で火山も生じますが、基本的に
火山=溶岩の噴出は日本海自体であり、日本列島は
「大陸の辺縁がちぎれて押し出された」ものであり、
大陸プレートの破片として、最初からある程度の標高が
あったのです(両側での地層の共通性は確認されています)。
もちろん「押し出された」事で、フォッサマグナのように
日本海ミニ海洋プレートと太平洋海洋プレートに挟まれ
た圧力によって盛り上がった部分もあります。
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この回答へのお礼

火山フロントは、線状の火山列と言えませんか?

なぜ、そのちぎれて押し出された大陸プレートの破片(島弧)に
生じた線状の火山列(火山フロント)では、
大陸プレートの破片は割られないんですかね?

規模が違うから?
じゃあ、なぜ地下深くから持ち上がってきたマグマの方が、
規模が大きいんでしょうか?

まぁ,これ以上は質問の文脈からそれてしまうので、
いったん質問を締め切りたいと思います。

背弧海盆は、地下のマグマの上昇によって
割れたために生じたということで納得しましたので。

上記の疑問について、また質問を立てようと思います。

ありがとうございました。

お礼日時:2011/11/05 19:26

>何で噴出したものが盛り上がって陸地にならずに、


>むしろ沈降して海盆になるんですか

「沈降」するのではなく、大陸プレートが割れて、ミニ海洋プレートが
形成されるのです(これは既知の事実です)。
太平洋の海底の海洋プレートも、同様に、中央海嶺でマントルからの
噴出物によって形成されたものです。
大陸の火山や海洋プレートに後からできる海底火山は、プレート内に
(圧力の変化や下部のマントルからの熱により)局所的に生じた
マグマが噴出するものなので、プレートを割る力がなく、表面に突出
しますが、海洋プレートが大陸プレートの下に潜り込み、深い所で
再び溶けて噴出する場合は、中央海嶺に準ずる長い線状を成すので、
大陸プレートの方が割れ、弧状列島を押し出すのです。
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この回答へのお礼

>海洋プレートが大陸プレートの下に潜り込み、深い所で
>再び溶けて噴出する場合は、中央海嶺に準ずる長い線状を成すので、
>大陸プレートの方が割れ、弧状列島を押し出すのです。

う~ん・・大陸プレートが割れて海洋プレートが生ずるから"盆"が形成される・・とのことですが、一つ納得いかないことがありまして、No.2の質問にも同じことを返したのですが、弧状列島そのものも、中央海嶺に準ずる長い線状の火山列だと思うんですが、なぜ弧状列島は大陸プレートを割らずに,弧状列島として隆起するんでしょう?海洋プレートが大陸プレートの下に潜り込んで、深い所で溶けたものが噴出してくるのは同じなのに、なぜ背弧海盆ではプレートが割れて、弧状列島では割れないで隆起してくるんでしょう。

お礼日時:2011/11/05 04:11

プレートの収束境界(沈み込み帯)で、海溝、島弧と背弧海盆が形成され、背弧海盆は一時期拡大し、やがて拡大が止まること、拡大期に島弧側が大陸側よりハイスピードで拡大する傾向があることなどがわかっているようですが、まだそのメカニズムに定説のようなものはないようです。


 
島弧は、付加体、火山、断層、褶曲もありますが、海洋プレートに押されてできたとばかりは考えられていないようです。
海洋プレートが大陸プレートとの境界で海溝をつくり沈み込むときに、含水鉱物(雲母や角閃石)も圧力の高い深部に引き込むため、水分が分離して上昇して上部に覆い被さるマントルに染み込み、マントルの融点を下げる。熔けたマントルはマグマとなり、比重が軽いため地殻まで上昇してマグマ溜まりを形成する。そこで冷えて火成岩になり地殻の厚さを増やして高い位置に盛り上がりをつくる。海面から顔を出せば陸・島となる。マグマ溜まりの一部がさらに上昇すれば陸上に火山をつくる。(このようなメカニズムが推定されているようです)
 
島が弧状列島になる・背弧海盆ができて拡大するメカニズムには定説はなくて、研究中のようです。
(1)海溝のできる位置は同じではなくて次第に後退し、島が海洋側に進むようになる (2)海洋プレートの沈み込む角度が次第に急角度になり、島が海洋側に引き込まれる (3)沈み込んだ深い位置=背弧海盆の下の位置で大量のマントルが溶融しプルームとなって上昇し、ミニ海嶺のような発散域を形成して、そこを中心に海底が拡大する (4)マントルプルームの上昇で周辺が押されて、プレートが沈み込むところが主に後退し島の位置も遠のき、海盆が広がる (5)マントルプルームの上昇で周辺が押されて、大陸側が主に後退し、相対的に島の位置も遠のき、海盆が広がる
 
海盆のある場所によって形成のメカニズムも違うこともあるのかもしれません。
参考 (内容は2つとも似ている)
http://ofgs.aori.u-tokyo.ac.jp/~okino/lec_ofgd10 …
http://ofgs.aori.u-tokyo.ac.jp/~okino/lec_w10/3m …
 
背弧海盆の地質を調査した結果などを考えると、「上にある地殻が、下に引き込まれて凹んで、海盆ができた」とは言えないようです。
島弧も海盆も、プレートの運動で押したり引き込まれて、「たわんだ・圧縮された・曲がった結果」と考える学者さんは少ないようです。
「背弧海盆の成因について」の回答画像2

この回答への補足

お礼文の訂正
沈み込む海洋プレートに引きずられて・・と言うことのようですが、

沈み込む海洋プレートに引きずられたのではない・・と言うことのようですが、

補足日時:2011/11/04 09:08
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この回答へのお礼

沈み込む海洋プレートに引きずられて・・と言うことのようですが、ただ上の説明で、沈み込んだ深い位置で大量のマントルが溶融するとありますが、それはなぜなんでしょうか?単純に島弧の下のグマの生成域の延長上と言うことなんですかね?

だとすると、疑問が出てきます。上の説明では島弧はマグマの上昇で隆起するとあります。だとしたら、おなじ上昇域である海盆も隆起しそうなものですが、なぜ水平に広がるんでしょう?

逆に言えば,なぜ島弧は水平に広がらず,隆起するのでしょう?

お礼日時:2011/11/04 09:06

日本海には、薄いながらも海洋プレート様の構造があります。


中央海嶺においてマントルから噴出した溶岩が固まって、
海洋プレートが形成されるのに対し、海洋を横断して大陸
プレートの下に潜り込んだ海洋プレートが、ある程度潜り込ん
だ所で再び溶けて、再噴出したのが背弧海盆。
(というか、その「噴出」によって大陸の辺縁がちぎれて押し
出されたのが弧状列島)
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この回答へのお礼

え?何で噴出したものが盛り上がって陸地にならずに、
むしろ沈降して海盆になるんですか?

お礼日時:2011/11/04 08:22

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