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質量mで半径がaの一様な球の直径回りの慣性モーメントは2ma^2/5である。
この球が重心速度vで接地面と滑らずに転がるときの運動エネルギーについて
重心速度vが関係するが球の半径によらないことを説明せよ。
という問題です。

これは高校の物理の考え方でも解けるでしょうか?
もしくは微分積分などを使わなければ解けないのでしょうか?
よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

>>球の表面の速さは、重心から見た床面の速さと同じだということです。


>>そしてこのことを、床との接点から見ると、球の重心が、 u=a・ω
>>で回転しているように見えるということです。
>の床の接点から見ると重心がuの速さで回転しているというところが
>ピンとこないのですがどのようなことなのでしょうか?
 
図を描いて見ると良くわかることが多いのです。問題を解くときには、図を描いて眺めてみる習慣を付けると良いですよ(量子力学の領域だと、図示することがほとんど無理なので、図が常に万能とは言えませんが、ニュートン力学なら、かなり強力な方法となります)。
 
添付図を見ながら読んで下さい。
 
Pは、球の表面の一点であると見ることもできますし、床の一点であると見ることもできます。添付図を見ればおわかりでしょう。
 
さて、P点を、Gから見ると 速さv=a・ω で右回転しているに見えます。
(ところで、図の瞬間、P点の速度は、明らかに球の接線方向ですから、床に平行な方向の速度です※。)
 
また、見る側から見られる側に立場を交換して見ると、P点から見て、G点は、点線で示した円(Pを中心とした半径aの円周)の接線方向(図の右向きの速度ベクトルの向き)に進んでいるように見えるはずです。
 
※G点と、床面と球との接点とは、どの瞬間でも、常に同一鉛直線上に有りますから、Gから見た床の速度は、常に床に平行な方向だということになります。
 
こうして見ると、Gの速度と球と床との接点の速度(=Gから見た床の速度)とは、同じ速さで、向きが逆なだけだということがわかるでしょう。
 
 
脱線しますが、ANo.3さんの解答は、指定されている解法の条件を満たしていないかも知れませんが、高校の物理の範囲でも理解できる、極めて優れた解(おそらく唯一の解)であることは間違いありません。出題者は、このような解答が出るのを予想して、わざと、条件を明示的に課したのでしょうか。
「大学の力学の問題を教えてください」の回答画像4
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この回答へのお礼

図をつけてまでお答えいただきありがとうございます。
理解できました。

この問題は大学院の問題なのできっと慣性モーメントも
理解しているということを考えての問題なのだと思います。
きっと基本的な問題なのでしょうが物理が専門でないため
わからない部分もありました。

詳しく説明していただきありがとうございました。

お礼日時:2012/08/12 00:00

一番簡単な答え



運動エネルギー
=(最初の高さの位置エネルギー)-(今の高さの位置エネルギー)
である(エネルギー保存則?)

この式に半径は登場しない

だから関係ないってのはだめかしら???
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>高校の物理の考え方でも解けるでしょうか?


 
今の高校では、慣性モーメントや剛体の回転の運動エネルギーは習っていないはずですから、その意味では解けません。でも、その意味を付記するなら、解ける問題の範囲です。
 
>微分積分などを使わなければ解けないのでしょうか?
 
以下に解を載せますように、明示的には微積は使わなくても解けます。ただ、その根拠を遡れば、微積は不可避になります。
 
この場合の運動エネルギーは、
(1)並進の運動エネルギー=重心(実質的には球の中心が重心ですね)の運動の運動エネルギー
(2)回転の運動エネルギー=重心の周りの回転の運動エネルギー
の2つの和になります。
(1)重心が床に対して移動する速さをvとすると、この並進運動の運動エネルギーは
 (1/2)m・v^2
(2)の運動エネルギー=(1/2)I・ω^2 ※
です。ωは重心の周りの回転の角速度です。
※ 高校では、慣性モーメント I はもちろん、回転の運動エネルギーも習わないです。(2)はだから、高校生対象なら、このように表せるとしなさい、と断る必要があるでしょう。
 
さて、重心から見た、球の表面の回転の速さuは
 u=a・ω
です。

 I=(2/5)m・a^2
でしたから(2)の運動エネルギーは
 (1/2)I・ω^2=(1/2)・((2/5)m・a^2)・ω^2
 =(1/5)m・(a・ω)^2
 =(1/5)m・u^2
となります。
aは消えてしまいました。あとはuがaに依存しない量であることを示せば良いわけです。
 
ところで、床面と滑らずに回転しているということは、球の表面の速さは、重心から見た床面の速さと同じだということです。そしてこのことを、床との接点から見ると、球の重心が、 u=a・ω で回転しているように見えるということです。
重心は床から一定の距離を保っているのですから、球の重心が、u=a・ω で回転している、ということは、実は球の重心の、床と平行な方向への速さが u=a・ω であることを意味しています。
何のことはない、
 v=u
になっているわけです。

こうして、球の運動エネルギーは
 (1/2)m・v^2+(1/5)m・u^2
 =(1/2)m・v^2+(1/5)m・v^2
 =(7/10)m・v^2
となって、vには依存しますが、半径aには依存しないことがわかりました。
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この回答へのお礼

詳しい説明ありがとうございます。

>球の表面の速さは、重心から見た床面の速さと同じだということです。そしてこのことを、床との接点から見ると、球の重心が、 u=a・ω で回転しているように見えるということです。

の床の接点から見ると重心がuの速さで回転しているというところが
ピンとこないのですがどのようなことなのでしょうか?
たぶん私が力学をわかってないからだと思いますが。。

よろしくお願いします。

お礼日時:2012/08/11 21:53

速度vで動くと回転速度はどうなりますか?


半径が小さければ、回転速度は大きくなり
大きければ回速度数は小さくなります。
反比例するのですね。
一方回転慣性に回転速度の二乗を乗じて回転運動エネルギーを
出しますよね。
そうしてエネルギーの式を立てると回転慣性にあるa^2と
回転速度にある1/a^2によって、半径aが消えるでしょ!
だから関係しないのです。
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この回答へのお礼

エネルギーの式はどのようなものですか?
知識がなくてすいません。。
よろしくお願いします。

またもう一つの回答ですが慣性モーメントを使わないといけないと思うので
解答としてはダメかもしれません。。

二回も回答ありがとうございます。

お礼日時:2012/08/11 21:57

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