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新築(建替え)予定で屋根について勉強中です。
地域は南関東で温暖な上、日当たりのよい立地ですので
夏季の断熱対策を優先して、屋根を決めることにしました。

自分なりに検討し、下の理由で屋根はアルミしかないという結論に達しました。
・夏季の断熱性能に極めて優れている。
(反射・輻射比率と波長特性、放熱性の高さ等)
・軽量のため構造材に負担をかけない。
・耐久年数が長い、メンテナンスフリーに近い

欠点は素材がガルバに比べると少し高いことですが、アルミ折板・波板にすれ
ば施工が単純なためコスト・雨仕舞・堅牢性について有利と考えています。
アルミ折板・波板屋根は、スタジアムからガレージまで大小様々な施設で大量
に採用されていることからもコスト・性能面で大変優れているに違いないと思う
のですが、個人向け住宅では殆ど(というより全く?)見たことがありません。

アルミ折板屋根が戸建で採用されないのは何故なんでしょう?
これが第一の質問です。

次に見た目、見せ方の工夫について
屋根をアルミ折板にすると言ったら「工場みたいな屋根なんて嫌!どんなセンス
しているの?」と家族の猛反対にあうのは正直、目に見えています。
しかし、モダニズムかぶれではありませんが、極めて優れた素材なら工夫次第で
必ず美しくかっこよくできると信じているのですが
実例がないと説得力もありません。

和風洋風問いませんアルミ折屋根で、これはCOOL!という実例があったら教えて
ください。

A 回答 (8件)

アルミ折板屋根とありましたが、アルミの型枠を使ったガルバリウムの屋根材を使った折板屋根と思います。




アルミ単体の材料では、屋根材には不向きです。

その理由をご説明します。

1 アルミは鉄に比べて、力の耐久性がない。
 アルミ材は、鉄に比べて、柔らかいため、同じ加工した場合でも力の耐久性に乏しい。

2 アルミを曲げ加工するとそこに薄い筋が出来る。
 アルミ材を曲げ加工するとその力のかかった部分が変形して筋ができます。
 この部分をよくみてみると、ちいさな亀裂が発生しています。

3 アルミ材は、曲げたり、その部分を元通りに使用とするとすぐに亀裂が発生して、破断してしまいます。
 屋根材に使用する場合、必ず、つかんで立ち上げる、材料をおこすなどの加工を現場でしなければなりませんが、その場合に、アルミの単体の材料では、亀裂をおこしたり、破断したりして、雨漏りの原因になるために使用できません。

4 アルミの材料の価格が高い。

5 アルミに焼き付け塗装することが難しい。
アルミの塗装としては、電解発色、これは、アルミサッシに使われています。
焼き付け塗装などがありますが、屋根材に使用する場合は、焼き付け塗装となります。

以上のような理由で屋根材には、金属瓦、アルミインゴット瓦ぐらいしか使用されていません。

ご質問の方は、ガルバリウムのアルミの合金の材料をアルミと間違えてお考えになっているものと判断して、これから先の文章は、ガルバリウム鋼板の折板屋根についての質問としてお答えします。

私どもは、ガルバリウムなどを専門に使用しているものです。

ガルバリウムの折板屋根が住宅に使用されない理由
1 トタン時代のイメージがあり、折板屋根は暑いというイメージがある。

 これは私どもも最近、放射温度計で測って驚いたことですが、トタンのシルバー色のセッパンとガルバリウムのシルバー色のセッパンでは、屋根表面の温度が10°以上違ってきます。

2 複雑の形状の屋根には対応ができない。
 折板屋根の場合は、やや大きな物件の屋根に使うために作られた屋根材ですので、どうしても通常のガルバリウムの屋根材に比べて雨仕舞がおおざっぱになりがちになります。

3 セッパン屋根の仕様の場合、屋根伏せが完了しないと柱などが、雨でぬれてしまう。
 在来工法の場合、雨で木材の柱などが濡れることをお客さんは、極端にきらいます。
 それがせクレームとなるために、建て方で屋根伏せ下地まで大工さんで一気に施工できる工法を望むからです。

ガルバリウム折板でのCOOLな方法

この方法は、寒冷地、事務所、共同住宅に屋根によく翔されている工法です。
1 二重断熱折板工法--通常のように折板屋根を取り付けてからタイトフレームのところに専用金具を取り付けて、屋根の間に空間を作り、その中に断熱材をひきつめてから、さらにセッパン屋根を施工する方法です。
この方法は、寒冷地のスーハーなどの物件に多く採用されています。

