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フセイン元大統領なんてとっても卑劣でイラクを自分の所有物のように扱って恐怖政治をしていた。
というのが、新聞報道から得た私の印象なのですが、
そんなフセインから開放したアメリカは普通なら歓迎されてもいいのでは?
とも考えてしまいます。
恐怖政治の度合いが誇張されて報道されているのでしょうか?
フセインの所在の情報を賞金の為に売った人がいるくらい
嫌われているんですよね?
なぜなんでしょうか?

ちなみに石油の利権という問題をいう人が居ますが
戦争を起こして石油の利権を奪う事にコストや国際関係上全くリアルに感じられないので、石油を狙っているからという答え以外でお願いします。

A 回答 (8件)

91年の湾岸戦争のときには、イラクがアメリカの


軍事衛星を地上から打ち落とせるほど威力のある
レールガンという兵器を開発しかかっていたことが
話題になりました。

 その後90年代のアメリカの査察のときに
イラクが放射性同位体の多量分離に使える
大型マグネットを持っていることが話題になり
ました。NHKが報道特集で、イラク軍が
その大型マグネットを砂漠から掘り起こして
いる映像をすっぱ抜いていました。

 なぜこうゆう事がわかるか?そして
なぜアメリカは見つけてもいない大量破壊
兵器があると主張するのか?

 それはそれらの特殊な機器をアメリカを
初め、ヨーロッパや日本がイラクに
売っているからです。輸出入の記録から
分かっているんです。
 諸外国の事情はわかりませんが、少なくて
日本は法律上、中東への兵器転用可能な
製品、技術を規制していますが、
実際多くの大手メーカーがやっています。
お役所も周知のことですが、あまり派手に
やっていると、企業の幹部の皆さまが
法務省に呼ばれ怒られることとなります。
でもニュースに流れたりしません。

 本当に世界に平和をもたらしたいなら、
こういった兵器輸出を徹底的に取りしまれば
いい。仮に日本政府が弱腰でも、アメリカなら
その気になれば日本に圧力をかけることも
できるはず。


 フセインさんの軍隊使っている兵器は
基本的にロシア製ですが、そういった
兵器を購入できるよう、初期の段階で
資金援助したのはCIAだと言われています。

 フセインさんが他の勢力をイラクから
追い出せるようアメリカは援助して、
兵器転用可能な機器や技術を売り込んで
おきながら、フセインさんがアメリカの
言うことを聞かなくなると、今度は
自分たちの最新兵器で戦争を仕掛ける。
 巡行ミサイルトマホークの命中率は
60%程度と言われ、そもそも攻撃
目標の情報が間違っていることも
あるんで、その半分以上は一般民家
などを直撃していると言われています。


 フセインさんの台頭をはじめ、イラクの
平和を乱しているのはアメリカと
思われて当然だと思いますよ。
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宗教対立ですよ。

結局、イラクやアフガニスタンにとって、アメリカは、キリスト教国で(実際には、そうではないのですが)、イスラム教国には、歴史的な背景から、嫌われるんです。
結局、フセイン政権は倒れたのは、多くの人の中ではうれしい面が大きいんです。独裁者だったんで。ただ、イスラム教徒にとっては、キリスト教国だとイラク人が信じてるアメリカに支配されるのは別の意味で屈辱なんです。だって、イスラム教徒キリスト教は、十字軍に始まって、対立の歴史を繰り返してるんで。
そこが問題なんです。

だから、批判になってしまいますが、イラクで拉致された3人は、自分の正義のためにやってるつもりなんですけど、でも、日本人の中にない宗教的な意識のせいで、宗教的なことをあまり頭に入れずに活動してたんです。特に、NGOの2人の書いたメールやメモをインターネットで見ましたけど、その中で、宗教的な対立に関して、触れてないじゃないですか?しかも、そう言うことを知らずに、外務省の退避勧告を無視しての行動なんで、あれに関してはある意味、殺されても仕方ないんですよ。
それくらい、宗教対立って言うのは大きいんです。し、その歴史を千年の単位で、背負っているんで。しかも、その動きも中心になっているのが旧フセイン政権の残骸なんで、話としてはとてもややこしいんです。

