No.1ベストアンサー
- 回答日時:
さっそくのご回答ありがとうございます。ご教授いただいたサイトは完全には理解できませんでしたが、ぼんやりとは、わかったような気がします。
No.3
- 回答日時:
かつて、アポロ11号が月面に設置したレーザー光線反射板によるレーザー測距で、毎年3cm遠ざかっているのが発見された時、大騒ぎになりました。
衛星が高い軌道に移行するためには、加速されねばならないからです。
(通常、重力波の放射や星間物質との衝突によって減速=近づく事はあっても加速要因は考えられなかった)
そこで、潮汐作用によって海面の盛り上がった部分が月を引っ張る方向にズレて、地球の自転速度の減少が月の公転速度に転化するから、という説が提唱され、地球の自転速度の低下分を月の公転速度に転化しすると、遠ざかっている量に匹敵する、という計算がされました。
しかし、すぐにその説は否定されましたが、いまだにそれに代わる説がないためもあって、通俗的な解説には転載されてます。
検証しようとするとすぐに分かりますが、「満潮の盛り上がり」は確かにズレていますが、月の正中時から6時間もずれているため、月に対して90度横(対称)に近く向いてしまって引っ張ることはできず、「地球の自転速度の減少を月の公転速度に転化」するにしても、ごくわずかに過ぎません。
それでは、その自転速度のエネルギーはどこに行ったかというと、主に潮汐のための海水との摩擦や、マントル対流の抵抗に消えており、遥かに遠い月を、わずかに盛り上がった海面で引っ張ることで「転化」される量など、無視できるほどに小さく、とても先述のような計算は成り立たないのです。
その後、「宇宙は膨張しているのではなく、物体が収縮している」という説の証明として、月の遠ざかる量が得られました。
宇宙の果てまでの137億光年に毎年1光年加わるのと比例した距離だけ、遠ざかって見えるはずで、「3cm×137億=40万km≒月までの距離38万km」というものです。
この等価性の特徴は、物質が収縮するためには、物理定数が変化せねばならない、という点です。
物体が収縮するには、その基本定数であるプランク定数hが小さくなり、素粒子の持つ不確定的な広がりが収縮するのです(=等価的なcの低下による空間の膨張)。
この説によれば、宇宙の始まりは、ビッグバン理論のような「エネルギーの塊からの膨張」ではなく、「不確定性hの無限大(=無)からの収束」になるのです。
実は、相対性理論にしても、量子論にしても、認識体との相対によってしか存在は無い、という帰結を潜在的に持っています。客観的時空や絶対的存在はない、というものです。
認識性を除外した存在は、無=無限不確定性になります。全ての存在は、量子的な不確定性に基づいており、無限につめこむと存在確率の山が平らになって、無と等しくなります。
この「絶対無=不確定性無限」において、その無限のゼリーの中に、仮想的な認識体の断面を切ると、その認識体にとって相補的不確定性を伴う存在による宇宙が見えるのです。
月に置いてきた反射板1つが、宇宙論に大きな波紋を投げかけたのです。
物体が収縮している、などスケールの大きな話で、面白いですね。地球の自転が遅くなるから、というのが確定的な説でないとは、宇宙にはまだまだ謎が多いことがよくわかりました。
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