
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
漢和辞典でなくて中国語辞典ひいてみれば、
「多い」という意味は見当たらないようですが。
「多いか少ないか」から「多さ・少なさ」のほか、
「少し、いささか」という意味もあります。
ですので、中国語原義はさておいて、「多少」の
部分だけ考えてみても、日本語の場合でも意味は
はっきりしないと言えると思います。
「これについては多少の意見があります」と言えば、
自分としては結構な意見だけど、相手にしてみれば
小さいことかもしれない。
「多少は考えて欲しい」も、そうですね。
「多々」>「多少」>「少々」にしても、
「多々」ですら、日本語は「少なく思いたい」場合に
使われますね。「ご意見は多々ございましょうが」
って、全然たくさんあるとは思いたくないと
言わんばかりだし。(笑)
あげる立場は「多少」とはあまり言わずに、もらう側が
使うので、「多少」は「少なくてもいいから」と
いう意味合いがするのでしょう。
「多少なりともお手伝いしたい」場合も、建前という
響きがしますね。
なるほど。
確かに日本語で使う際にも「多々」「多少」「少々」の意味ははっきりしませんね。
その言葉を使う側と、聞く側では意識が違うというのが、改めて認識できてとても興味深かったです。
ありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
#1です。
#4さんのご回答を読んでいて思ったのですが、結局多少の意味は、通常の使用方法においても
「多いか少ないか」
という意味ということになりますね。
で、
「たっぷりある」
ときは、こんな「多いか少ないか」なんてあいまいなことは言わないので、自然と「多少」という言葉を使う場面が
「少なめの時」
使用頻度が上がる、ということのようですね。
ということで、私が納得してしまったまとめ。
1.「少ない」ということが前面に出ているということはない(意味)
2.けれども、「少ない」ということを言うときに使うことが多い(使用頻度)
1と2の差異をご理解いただけると幸いです。
少なめの時使用頻度が上がるから、それ(「少ない」ということを言うとき)を耳にする(口にする)機会が多いのですね。
よくわかりました。
ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
なんとなく分かったような気がします。
「いくらか」といったとき、日本人はそれを少ない方向で解釈し、中国人は多いほうで解釈する、・・・そんなところかもしれませんね。
No.2
- 回答日時:
漢和辞典をひいてみました。
「いくらか・少し・若干」という意味を持つのは日本でだけのようです。元々の(中国語の)意味は、
(1)多いと少ないと(同義語・多寡)
(2)多いか少ないか。どのくらい。いかほど
(3)多い。少はそえただけで意味がない。
と、なんと日本とは逆に「多い」だけが残った使い方もあるようです。
なぜ日本では「少ない」の意味が残ったのか、わたしも興味深く思います。
全然「回答」になっていないのですが、中国語では逆の意味に使われていることを知ったので、書いてみました。
参考:角川新字源(角川書店)
No.1
- 回答日時:
すみません、私には質問の前提に同意をできないのです。
「少ないこと」だけを言いたければ「少々」といえばいいのだと思うのです。
「多少」とは「いくらかの」「多いか少ないか、どちらかの」という意味だとして、私は使っております。
「多少…」と書いてから、文面とこの「多少」があっているか考えて「少々」がよければ書き直しますし、「多々」がよければそうします。
単なる混同だと思うのですが、それではお気に召しませんか?
この回答への補足
ご回答ありがとうございます。
「多少」を辞書で調べてみたところ、「多いか少ないか」という意味ものっていましたが、副詞として「すこし」という意味でものっていました。例として「多少多めにする」というような使い方が載っていました。この場合、「ちょっとだけ多くする」というような意味となって、「少ない」という意味が前面にでているような気がするのですが、どうでしょうか?
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