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テレビを見ていましたらフランドール地方の不思議な教会音楽が流れていましてポリフォニーというのだそうです。そこでポリフォニーなるものをネツト検索しますと上記4つの言葉に行き当たりました。

これら4つの言葉は、ギリシャ語起源の接頭語であるmono-(単一の),poly-(多数の)とhomo-(同質の),hetero-(異質の)に「音」を表すphonyが付いた言葉と思います。語源に忠実に訳せば順番に「単声」「多声」、「同声」「異声」とでもなると思います。しかしながらこの4つの言葉がネツトでの検索では混乱していて私には理解できません。以下に私なりの理解を記しますので間違いを指摘して頂けたら幸いです。

モノフォニー
旋律もリズムも一つで、つまり独奏曲で私が風呂で一人で鼻歌を歌っているものがこれかと思います。
ポリフォニー
モノフォニーの寄り集まり。つまり旋律もリズムも複数で当然息継ぎもばらばらで行うもの。子供が童謡を歌い、同時に私が演歌を歌うようなもの。

ホモフォニー
同質な複数の音。これが良くわかりません。和音で複数の音があるけれど主旋律は一つで、リズムも同じものでなのでしょうか。
ヘテロフォニー
異質な複数の音。不協和音をさすのでしょうか。世界各地の民族音楽のように確かに主旋律はあるけれど他はただリズムだけが一致しているようなもの。

以上は私なりの解釈です。ちなみに私の音楽の知識は、義務教育だけですので難しい説明はご勘弁願います。音楽の三要素程度のことしか知りませんので簡単にご教示頂けたら幸いです。

A 回答 (2件)

モノフォニーについては大体そんな認識でいいと思います。

モノフォニーはある意味、音楽のミニマルな形式です。ひとつ加えるなら、単一メロディーを複数の奏者(または歌手)が同時に奏でても、それはモノフォニーです。


ポリフォニーも大体そんな感じ。ただし注意点としては、「それぞれの旋律が等価」ということが挙げられます。それがホモフォニーとの大きな違いです。ポリフォニーをよりわかり易くする為に、まずはホモフォニーからご説明します。

ホモフォニーは、いわゆる「主旋律+伴奏」という形で成っている音楽です。メインの音にそれを支える単数もしくは複数の音がある形式で、そういう意味でそれぞれの音の価値・意義は対等ではありません。(どちらが上というのではなく、役割が違うという意味です。)
西洋クラシックの古典・ロマンの時代から始まり現代のポップミュージックやジャズの多くはこれだと言ってもいいです。なので、あまりに当たり前過ぎて、「音楽は主旋律+伴奏で成り立つもの」と信じきっている多くの現代人にはかえって理解しにくい概念ということもあるかもしれません。

これに対し、ホモフォニーと同じく複数の音で成ってはいるものの、それぞれの音の役割が等価なのがポリフォニーです。ホモフォニーは主旋律だけ奏でても成り立つ場合があるが、ポリフォニーは複数の等価な声部で1つの音楽を成しているので、どれか1つでも欠けると成り立たない、そんなところでしょうか。
バッハ(あるいはそれ以前)の時代には確立された表現法の1つでしたが、音楽が娯楽大衆化(ホモフォニーが好まれたというのもその1つの例)したモーツァルト等の古典の時代に一度衰退した表現法だと言っていいです。


・・・まぁ以上3つはどれも世の音楽に普通に見られるもので、当たり前と言えば当たり前の概念です。わかればそんなに難しい概念ではないと思います。ただし、1つの曲が必ずこれら3つのどれかに当てはまるというのではなく、部分部分でポリフォニー的だったりモノフォニーだったりします。


ヘテロフォニー・・・わかればそんなに難しくないとは思いますが、楽譜に記すことが前提の西洋音楽に根ざした現代の様々な音楽では、なかなか例を挙げたり説明したりしにくい概念です。洋楽なんかだと曲によって部分的にヘテロフォニー的な演出が成されていることも多いですが、曲の全面にヘテロフォニーが用いられた大衆によく知られた曲となると、なかなか無い気がします。

ウィキペディアの説明が割と簡潔なので、まずこれを読んでみてください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%86% …
複数の奏者が同じ1つの音形を奏でてはいるものの、それぞれがテンポやリズムを多少ずらす(時として音形自体を少しアレンジすることも)ことで、モノフォニーとは違った複雑な響きを生み出している形式、といったところでしょうか。それは「等価な、複数の異なった声部で成っている音楽」という意味でポリフォニーにも近い響きです。

ヘテロフォニーは、現代では少し凝った表現法として前衛的な作品で扱われることもあるようですが、世界的には古い民族音楽に使われていることも多く、原始的な表現法の1つとも言われます。どういうことかというと、モノフォニーというミニマルな表現があるとして、それを即興的に複数の奏者(歌手)が自由に奏でれば、ヘテロフォニーになるからだと思います。この即興的な趣が、前に述べた「記譜に根ざした多くの現代音楽と相反する」ということにつながってきます。


・・・簡単な説明になりましたが、意味がわかりにくい点があればご質問ください。

この回答への補足

私が聴きました曲は、おそらくバロック以前のポリフォニーと思います。旋律もリズムもそれぞれ別な独唱曲が同時に奏でられ不思議な感じを抱きました。その後中世になってヨーロッパに広がりフーガやカノンになった元の物と思います。

ヘテロフォニーは、良くテレビで団体様が聞くに堪えない下手な歌を歌っていますが、あれもヘテロフォニーですね。

まとめてお二人にお礼いたします。

補足日時:2012/02/07 14:43
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この回答へのお礼

ありがとうございます。少しだけ理解が進みました。

お礼日時:2012/02/07 14:43

モノフォニーの解釈は仰る通りだと思います。




モノフォニーに和音の伴奏が入ると、ホモフォニーです。
一つの旋律+伴奏です。
よくある様式ですね。

ヘテロフォニーは、複数人で同じ旋律を演奏する時に音程やリズムを少しずつ変える事です。
質問文のホモフォニーの所の解釈に近い感じだと思います。

ポリフォニーは、複数の主旋律が独立に動き、その掛け合いにより一つの曲となります。
バッハのインヴェンションが代表でしょう。(聞けば納得できると思います。)
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この回答へのお礼

ありがとうございます。少しだけ理解が進みました。

お礼日時:2012/02/07 14:33

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