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バインダとして研究に使用しているのですが、沸点がわからないので何℃まで上げればよいかわかりません。
融点は200℃強だという事はわかったのですが、沸点は何℃なのでしょうか?

A 回答 (5件)

合成高分子にも沸点とか融点とかってあるんでしたっけ?



軟化点とか、そんなのだけだった気がしますが・・・。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
軟化点から調べてみます。

お礼日時:2004/03/21 10:44

どのような目的で沸点がお知りになりたいのか分かりませんが、ポリビニルアルコールには沸点は存在しません。


温度を高めていくと、沸騰する前に熱分解してしまうからです。

この回答への補足

回答ありがとうございます。
やっぱり沸点はないんですね。
熱分解とはどこまで分解されるのでしょうか?

補足日時:2004/03/21 10:44
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殆どのポリマ-は 350℃ くらいで熱分解しますね。

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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
思っていたよりずっと低いです。
参考にさせてもらいます。

お礼日時:2004/03/23 10:23

>熱分解とはどこまで分解されるのでしょうか?



熱分解挙動は、酸素が存在する雰囲気中なのか、存在しない雰囲気中なのかによって異なります。

酸素が存在する雰囲気中の方が低い温度で分解します。

高分子の熱分解は、脱水反応による炭化と高分子の主鎖が分解する反応が並行して起こります。

主鎖が分解する反応はランダム分解反応とジッピング分解反応とに分かれます。

分解反応中に主鎖に生成するラジカルが安定なほどジッピング反応によって分解し、モノマー構造の分解ガス(ポリスチレンならばスチレン)が発生します。

ランダム分解では2量体から3量体程度のものが発生します。

ポリビニルアルコールの場合は脱水反応による炭化とランダム分解が並行して起こるものと考えられます。

酸素が多いと炭化への反応比率は小さくなります。

ポリビニルアルコールを昇温していくと200℃過ぎから徐々に分解して減量していき500℃程度で、ほとんど残渣がなくなるほどに分解してしまうと思います。
最も分解が激しいのはNo3さんが示されている350から400℃くらいではないでしょうか?
(確証はありません。)

有機物が完全燃焼すると炭酸ガスと水とに分解されますが、通常の熱分解では炎を伴わないので、十分な熱量が供給されずに、炭酸ガスにまで至らない複雑な化合物が発生します。
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この回答へのお礼

詳しい説明ありがとうございます。
勉強になりました。

お礼日時:2004/03/23 10:24

バインダとして使用する場合,融点がわかっていればよいと思いますが?融点が200℃強なら,220~250℃程度にヒーターを加熱してやれば,溶融しますよね.細かい数字はヒーターの構造によりますね.



しかし,温度を上げすぎるとバインダが流れたり飛んだりしてしまいますよね.そのあたりは,お使いのポバールを使って,DTAなどの熱分析を行う必要があると思いますよ.わずかな添加剤で,分解温度は変化しますから.

あと,念のためですが,ポバールで間違いないですか?ポバールは水溶性ですよね.たまに,ポリ酢酸ビニルを「PVA」と書いてある場合もありますが・・・
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
今回使用している物質は焼くことでくっつくので、バインダが必要なくなります。そのため温度を上げバインダを蒸発させようと思って質問しました。
でも皆さんの助けから文献を調べた所、いろいろ分かり問題は解決しました。
回答してくださった皆さんありがとうございました。

お礼日時:2004/03/26 00:18

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