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通知表の<学習の状況>という欄について教えていただければ幸いです。

*国語・・・・・・(1)筋道を立てて話したり、要点を落とさず聞いたりする。
         (2)相手や目的に応じ、段落に注意して文章を書く。

*算数・・・・・・(1)数学的な考えを身につけ、筋道を立てて考える。
        
小学四年生ですが、読書が嫌いでほとんど文章というものを読みません。
また自己中心的な性格なので人と会話する場合、自分の言いたい事を言う一方で
あまり相手の話を聞かない(いい加減に聞き流している?)きらいがあります。
そのためか<国語(1)>の能力が特に低いので、お母さんも気をつけてあげてくださいと
先生から言われてしまったのですが・・・正直難航しています。

上記の評価を上げる努力をしたいのですが、家庭での学習方法および適切なアドバイスについて
ご教授いただけないでしょうか。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

こんにちは。

教員です。

小学校での通知表の評価というのは、

1 ペーパーテスト
2 普段の授業で付ける点数
3 総合的な判断

大抵、この3つを合わせて評価を決めます。

そして、
国語の評価には、

1「関心意欲態度」
2「話す・聞く」
3「書く」
4「読む」
5「言語」

という5つの観点があり、

算数の評価には、

1「関心意欲態度」
2「数学的な考え方」
3「数量や図形についての技能」
4「数量や図形についての知識・理解」

という4つの観点があります。


1のペーパーテストについて

市販のテストには、「この問題は「話す・聞く」の問題、
この問題は「書く」の問題」など、問題の大きな番号ごとに、
評価の観点が教師向けには示されている場合が多いです。

国語の場合だと、物語文や説明文など、
一つ終わるごとにテストをすると思いますが、
そのテストをよく見てみてください。

「CDで○○さんのお話を聞いて、問題に答えましょう」
などであれば「話す・聞く」の問題ですし、
書いてあることについて聞いているような問題は、「読む」の問題です。

これは、「書く」の問題だな、などと考えながらテストを見ると、
お子さんの苦手とするところが多少なりとも見えてくるかもしれません。

2の普段の授業で付ける点数について

これは、ペーパーテストだけではなく、
例えば「音読のテスト」をしたり、
スピーチをしたり、
普段書く作文であったり、
発言回数であったり、
宿題であったり、
そういう日常のことにも、点を付けていくという意味です。

3の総合的な判断について

まず、担任から見た「印象」「主観」。
国語を頑張っているな、とか、
話すことが得意だよな、とか。
そういう、点にはならないけれど「印象」づいているものがあれば、
それも加味します。中学校ほど、点数がそのまま直結するわけではないです。

それから、昨年度の評価と比べて違いすぎないようにとか、
1学期は少し厳し目につけて、2学期は少し甘めにつけるとか、
そういう配慮もあります。

さて、前置きが長くなりましたが…家庭での学習方法ですね?

>*国語・・・・・・(1)筋道を立てて話したり、要点を落とさず聞いたりする。

1 「今日は学校で何したの?」「このキャラクターって、どんなキャラクターだったっけ?」など、
 勉強以外の内容で結構ですので、お子さんに、たくさん話をさせるようにしてください。
 うまく話せないからといって諦めず、話すコツを教えながら、回数を重ねてください。
 スピーチの練習ですね。
 特に、「いつ」「どこで」「だれが」「何を」を落とさないように話すこと、そして、
 「まず」「次に」「最後に」などを入れて話すことを意識させるといいと思います。
 国語の教科書に、そのようなことを学ぶ単元がありますから、探してみてください。「話す」ときの「コツ」が載っています。

 そして、「聞く」の方ですが、これは「話す」の逆です。お母さんがまず話をします。例えば、
 「今日の晩御飯はね、栗ご飯なの。ねえ知ってる?栗ってね…」など、自然に聞きやすい話題で。
 または、お使いなど、何か用事をしばしば頼んでみるとか。お使いを頼まれる時って、「ちゃんと聞い ていないと困る」ことになりますよね?そうすると、意識的に聞こうとしますし。
 失敗したら失敗したでいいのです。「ほらね、ちゃんと「何を」「どこで」を聞いておかないからでし ょう?」と教えてあげることが、実は勉強につながるのです。

>(2)相手や目的に応じ、段落に注意して文章を書く。
 お子さんが嫌がらなければ、手紙や日記を書かせてみてはいかがでしょうか。
 おばあちゃん宛てに手紙を書いたり、お父さんに伝言を書いたり。
 「書く」ということは、とにかく書く経験が少ないと、うまくなりませんから。
 
>*算数・・・・・・(1)数学的な考えを身につけ、筋道を立てて考える。
これは、例えば計算なら、「どうしてこの答えになるのか?」ということがわかっている、ということを評価するものです。
つまり、8+7=15、6+9=15、と、パッパと早く計算できる力(計算力)は、「3「数量や図形についての技能」」なのですが、
「どうやって考えて15という答えを導き出すか」がわかっているかどうか、ということが
「数学的な考え方」なのです。
8に2を足して10、7から2をかりて5、10と5で15、とか。

4年生なら、割り算の筆算あたりでしょうか?
答えだけあっていてもダメで、どうしてこの答えになるのか、
ということを、常々口で説明させるといいでしょうね。

あと、文章題の式の立て方もそうです。
どうしてこの式になるのか、ということですね。
こうこうこういう理由でこういう式を立てる、ということを説明させましょう。
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございました。

専門職の方に御回答いただき光栄です。
また家庭学習の具体的な方法を、くわしく丁寧に教えていただき大変参考になりました。

自分の指導力不足にいまは焦るばかりですが、少しでも子供が勉強に意欲を持てるように
努めたいと思います。

お礼日時:2012/10/20 22:21

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