「お昼の放送」の思い出

討論番組をみて、共産党の主張にも一理はあると思うときもあるのですが、もし日本共産党が政権与党になれば(あくまでも仮定ですが)、外交・防衛・経済・福祉・天皇・報道・市民生活の面で、具体的にどのような国になるのでしょうか?

よく言われるように、今の北朝鮮や文革時代の中国のような暗黒時代、すなわち、この世の生き地獄になるのでしょうか、それとも、この世にうらやむ物は無い地上の楽園になるのでしょうか?

からかっているわけではありません。共産党をよく知りたいので、宜しくお願いします。

A 回答 (11件中1~10件)

 共産党が政権与党をとる状況ということは、世間で革新的なリベラル派が多数を占めていると考えられます。


 外交の面では、アメリカ重視から国連重視になり、国連の決定がなければ自衛隊の海外派遣は行わないようになるでしょう。
 自衛隊がなくなることはないでしょうが、予算はかなり縮小されるでしょう。防衛庁の位置付けはうんと下げられるかも知れません。
 経済的な部分では、累進課税の強化と生活保護基準の引上げで労働意欲の減退が起こり、経済活動の不活性化が予想されます。肉体労働者が減って経済基盤が弱体化することも考えられます。
 福祉はかなり改善されると思います。財源はどこから来るか分かりませんが。
 天皇問題は触れないと思います。触ると爆発する地雷みたいなものですから。
 報道については全く予想できません。自主規制が強くなるかも知れないし、報道の自由が強化されるかも知れないし。どちらかでしょう。
 共産党だろうと民主党だろうと既得権にこだわらないところ(そんな党があるかどうか知りませんが)が政権与党になれば市民生活はかなり変わると思います。
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この回答へのお礼

よく分かり、本当にありがとうございました。そうするとたとえば同じ企業の中で、まじめに働く者がバカを見、うそばっかり言ってサボるやつが楽をする(少なくとも実際に働いた分以上の見返りが得られる)世界が来るのかな?天皇問題についても分かりました。でも、笑ってしまいました。

おおむね今の日本では共産党が政権をとっても色々な面で今以上良くなることはないのでは、と感じました。

お礼日時:2004/03/10 17:00

> 一体何を理想とし、何を主張する政党かますます分からなくなりました



共産主義は、本質的には急進的な平等主義だと思っています。資本主義社会における不平等の
発生原因を資本の私的所有にあるということで高度に理論化された平等主義が共産主義です。

ですので、共産党が政権をとったなら、平等化と資本の国有化・公有化を推進する政策を
打ち出すはずです。前者については累進課税の強化ということが考えられますが、私は後者との
からみもあって、課税対象を収入から資産に移そうとするのではないかと思います。
固定資産税・相続税・贈与税の強化です。(固定資産税は国税化します。)
こちらで十分な税収が得られれば、所得税・消費税の減税もできますし、人気取りには丁度良い
のではないでしょうか。財産権の侵害=憲法違反という声はあがるかもしれませんが、解釈改憲は
日本のお家芸でしょう。

当然、資本は海外へ流出しようとします。政権側はそれは阻止しなくてはなりませんから、
外国為替管理の強化・非自由化・非国際化は必至です。かくして共産党政権は資本との間に
強い緊張関係を生じます。

ソビエト政権末期、「人類共通の利益は階級の利益に優先する」として「新思考」外交を進めた
ゴルバチョフ政権を、日本共産党は誤りだとして非難しました。幸か不幸か、ソ連邦がゴ政権
もろとも消滅してしまったままに、この非難は現在に至るまで撤回されないままです。つまり、
日本共産党の主張に従えば、階級の利益は人類共通の利益に優先するのです。(というか、
「人類共通の利益」など無いという主張かもしれませんが。)こんな考えで外交政策を進めた
場合、味方になってくれる国は、現在の世界にはありません。外交面でも緊張が生じます。

共産党政権は、恐らく教育に力を入れようとすると思います。共産主義の基本的な考え方を
中学生・高校生に教え込みます。急進的な平等思想を身につけた若者が数年でできあがります。
彼らの前にあるのは、理想には至らない現実です。そんな現実を前にした若者がどのような
行動をとるのか。それに対し、政権はどのように対応するのか。

歴史上、革命政権は内外ともに多くの軋轢に直面してきました。そんな時、しばしば採られた
方法は、スケープゴートを仕立て上げ、問題の発生原因をすべてなすりつけるというものでした。
「革命の敵」・「人民の敵」と呼ばれた多くの人が犠牲となりました。日本共産党は穏健な
政党だと思います。しかし、危機に直面した時に「国民の敵」を仕立て上げないとは断言できないと
思います。単なる憶測・中傷だと言われるかもしれませんが、一つには彼らの思考様式に問題が
あるように思うのです。「どちらが得か」を選択する政策ならば、負けた方は不利益を押し付け
られるだけです。しかし、「どちらが善か」を選択する政策では、負けた方は「悪」のレッテルを
貼られてしまいます。「この世の地獄」が出現しないとは言い切れません。