2 2重セッパン遮熱シート工法
上と同じような施工ですが、断熱材の代わりに遮熱シートを取り付け、水上側に空気の排出口を作り屋根材の空気の層を断熱材並びに循環することで、屋根裏の温度を下げる方法です。

折板材料ではこのような感じですが、それと同等の施工の仕方もガルバリウムの屋根材で施工することができます。

1 金属屋根通気工法
屋根勾配は3寸以上、屋根下地の上に30*60程度の木を雨水の流れに対して取り付けて屋根材を施工して、換気棟を併用して暑い空気を排出する方法

2 熱シヤットアウト工法
上の施工方法に、さらに遮熱シートを加えた方法。
換気棟も太陽電池月を採用するとその効果はさらに大きくなる。

上の1・2とも結露対策にも有効

折板の方法も下のガルバリウムの方法もガルバリウムのシルバー色を採用していただくのが、一番家が熱くならなく、耐久性もあります。

温度等をご自身でご確認されたいのであれば、放射温度計-60~500°計測をアマゾン等でご購入されていろいろ実験してみると面白いですよ。

この回答への補足

詳しい説明ありがとうございます。

強度についてはいか様にも対応可能だとは思いますが
アルミ材は曲げ加工が難しいので、安価に折板を作る
には不向きなのですね。

金属は反射/放射率(特に遠赤外帯)に優れ、熱容量
が小さく熱伝導率も高いため放熱特性が良いなど、
太陽放射からの断熱を考えた場合、第一層として最適
な物性を持っていますが従来、安価な瓦の代用品程度
の扱いで瓦と大差ない施工をされていたため無用に暑
い屋根になってしまったケースが多いのでしょう。
(現在でもフラット35等の施工基準レベルではまとも
な廃熱ができないのは明らか。あれは通気層での放熱
は排湿のオマケ程度で最初から放棄しているている瓦
屋根しか考えていない施工基準ですね)

話が逸れてしまいましたが、ご紹介いただいた金属屋根
通気工法は、金属屋根の放熱特性を活かした工法で、
(二重断熱折板工法の方は寒冷地向け工法に思えます。)
屋根にガルバ等を採用するする場合には採用できればと
思います。
もしアルミ屋根で通気層を5cm以上取って強制排気を
行えば、エジエターのような高性能屋根になりそうです
が、ガルバでも十分良い結果が得られそうです。

東京では、真夏の太陽放射(地表直射)量は1kW/m2
を超えますから屋根半畳ごとに電気ストーブで炙ってい
るようなものです。
スレートですとこのうち約80%が吸収され熱に変わり
ますがアルミは20%、ガルバでも塗料を塗れば同程度
熱は大気側へも逃げますが、放っておくと少なくない熱
が屋根側へ伝達してしまいます。
しかし本来適切に処理すれば熱量の1%程度のエネルギー
で強制排気可能なんですけど(googleのサーバセンタ等
では当たり前にやっています)安い換気扇ひとつ屋根裏
に付けず断熱材だけ厚くするというアンバランスな設計
が多い。本当に不思議なことです。

補足日時:2013/07/19 22:37
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>重箱の隅のようで申しわけありませんが、


科学に遮熱なる用語はありません。

科学という言葉も?だが
無いということは
技術者、研究者は容易には使わない。
全てを網羅して知っていないと
無いということはわからない。
自分が知らないだけでは無いということにはならない。
有るということは
一つ例があれば有ると言えるが
無いというのは一つも無いと確認できなければ
無いとは言えない。
全てを網羅して無いと知っている人が
こんな所で質問はしないだろう。

遮熱という言葉は
建築に限らず機械や航空工学でも使われている。

http://www.jtccm.or.jp/library/jtccm/public/moku …
http://www.eng.iwate-u.ac.jp/jp/profile/waki_hir …
http://ci.nii.ac.jp/els/110003421889.pdf?id=ART0 …
http://ci.nii.ac.jp/naid/10027039747

この回答への補足

補足日時:2013/07/19 22:52
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この回答へのお礼

お礼日時:-0001/11/30 00:00

1.季の断熱性能に極めて優れている。


(反射・輻射比率と波長特性、放熱性の高さ等)
2.軽量のため構造材に負担をかけない。
3.耐久年数が長い、メンテナンスフリーに近い

1.他の材料でも同様の材料はあります。
2.同じく
3.どんな材料でもメンテナンスフリーの材料はありません。

他の方のお礼に遮熱と言う用語は建築学に無いと書かれていましたが、建築学用語辞典には遮熱という単語の説明があります。
貴方は質問している立場なのですからもう少し謙虚になりましょう。

