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勉強している本にこその説明でこの二つの文がありました。
(1)予防は健康のためにこそなれ、損になることは決してない。
(2)感謝こそすれ怒ることはあるまい。

文(1)の「なれ」と文(2)の「すれ」について説明していただけないでしょうか。
どうして「なれ」と「すれ」の形になっているのだろうか。
よろしくお願いいたします。
至急でお願いします。

A 回答 (4件)

「強調構文」とお考えになって下さい。



「こそ」が「強調」の助詞で、一定の構文を作るので「係り助詞」と言います。

まず「こそなれ」「こそすれ」の前後の文章を良く見て下さい。
「健康のためになる」「損になることは無い」とか、「感謝する」「怒ることはない」は、ほとんど同じ様な意味を言い換えた表現ですよね?

たとえば「とても得です。絶対に損はしません。」などを、強調構文で2つ並べて「得こそすれ、絶対に損はしない」と言うことで、文章が強調されるわけです。

「なれ」「すれ」は已然形と言う、日本語独特の形です。

已然形は、仮定形に近いものですが、日本語のややこしい部分の一つであり、「なぜ、そう言う表記になるのか?」と考えるよりは、「この様に表現する」と理解するしかないと思いますよ。
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この回答へのお礼

丁寧なご回答どうもありがとうございました。
とても勉強になりました。
そうですね、「なぜ」というより、それを覚えるべきですね。
どうもありがとうございます。

お礼日時:2012/05/14 15:20

まさに、勉強なさっている「こそ」に理由があります。



これは日本語の古文に関係します。
「こそ」には強調の意味があり、また文法としては
「こそ」が使われると、その言葉がかかる単語が「已然形」になるという法則があります。
係り結びの法則、と言われています。

他にも、「好きこそ ものの上手なれ」などということわざもあります。

ただ、現代文では「今日こそ早く帰る」などのように、「こそ」が使われていても変化しないので、分かりにくいかも知れません。

上の2つの文は、どちらも否定文です。
・予防は健康のためにこそ「なるけれども」、損になることは決してない
・感謝こそ「することはあっても」、怒ることはないだろう

肯定文では、昔の言葉でなければ見なくなった「こそ+已然形」ですが、否定文では今でも「こそ+已然形(いぜんけい)」が使われる事があります。
「こそ」の後が、前の文と反対の意味になっていて、「けれども」の意味の言葉が他にない場合は、この「こそ+已然形」を使うと思っていいんじゃないでしょうか。

専門家ではないので、もっと詳しい方がいらっしゃったら そちらを参考になさってください。
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この回答へのお礼

丁寧なご回答どうもありがとうございました。
とても勉強になりました。
どうもありがとうございます。

お礼日時:2012/05/14 15:18

間違っていたらごめんなさい。



なれ は自分のためになる の なるの変形
(1)予防は健康のためになるが、損になることは決してない。


すれ は他の人にする の するの変形
(2)感謝するが怒ることはあるまい。

じゃないですかね。変形という表現が正しいかどかわかりませんが…
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この回答へのお礼

早速のご回答どうもありがとうございました。
勉強になりました。

お礼日時:2012/05/14 15:17

    日本語古文の文法の「係り結び」の規則の一つに、「こそ」の後には「れ」がくる、というのがあります。



    これは現代文にも、その規則が残っている例です。
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この回答へのお礼

早速のご回答どうもありがとうございました。
勉強になりました。

お礼日時:2012/05/14 15:16

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