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質問させてください

手のひらを返すという言葉ですが

広辞苑によると「がらりと態度を変える」という意味の言葉だと思いますが
皆様はどのような形でお使いでしょうか?


私としては、良い→悪いという意味で使い、
逆に悪い→良い
では使ってみて違和感のある言葉なのですが、
ただ単にわたしが使いなれないだけなのでしょうか?

手のひらを返すように冷たい態度をとる
のように、
悪いほうに一転した。
という意味で使わないと、しっくりきません。


きちんとした日本語を覚えたいと思いますので、
悪い→良い の 手のひらを返すの文例ありましたら
教えてくださいませ

ご存知の方、お願いいたします

A 回答 (4件)

「手のひらを返す」あるいは「手の裏を返す」は、“態度”の前後が「良い→悪い」と「悪い→良い」の両方に使えるけど、態度を豹変する人を暗に非難している場合が多いように思います。



必ずしも「良い→悪い」ではない例を幾つか拾ってみました。
1.彼は手のひらを返したように、さっきとまったく違うことを言った。
2.試合前、あれだけバッシングしていたメディアが、 日本が勝利した途端、手のひらを返して、ほめまくった。
3.高飛車な態度をとっていたタレントが,手のひらを返したように丁寧な言葉遣いになった。
4.女房は手のひらを返すように軟化し、一応最終戦争は回避されました。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます

暗に意味があるとのこと。
言葉の意味以上に意味があると、
日本語は本当に難しいですね。
いまだに、知らない言葉ばかりです。

いただいた文例、
大変参考になりました。
こうして文章として、言葉を覚えると、
変な使い方をしないで使えそうです!
繰り返し復唱させていただきます

お礼日時:2013/05/31 13:43

この表現は「言葉や態度などが、それまでとがらりと変わる」という意味ですので、良い場合にも悪い場合にも使えます。


ただ、「変わる」という行為自体に、「一貫性がない」という否定的な要素が必然的に含まれているために、悪い場合にのみ使っているようにお感じになるのではないか、という気がします。
「今まで口汚く相手を罵っていた彼は、自分の過ちに気づいた途端、手の平を返したように敬語を使い出した」
といった例文においては、敬語を使うのは良いことだと思いますが、態度を豹変させた、ということ自体に対して(一貫性がないため)良くないイメージがつきまとうのでしょう。
  
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
大変参考になりました。

よく耳にする言葉のはずが
やはり意味をしっかり理解しておらず使用していたことを痛感しました。

文例や、意味をしっかり捉えた上で使いたいと思います
ありがとうございます

お礼日時:2013/06/02 14:19

手許の「広辞苑 第2版」では、「手の裏を反す」の用例で、「急に、がらりと様子のかわるさまにいう。

手を反す。」として、「枕草子」の「にくきもの(嫌だ、好きになれない様子)」の章文を引用し、また日葡辞書での例文を上げています。

「Teno vrauo cayesuga gotoku cauaru fitogia. (手の裏を返すが如く変わる人ぢゃ) あの人は手のひらを裏返すのと同じくらい変わりやすく、心をひるがえす人である。」(「日葡辞書」)

このように「手の裏=心中/狙い策」を素早く見せたかと思うと突如伏し隠すような態度から、つまりは「てがえし【手返】(3)てむかい。抵抗。反逆」にも繋がることでしょう。
はたまた、善く言ってもせいぜい「Tegamaxij. テガマシイ(手がましい) てのじっとしていない(人)、または落ち着きのない(人)」のニュアンスがこもってもいるようです。

ですから「すばやく心をひるがえす人」や「手がましい」ことが「良い」ことだとは思えない限り、「悪い→良い の 手のひらを返すの文例」などは探し様がないでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

言葉の成り立ちが分かり、すっきりしました!

こうしてひとつひとつ言葉の意味を知ると、
正しい日本語は使える気がします。
ありがとうございました。

お礼日時:2013/05/31 13:40

> 「手のひらを返すように冷たい態度をとる」 のように、悪いほうに一転した、という意味で使わないと、しっくりきません。



 どちらかといえば、そういうイメージで使われるのが多いということは言えそうに思います。

 しかし、広辞苑の定義にあるように、本来は 「それまでとは打って変わって正反対の態度をとる」 という意味なので、「悪い→良い」 という場合に用いられることもあり得ます。

 「私が名乗った途端に、それまでの無愛想な態度を一変させ、掌を返したようにニコニコ顔になって、歯の浮くようなお世辞を述べ立てたのだった」 みたいな使い方もあり得るはずです。

 要は白が黒に、黒が白になるように、真反対の状態になることをいいます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
大変参考になりました。

最近は、色々な方の文章えお
インターネットを通じ
目にすることが増え、
「あれ?」と思うことも多く、
質問させていただきました。

しばらく自身でも文例を探しながら、
身につけたいと思います

お礼日時:2013/05/31 13:46

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