以上、かなり悪い方のシナリオです。必ずしもこうなるとは言えませんが。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。もし、今以上に固定資産に対する課税の強化が実施されたら、日本政府が国民のためを思って今まで推進してきた持ち家制度とか、念願のマイホームを夢見て一生懸命働いてきた労働者の希望とかが絶望的になるということになるのでしょうね。日本人の土地に対する気持ちは諸外国の比ではないほど強いと聞いたことがありますが、そうなると土地一揆がおこるかもしれませんね。また、スケープゴートについてですが、少し論点は外れるかもしれませんが昔、国内の不満のガス抜きで当時国内に住んでいた半島出身者を差別し、一種のスケープゴートにしたことがあると思います(関東大震災発生時の朝鮮人虐殺事件など)が、これに近いことがまた起こる社会になるのでしょうね。クワバラ、クワバラ。

お礼日時:2004/03/11 11:51

時代と共に言葉とは変わるものです。

現在の“共産党がイコール共産主義”では無いと思います。とは言え、おいそれと党名を変える訳にはいかないので“共産”なのだと思います。

ベンチャー企業が競争に勝つために特色を持つように、亦、時代を先に行こうとするように、小規模の党故に発言・行動できる事があると思います。問題なのは世帯が大きくなり、力を持ったときに何ができるかであり、其の時に其の“一理”を実現できれば本物なのではないでしょうか。

だた、多くの方が“共産”の意味も知らずに、“共産”の言葉も聞かずに、臆病になり、排他的になってしまう日本においては、其の日を迎えるのに多くの時間が必要でしょうが。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。私は日本共産党は共産主義を信奉する政党だと信じていたのですが、そうじゃなかったんでしょうか。この党がますます分からなくなりました。すみません・・・

お礼日時:2004/03/11 11:15

やはり自衛隊がいちばん難しい問題だと思います。


政権与党になるときには、まず自衛隊のトップに共産党をよく理解する人に就任してもらいます。
主要なポストすべてです。
つまりホンネとしては、軍備は否定しないと思います。
「非同盟・中立」です。
安保を廃棄したときに、やはり無防備では無理だと思うのです。
自衛隊の解消の前に、憲法改正があるかも知れません。

民主主義はどう実現されるか、が、もっとも大切なことだと思います。
どんな政党が共産党と組むでしょうか?
共産党は対してどのように変わることができるでしょうか?

以下民主主義関連

総選挙のとき全国の小選挙区に立候補してどうする。
推薦という方法はないのか?
たとえば東京の川田えつこをどうして推さないのか。

セクハラ問題が起こったとき、きちんと本人に記者会見させて処分できるか?
プライバシーの前に秘密主義ではないのか?
飲酒問題についても適切に対処できるか?

3.20の集会をわざと分裂させてどうするのか?

まだまだ課題は多いと思っています。

まあ、共産党のホームページに掲示板ができて、それをうまく運用できたら、可能性はあるかな?

参考URL:http://www.worldpeacenow.jp/
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この回答へのお礼

共産党はたしか非武装中立を主張していなかったでしょうか。実は私もそれは非現実的な机上の空論でしかないと感じていたのですが、やはり無理でしょうかね・・・。もっとも世界中が一斉に軍備を放棄する日がくれば別でしょうけど。でも、仮に政権与党となった場合でも、社会党のように自己矛盾を起こして空中分解せず、最後まで徹底的に今まで主張したきた理想論をとことん追求してほしいのものです。それが日本共産党の真髄だと思いますが。ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2004/03/11 11:11

過去に政権を取ったイタリア共産党の例では.結局.内容が変わりませんでした。


つまり.既存の方針を急激に変化できない(行政などが混乱する)のです。ほとんど代わらないでしょう。

なお中国の例を挙げていますが.当時現地で遊学していた人々(国費留学生)の内容では「共産党の名を騙る帝国主義社会である」ということです。つまり.現在の自民党の前身である人々の考え方とまったく同じです。
中国の多くの知識人は.戦前日本で遊学し.大日本帝国のあり方を理想として.学びました。結果的に.ソ連の資金が得られた人々が政権を取り.大日本帝国を理想として政治を担っていったのです。
大日本帝国時代の政治の考え方は.日本の支配下にあったアジア諸国では広く浸透しています。現在では失脚していますが.インドネシアやパプアニューギニアの首相が強い影響をうけています。
ご指摘の「暗黒時代」は.大日本帝国として日本が行っていた政治を.日本を学んだ人々が母国にもちかえっただけに過ぎません。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。中国の指導者は戦前の日本を理想としていたのですか・・・。なんだか複雑な気持ちになりました。

