初めて自分の家と他人の家が違う、と意識した時

私たち、日本人にはキリスト教や仏教でもない神道という特異な信仰が根付いています。それはいつ頃、なぜ私たちの信仰の対象となったのでしょうか。
また他の宗教と違い、教義などもないと思います。(あれば教えて下さい)にもかかわらず、何千年も大切にされてきたのはなぜですか。
そして、あなたがその「見えないもの」である神を感じる瞬間というか、触れるときはどのような時ですか。

A 回答 (3件)

 「アニミズム(原初的精霊信仰)」は日本に限らず世界中の古代社会には認められる現象として知られています。

深い森には木霊と呼ばれる神々が宿っているなどの形に表されています。この様な分野は民俗学や宗教学で扱われます。そしてその神々の言葉を伝えるのが巫女や神主などの神職とされ、彼らは神に奉仕する形で神のお告げを民衆に伝えることで、一般の人間とは異なる者との理解を持たれています。ここは仏教やキリスト教徒も似ています。何れも「神仏や精霊」といった「目には見えない存在」を崇めることで恩恵を受けたり、あるいは逆に罰を下されたりするなどの畏怖の念を抱く形です。
 僕は全くの無宗教ですので、そうした方々の気持ちを理解することは困難ですが、恐らくは占いやおみくじなどに見られる「最後は神頼み」であり、受験などに失敗した時などは「神も仏もないものか!」と恨み言を並べる気分なのでしょうね。
 もしそのようなものに縋るものがそばに来たなら、「ウザイ、虫酸が走るから去れ!」とその場を離れます。
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この回答へのお礼

とても丁寧な回答で、分かり易かったです。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2013/01/13 02:07

この世は神によって作られた。

これは多くの宗教に見られる世界創生ですが、神道においてはこの考えはありません。
『天地が初めて分かれた時、高天原に成り出でた神の名は天之御中主神。次に高御産巣日神。次に神産巣日神』つまり世界創生と共に“成り出でる”のが神道の神なのです。
神道には教義がありませんが、天然自然から哲理を読み解き、教義とする神道はあります。この代表が「教派神道」と呼ばれるものです。
しかし明治以来神社神道となってからは基本的に神道には教義がありません。
神道の変遷をたどるには「神道概説」(鎌田純一著、学生社)を参考にすればよいと思います。しかしその解釈は個人差もあると思うので、ここで断定的に書くのはよろしくないでしょう。
その章の冒頭には「縄文時代の遺跡よりそこに原始信仰の存在も明らかにされているが、縄文遺跡より見られる葬送方式、屈葬、埋葬場所などから見て、それと神道を直ちに結びつけることは現在のところ無理と見られる」とあります。
そして濃厚などを通じて共同生活の中で四季の変化に合わせて定例的に行われる祭りの中から神道に結び付く基礎が発生したと見ているようです。

これがなぜ現在で維持されてきたのかについても様々な見解がありますが、私の好きな高円宮憲仁殿下のお言葉があります。
「神道は一般的な宗教の概念だけではとらえられない、わが国の歴史と伝統とを踏まえた道徳、倫理、秩序、生活規範など、風土・生活に根ざした拾い意味合いを包含しています。・・神道は日々の生活の中で、自然との調和をはかり、また先祖や人々と共に生きていく、という日本文化の根本をなすものに深く関わりを持つものであり、わが国の、或いは世界の諸問題に我々が相対していく上で多くの示唆を与えることが出来るものだと思います」
多くの答えはこのお言葉の中から導かれるのではないかと思います。

生活の節目節目で、目をつぶり、或いは天を仰いで心を鎮めた時、心の中で神を感じていると確信しています。
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この回答へのお礼

非常に神道、宗教についてお詳しいのですね。また、分かりやすく説明していただき益々この事について興味が湧きました、自分でもっといろいろ調べようと思います。
どうもありがとうございました。また機会があったらよろしくお願いします。

お礼日時:2013/01/13 02:10

神を感じるときはありませんね。



元妻がどっぷりハマっていて

神のお告だと離婚をし

また神のお告だと息子を家から追い出しました。

全く神だのお告げだのあるわけないのにね。
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この回答へのお礼

それは災難でしたね汗
回答どうもありがとうございました。

お礼日時:2013/01/13 02:06

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