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こんにちは。
中学の理科で分からない所があります。

「温暖前線の前方であまり強くない雨が長時間降り続く」

とあるのですが、どうして前方なのですか? 雲がそこに出来るのですか?

あと、寒冷前線の場合、後方に降るのですか?

回答よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

Wikipedia・温暖前線:


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%A9%E6%9A%96% …

そこの図解:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1% …

この図解で、「地表を示す黒線」と「寒気と暖気の接触面を示す赤線」の
交点が、概ね「天気図に図示される前線」にあたる、と考えて下さい。
(本来は「寒気と暖気の接触面」(=かなりの幅を持った領域)が前線になる
 わけですが、実際に地上での気温変化によって「前線の通過」を観測する
 場合、見かけ上はそこが前線になる、と)

上記サイトでも説明されている通り、温暖前線は
 「(冷えているために重い)寒気」の上に
 「(暖かいために軽い)暖気」が
乗り上がる形で形成されます。

この場合、下側の寒気は、ちょうど「ビニール袋を端から押さえていって、中の
空気を抜く」のと同じように、徐々に押しやられていく形になります。
このため、寒気と暖気の接触面が【前方に】広範囲に広がることになるので、
「あまり強くない雨が長時間降り続く」ことが多くなります。


一方、寒冷前線の場合は、
 「(暖かいために軽い)暖気」の下に
 「(冷たいために重い)寒気」が
もぐりこむ形になります。

この場合は、「軽い掛け布団」と「重い敷布団」を横に並べた状態から、
「重い敷布団を掛け布団の下に押し込む」のと同じような形になります。
このとき、押し込まれていく寒気の先端は、押しつぶされたように丸まって
いくことになるため、前線の幅は温暖前線よりも狭くなります。

但し、下記図解では、降雨が発生するのは前線よりも前になっています。
これは、「寒気と暖気の接触」そのものではなく、寒気のもぐりこみによって
「押しやられた暖気の急激な上昇気流」によって生じた積乱雲が降雨の
主因となった場合のものです。
(条件次第では、地上の前線部分よりも後に続く「寒気と暖気の接触面」
 による降雨もあるはずなので、その場合は前線の後方に降る、ということ
 になります)

Wikipedia・寒冷前線:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%92%E5%86%B7% …

そこの図解:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1% …
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この回答へのお礼

素晴らしい回答ありがとうございます!

とっても分かりやすいです(ToT)
おかげでとてもよく理解できました!!

お礼日時:2013/01/12 21:14

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