お礼日時:2004/03/11 10:58

#1です。



議論をするつもりではないのですが、#6さんの回答は趣旨がずれているように思います。

質問は「共産党が政権与党になったらどうなるか」であって「共産党は政権与党になったらどうするつもりか」ではありませんし、「共産党が独裁権力を握ったらどうなるか」でもありません。

仮に共産党中央が#6さんがおっしゃるような意図を持っていたとしても、それが実現するかどうかは別の問題です。
何かの拍子に共産党が政権与党になったとしても、
その次の選挙、或いは選挙法を改正するまでに党直属の人民軍や秘密警察を組織できるとは到底考えられません。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。参考になります。

お礼日時:2004/03/11 10:52

表面だけを見ていては共産党の本質は見えません。

共産党は前衛政党であり、共産革命のためには真実を隠します。民主集中制により真実は党中央にしかありません。政権をとった暁には、現在のプロパガンダとはまったく違った政権になるでしょう。

まあ党直属の人民軍ができるでしょうね。共産主義にとって国家は党のための道具です。当然、その実効部隊としての軍隊は不可欠です。また秘密警察も彼らにとっては不可欠な道具です。すべては党に権力が集中します。
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この回答へのお礼

うーん、そうすると共産党がよく自民党を批判するときに、「密室談合政治」と罵倒していましたが、自身もそういう可能性があるのですね。そういえば、たしか不破委員長から現在の志井委員長へ世代交代するときも、自民や民主のように党員による選挙で選ばれたのかどうか、なぜ志井氏が選ばれたのか(もしそうだったら選挙結果はどうだったのか)、公開されていないように思いますね(赤旗新聞を購読していませんので、はっきりと断言はできませんが)。ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2004/03/11 10:51

共産党はとりあえず、現在の憲法を認めています


つまりこれは、特に天皇や自衛隊問題も容認?したということなんですが、ただ、将来、共産党が政権をとった場合は、国民の総意の元に憲法を共産党の憲法にするつもりのようです。つまり自衛隊、天皇の存在については、共産党が政権をとることが出来る社会情勢ならば、共産党が主張する憲法の内容に賛成すると思いますから、改憲も可能ということだと思います
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この回答へのお礼

なるほど、そうすると共産党は社民党と同じように、反戦平和を唱え、現行憲法の一字一句も変えてはならないと主張する護憲派と思っていましたが、ある意味では改憲派だったんですね。ありがとうございました。

お礼日時:2004/03/11 10:42

#1の方とほとんど同じ意見ですが、付け加えますと、日本を恐怖政治によって地獄にできなければ、共産党自体が変化して社民党のようになっていくと思います。

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この回答へのお礼

ありがとうございました。実は日本共産党に対する質問同様、社民党に対しても、一体どのような国にしたいか、抽象論ではなく具体的に各項目別に聞きたいと思っています。社会党時代にはソビエト型国家建設をめざしていたのかな、と思っていたのですが、社民党に党名変更したのを契機になんだか、単に「女」をアピールするだけの政党になってしまったような印象があるのですが・・・。いっそうの事、似たような性格(と、見える)共産党と合流して新たな革新(本当に革新といえるか疑問ですが)政党をつくる計画はないのでしょうか。

お礼日時:2004/03/10 16:47

この質問は難しいですね。


「あの」市民派を標榜し、宗教団体を母体とする(かなり反感買う言い方ですが…)公明党も与党に入れば主張が変質してしまっています。
前提として、共産党単独過半数・単独政権、というとてもとても
非現実的な条件が必要ですが、シミュレートしてみると…

・外交
 これはあまり変化しないと思います。
 アメリカと喧嘩しても仕方ないくらい共産党も分かっていると思いますので、せいぜい在日米軍や自衛隊派遣問題で摩擦が増えるくらいだと思います。
・防衛
 自衛隊の存続の問題が出てくると思われます。
 しかし、自衛隊を無くして国防が成り立つのかと言う事を考えた場合、代案がありませんのでそのままになる可能性も捨てきれないですね。。
・経済
 閣僚次第ですが… 国家が統制する経済にはしないと思いますし、出来ないと思います。
・福祉
 財政が傾くほど、福祉に金をつぎ込んで自滅… という可能性が高いですね。
・天皇
 天皇制廃止、まで突っ走るとは思えません。
 そもそも、それには憲法の改正が必要ですから決定権は国民にあります。

と、中途半端な分析ではありますが、自民党などとはちょっと変わった視点で似たようなことを実行する政権になると思いますよ。
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この回答へのお礼

ご意見ありがとうございました。#1の方の場合と同じなのですが、一体何をめざそうとする政党なのか、うーん分からなくなりました。賛否はともかく、日本共産党だけは他党と違って、何と言われようとも、とことんまで自分の理想を追求する政党ではないかと思っていたのですが・・・。これだったら、現実追認主義で自民党と大して差はないですよね。本当にありがとうございました。

お礼日時:2004/03/10 16:37

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