この回答への補足

補足日時:2013/07/19 20:37
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この回答へのお礼

お礼日時:-0001/11/30 00:00

大変素材参考、勉強になるご質問で、おおいに関心を持たさせていただきました\(^o^)/



他の回答者さんとのやりとり?を拝見いたしましたが・・・
ご質問者さんは、ご自分で研究?・科学的?盲信され自己決定された「アルミ材折半屋根」についての選択を後押し、補強してくださる(=我が意を強くできる)回答を激しく望んでいる・・・
という風情に思えます(笑

一例に素材科学的に
>科学に遮熱なる用語はありません。
>正しい用語を使うべきだと思います。
(もっと勉強してから回答しろ)的な補足は(業界?関係者には笑)いかにも挑戦的です(^^

科学にない用語(?)「遮熱」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%AE%E7%86%B1
は、ただ科学的知識のみで判断するものではなく、経験・体験でも実感・補強するものです。

例えば私が思わずスゲェーと思った体験:

アーチ上のガルバリウム波板屋根の棟部に換気用小屋根(越屋根)を設置する現場で、(季節は春先)屋根上に立っただけで、照り返しでモハー。屋根材は直射で熱くて触れないほど。
ところが、下葺に試しに(経年劣化はともかく)入れてみようと敷きこんでいたアルミ箔断熱シート(いわゆるホットカーペットの下に引く断熱シート1.数ミリ厚)剥き出し部分を参考比較したら、同じく反射照り返しは凄いけど触っても生温いだけ、裏側に手を差し入れた温感はさらに低温。
確実に熱線(赤外線領域まで)反射させていて、またわずか1.数ミリの発泡スチレンシートで断熱している現実皮膚感にはあらためて考えさせられました・・・

 さて
>アルミ折板・波板屋根は、スタジアムからガレージまで大小様々な施設で大量
に採用されている
という「アルミ折版」素材は、たとえば
http://www.yodoko.co.jp/product/ken/product.html
すべて、鋼材ベースにアルミ合金素材、表面塗膜種による型番で
https://www.yodoko.co.jp/product/ken/pdf/price_h …

基本的になにをもって >ガルバと比べて という「違い」を思われているのか?
純粋アルミ型材のように思われているのか?

こういう製品http://www.inoue-s.co.jp/product/seppan/ 含め、
どういう素材観なのかよくわかりません。


で、
◆アルミ折板屋根が戸建で採用されないのは何故なんでしょう?

建築主が採用望めば、だけの話です(^^
合理的で、デザイン的先入観に捉われることもないですし、だいたい見えるも見えないも外観デザイン次第。

>工場みたい というのは、そういう平面大空間に大型形状で廉価に出来る、というのが折版のそもそも特性なのであって、その一番の特性を生かせない、小規模複雑屋根にわざわざ用いることもない・・・というのが別の合理性。

また
◆今でこそ「ヤスカロウ印象」らしい波鉄板屋根って、みなさんそういう目でしか見てないようですけど、現存する明治期の小金持ちの数奇屋建築などにも「豪華素材」の象徴として使われています。(資源も製造技術もない当時、舶来の高価な素材として憧れの仕様だったと)

折版をデザインとしてどうしても誇示したいという何らかの自己顕示意欲以外に、先に折版の採用を決め込むこととしたら・・・
ほかに不合理性の犠牲になるものがたくさん出てくる気がします。。。

この回答への補足

なかなか想像(妄想?)力の豊かな回答者様の
様で、たいへん楽しく拝見しました(笑

ただ申し訳ないですが、戸建て住宅業界の方々は
残念ながら、基礎科学の素養が殆ど無いことは十
分、存じておりますので”後押し”とか”補強”
は、まったく望んでおりません。

補足日時:2013/07/19 22:59
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・夏季の断熱性能に極めて優れている。


他の回答にもありますが、断熱性は低いですね、熱伝導率が良いので鍋に使われ例る位ですから、遮熱性は良いですよ。

・軽量のため構造材に負担をかけない。
確かに軽いです、その為にスタジアムやガレージに使われているのだと思います、少ない柱で大きな屋根をつけられるという事だともいます、確かに構造材に負担はかかりませんが、瓦屋根にする場合にはそれに耐えられる構造にするので問題ないと思います。

