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ちょっと前にも振動に関する質問を出している方がいらっしゃいますが、
新幹線の揺れについて質問させてください。
昔は、乗り心地を「ウリ」にしていて、
「立てたタバコが倒れません」なんてのをテレビで見た覚えがあります。
ところが今は、かなり揺れています。

何年前かに「乗り心地よりスピード」みたいに
乗り心地を優先しなくなったキッカケみたいのは
あったのでしょうか?
それとも、だんだんと乗り心地を気にしなくなったのでしょうか?

漠然としていてすみません。詳しい方いらっしゃいましたら、よろしくお願いします。

A 回答 (7件)

◆Naka◆


確かに#5さんのおっしゃる、「開業当時の200系新幹線」列車が「立てたタバコが倒れない」ことを売りにしていましたね。
現在は大分揺れるようになってきました。

原因の1つは運行速度の上昇によるもの、つまり開業時は最高速度210km/hでしたが、現在は速達型で275km/h(宇都宮~盛岡間)、その他の車両でも240km/hになっていますから。
そしてもう1つは、建設当時には万能のように思われていた「スラブ軌道」が、長年の使用により疲弊してきたことが原因です。(それでもスラブ軌道のメリットは大きいですが)
また副次的な理由として、レールの磨耗も挙げられます。もちろんレールは定期的に交換したりならしたりされていますが、カーブの多い日本の新幹線の場合、どうしてもレールの側面が削られやすい構造になっています。
このわずかな「削れ」が、高速走行中の列車に微振動を与え、それが増幅されて横揺れにつながっているわけです。

だからと言って、乗り心地を優先しなくなった、というわけではありません。
最近の車両では、この横揺れを低減するために、「アクティブサスペンション」を搭載するものが増えてきました。
特に、主に「はやて」に使われているE2'系1000番台車などは、一部の車両にフルアクティブサス、その他の車両にもセミアクティブサスを搭載し、新線区間である盛岡~八戸間では、往年の「タバコの倒れない」乗り心地を彷彿とさせる走りっぷりを披露しています。
http://www.takagi-ryo.ac/docs/id/156/

現在、世界中の高速鉄道で、日本の新幹線に一番追いついているのはドイツのICEでしょうか。
確かに営業最高速度では、新幹線、TGV、ユーロスターが300km/hで並んでいますが、加速度、運転間隔、、安全性、騒音の少なさ、正確さにおいて、新幹線は他の高速鉄道の追随を許さないレベルの高さを持っています。
一般にヨーロッパの高速鉄道は、#4さんのおっしゃるように、山もトンネルもない平原をまっすぐ走るだけのものが多いということと、加えて先頭の機関車で残りの客車を引っ張る方式が主流であるため、概して乗り心地はいいものが多いのですが、日本に持ってきて1本の営業列車として新幹線区間を走ることができる(もちろん軌間など合わせて)車両は皆無です。
途中で分解するか、加速が悪すぎて後続列車に追突される(実際にはATCで、あり得ませんが…)ことになるでしょう。
フランスあたりでも、最近はプライドを捨て、日本の新幹線に倣って全車モーター方式を取り入れようという動きがあります。どうしても新幹線の表定速度記録(広島~小倉間)を抜けないのが悔しい、というのもあるようですね。
つまり日本の新幹線は、入り組んだ地形、移動人口の多さ、人口密度から来る駅間距離の短さ、環境問題等、実に様々な問題をクリアしながら運営してきたことが、世界一の高速鉄道を育んできた理由になるでしょう。
その中で、JR各社は必死に速達性と乗り心地を両立させようとしている最中である、と言えるかもしれませんね。
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 私は、東海道・山陽新幹線の300系という車両に乗ったことがあります。

それで・・・
 実際、かなり揺れます。振り子電車並みによ~く揺れるんです。また、500系という300km/hを売りにしている車両も揺れるようです。
 でも、最近ではそれを改善する動きが出ているようで、JR東海・JR西日本の700系、JR東日本のE2系では「なんとかアクティブサスペンション」というのを付けて、揺れないように工夫しているそうです。
 昔は、日本が世界一の速度なのに、フランスのTGVに抜かれたために、300系から「スピード」に主眼を置いた車両を開発しはじめました。
 500系を投入したところで、世界一の座に再び復帰したので、今度は「快適性」に主眼を置いた車両を開発するようになった・・・ようです。
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この回答へのお礼

ご連絡が遅くなりまして、すみません。
このスペースをお借りして、回答をくださった皆さんに
お礼を申し上げます。

大変参考になりました。ポイントに関しては、
「立てたタバコ」に関連する回答に主眼を置いて
つけさせていただきました。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2004/01/19 23:17

>「立てたタバコが倒れない」列車は何だったか



東北新幹線開業時の200系新幹線。
確かに大宮から仙台までは、当時の速度では、
あまり揺れなかったでしょう。
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#1さんの回答に補足ですが、


競争相手はTGVよりも飛行機ではないでしょうか?
電車の時速の世界記録というものは技術力の証明になりますが、
だだっぴろいところを直線でダーッっと走れるTGVと
カーブもある日本の新幹線では技術力以外のところで
勝負がつきそうですし。

東京-大阪というドル箱路線で、飛行機に勝つために
スピードアップをはかったのぞみを導入した、その結果
乗り心地よりもスピードを意識したのだと思います。
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>「立てたタバコが倒れない」列車は何だったか



青函トンネルを通過する列車。
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タバコが倒れなかったのは700系ですかね?



山陽区間でもっとも高速の500系は結構揺れますが、
最新型の700系は最高スピードが劣っても乗り心地は少し改善されていると思います。
もっとも、どちらも東海道区間は最高速度は同じだったと思います。
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ご質問の


>「昔は、乗り心地を「ウリ」にしていて…
>乗り心地を優先しなくなったキッカケみたいのは…

フランスの特急列車特急列車TGV
(Train a Grande Vitesse)の平均時速210Km、最高時速300Kmの超特急列車に日本の新幹線は負けています。
これだけが理由ではないと思いますが、目標であることは事実です。
私はJR西日本の「のぞみ」によく乗ることがありますが「トンネル」が多く、出たとたんに「ボン!」という衝撃波が伝わり、車両が「ギシギシ」ときしみます。揺れもあります。
始めの頃は「分解するのと違うかなぁ」と思った位です。スピード出しすぎに車両構造がついていけるか心配です。
速さのあまり、事故につながらなければ良いのですが…
余談ですけれど。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。ホント揺れますよね…。

「立てたタバコが倒れない」列車は何だったか
ご存知の方、いらっしゃいましたらお願いします。

お礼日時:2003/11/30 23:47

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