
中国語を独学している初学者です。
目的語の位置について、ある参考書で以下の解説を読みました。
●「経験相“过”」の解説ページに・・・
目的語に修飾語がついて長くなるときは、目的語はよく文頭に置かれる。
1) 《铁臂阿童木》这本漫画我看过三次。(私は漫画『鉄腕アトム』を3回読んだことがあります。
次に以下の解説も見つけました。
●「アスペクト助詞“过”の特徴」の解説ページに・・・
動作の完了を表す動詞述語文の場合は、“过”と“了”を同時に用いることが出来る。
2) 午饭我吃过了。(昼食を私は済ませました。)
3) 《小花》这部电影我已经看过了。(『小花』という映画を私はとっくに見ました。)
4) 上海我去过一次了。(上海には私は1回行ったことがあります。)
1)の「長い目的語は文頭に来る」は“过”が使われるときだけかと、当初理解しましたが、2)3)4)の“过”と“了”を併用する場合も目的語が文頭に置かれている。
すると、「長い目的語は文頭に来る」というルールは“过”を使う時だけでなく、どの文型でも適用されるのでしょうか?
しかし、2)と4)の目的語は短いです。「“長い目的語”は文頭に来る」には当てはまらないと思うので、
2) 午饭我吃过了。→我吃过午饭了。
4) 上海我去过一次了。→我去过了一次上海。とはならないのでしょうか?
中国語で作文しようとすると、このあたりはすごく迷いそうです。
ご指南のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
「長い目的語は文頭に来る」は規則ではありません。
他の方の回答にあるように、倒置は強調の場合に使うことができます。
ですから「長い目的語を文頭に出してもよい」のです。
使わなくてもかまいませんし、使ったときに文を壊してしまうような場合には使わない方がいいわけです。
アスペクト助詞を含む助詞や補語(方向補語、可能補語、程度補語、様態補語)などを使うと、どうしても述語と賓語(目的語)などの関係が取りにくくなります。
その場合には、倒置により文頭に持って来れば、述語部がすっきりします。
「誰々は何回の何をどうした」よりは「何を、誰々は何回どうした」の方がわかりやすいと思います。
とてもわかりやすい解説をありがとうございます。
混乱していましたが、体系だった説明をしていただき疑問が氷解し大変助かりました。
本当にありがとうございます!!
No.1
- 回答日時:
これは「被动」です。
でも、「被」は省略されました。漫画『鉄腕アトム』は3回読まれたことがあります。
強調のためと思います。
baoshisanさんのコメントを読み、時間をかけて調べてみました。
7~8冊の中国語文法の参考書を見ていますが、目的語が文頭に来るのは、今回の質問での例の他にも幾つかありました。
1)様態補語の“得”を使い、動詞を繰り返さない場合、目的語を主語の前に出す。
例:汉语他说得很流利。
2)結果補語があり、動詞が目的語を伴っている場合は目的語が文頭に来ることがある。
例:那封信我已经写好了。
3)可能補語を使い、長く複雑な目的語を伴う場合は文頭に置く。
例:我星期天寄出去的信,星期二收得到吗?
などです。
いずれも、文法上のルールであり、「『強調』のニュアンスが付加される」、とは書いてありませんでした。
しかし、baoshisanは「強調」になる、と回答してくださったので、今回の質問の趣旨である、
>2) 午饭我吃过了。→我吃过午饭了。
>4) 上海我去过一次了。→我去过了一次上海。とはならないのでしょうか?
は、間違いではないが、強調のニュアンスが入るか入らないかの違い、という結論でしょうか?
もう少し、詳しく説明していただけると、baoshisanの言いたいことが正しく理解できると思います。
中国語で説明していただいてもいいですよ。
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