・耐久年数が長い、に近い
長いというのがどのくらいの期間を指すのかが判りません、メンテナンスフリーというか表面はアルマイト仕上げだと錆びてきたら交換ですから、錆びないとすればメンテナンスは要らないという事ですね。

>アルミ折板屋根が戸建で採用されないのは何故なんでしょう?
一般家屋にはもっと向いている屋根材があるからだと思います。

この回答への補足

他の回答にも書きましたが『遮熱』なる科学用語は
ありません。
断熱という言葉の正しい意味についてもちゃんと学
ばれた方が良いと思います。

構造材への加重についてですが、通常規模の住宅で
は和瓦の総重量は4~5t、それが住宅の最上部に
乗っているのです。
無駄な加重への対応は無駄なコスト増になります。

補足日時:2013/07/19 23:22
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アルミ屋根は軽いため建物の耐震性能は上げやすいと思います。


断熱性能はありませんが、遮熱するには優れていますね。
遮熱材としてわざわざアルミ蒸着シートを屋根下地に入れたりしますので。
遮熱と断熱は違います。
断熱材を性能が発揮できるようきちんと施工し、勾配屋根であれば通気層を確実に確保することで快適な環境を作ることは可能です。

ご家族を説得するのであれば、ガルバなどの物件でも想像はつくかと思います。

http://www.expantay.co.jp/product/kawara/

参考 設計事例(アルミ屋根はないかも)
http://www.sumu2.com/top/life/ichiran.html
http://www.tv-tokyo.co.jp/dreamhouse/back.html
http://www.tv-asahi.co.jp/tatemono/

尚、海風の吹くところの場合は塩害の想定もしなければなりませんので、
アルミやガルバなどの鋼板屋根はやめたほうがいいでしょう。
また、市街地ですと、アルミ素地の色は反射によるクレームが周辺からくる恐れがありますので、他のカラーを選ばなければなりません。
その場合、アルミ屋根だけでの遮熱は期待できないと思います。

http://www.aluapia.co.jp/yokobuki/index.html

この回答への補足

重箱の隅のようで申しわけありませんが、
科学に遮熱なる用語はありません。

一部の業者・業界に惑わされず正しい
用語を使うべきだと思います。

また私の所は塩害の影響はありませんし
あったところで、アルミ合金に変えれば
良いだけのことでしょう。

補足日時:2013/07/12 10:06
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南関東、、、館山市ですけど、、、ほぼありえないのでは。



アルミ、にしても、ガルバ、にしても、ショセン、板もの、いた一枚、、、昔のトタン葺きと変わらないのでは。

私は、、洋風瓦にしました、海から、3分の家です。

最初、デザインの段階で、サブドア、や、店舗の庇に、アルミを、絵にしてきましたけど

アリエナイトオモイマシタネ。庇は、ルックスは落ちるけど、サイディングで多い、屋根もつけさせましら。

家の、窓のアルミサッシ、カバーも、7-8年目ですけど、腐食し始めました、それが、屋根なら、安心して、眠れないのでは。

まあ、金余ってるから、10年後とフキカエルケド、それでいいんだよなーーーくらいなら、OKでしょう。

美しくかっこいいなら、普通のガーレジの波板やね、イカニモヤスソウデヨイノデハ、壁は、和風の板作り

保田のままの実家付近にたっていて、通るたびに、安そうだけど、素敵だなーとは思います。

ちなみに、私のところは、建坪で、100位あります、可能な限り、大きな家、気分が落ち着きますよ。

できれば、瓦系が良いのでは、長く、すみたいと思うならね。

この回答への補足

私のところは海から10km以上離れていますのでその手の
ご心配は無用です。
今の家は築30年以上ですがサッシに特段の劣化はありませ
ん。

ところで海から3分なのに何故、塩害対策を考えなかったの
ですか?
気中のNa濃度が高い地域では、わずかな例外(金やアルミ6000
系合金等)を除いて、ほとんどの金属はやられます。

補足日時:2013/07/19 23:12
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>夏季の断熱性能に極めて優れている。



アルミに断熱性能はありません

(反射・輻射比率と波長特性、放熱性の高さ等)

>・軽量のため構造材に負担をかけない。

はい

>耐久年数が長い、メンテナンスフリーに近い

腐食による経年変化が著しいです。

この回答への補足

回答は断熱や腐食の意味を理解してからお願いします。

補足日時:2013/07/12 03:23
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