だから、アルカイダがあの9/11を起こしたのも結局それなんです。アルカイだってのは、イスラム教の過激派で、過激派って言うのは、早い話、一番の天敵であるキリスト教徒を攻撃するのが仕事みたいなものなんです。で、それで、アメリカはキリスト教国だと言う認識からものすごい敵対意識を持つんです。そもそも、中東の話をするときには、その対立関係なしでは何もいえないんですよ。
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この回答へのお礼

まとめてのお礼で申し訳ありません。
あまり中東に詳しくない私にたくさんの回答ありがとうございました。
教科書を引っ張り出してまた十字軍あたりから
勉強しないとですね。
皆さんの回答で納得しました。
ポイントは皆さんにあげたいですが無理だそうなので
たくさん時間を割いてくださったと思われる長文の方にしました。
またよろしくお願いします。

お礼日時:2004/04/10 23:10

皆様の御回答に加えまして、


3月8日のイラク基本法の成立が影響しているようです。

クルド人はイラク内では少数派ですが、最もアメリカに親しく、憲法議会で拒否権を持つなど、強い権限を持っています。
シーア派は強く反発しましたが、アメリカの強権で調印させられました。最近のシーア派の破壊活動は、これに反発したものが多いようです。
スンニ派もシーア派との抗争が激しくなってきましたし、両派の共通の敵として、米軍が標的となっています。
イラク基本法は、主権移譲を不可能にして、駐留を長期化させるために作られたとも考えられてます。

>アメリカは普通なら歓迎されてもいいのでは?

鬼退治に悪魔が来たと思われているのでは?

>新聞報道から得た私の印象なのですが

新聞などの報道は、アメリカのフィルターを通って来ていますので、客観的なもの意外はあまりあてになりません。海外では、日本の新聞記者は現場では無く、現地の新聞社で取材する、との評判です。(フリーは別ですが)

>石油を狙っているからという答え以外でお願いします。

イラク戦(宣戦布告が無いので、事変?)の動機ですが、
石油の利権は占領してしまえば自由になるので、あのタイミングで侵攻するのはあり得ないですね。
大量破壊兵器(未だ発見できず)や、フセイン政権の強権などもアメリカに今すぐ危険が及ぶものではありません。

最も切実な問題は、イラク原油のユーロ決済だと言われています。悪の枢軸とされた国々やOPECはユーロ決済を予定していましたので、それによってドルが暴落すれば、アメリカ経済の致命傷になります。(ドル決済なら紙幣を増刷するだけですが、ユーロ決済ならユーロを購入しなければなりません)

あの時点で、国家存亡の危機にあったのは、アメリカの方だったと考えられています。
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 ブッシュはただの馬鹿者です。

イラクはシーア派という宗派が全人口の六割を占めているのですが、そのシーア派の指導者の一人、サドル師の勢力を敵に回しました。
 手短に説明しますと、昨年4月のシーア派・穏健派宗教指導者アルホエイ師暗殺事件に関する容疑で、サドル師に逮捕状が出されました。サドル師は徹底抗戦の構えを見せ、街に立て籠もります。駐イラク米軍はサドル師の立て籠もっていると見られる町を包囲。のち、米軍ヘリがバグダッド北西部シュアラ地区にあるサドル師の事務所を攻撃、イラク人数十名が死亡しました。これら一連の流れで反米感情が激化、米軍は解放しにきたのではなく、占領しに来たのだという認識が急速に広まっているそうです。
 また、1991年の湾岸戦争時、米軍は、イラク国内の反フセイン勢力に武装蜂起を呼びかけました。彼らは、米軍の言に従い武装蜂起しますが、米軍は彼らを見捨てて撤退します。結果、何が起きたかといえば、打倒されずに残ったフセイン政権による粛清・虐殺でした。また、この戦争時に米軍は劣化ウラン弾を使用した為、被爆して白血病に掛かる子供が激増しました。しかし、経済制裁により医薬品が満足に手に入れられず、沢山の子供達が命を落としました。これらの事から、地域によっては反米感情が元々とても高かったのです。
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「占領されたらやっぱり気に入らない→それを先導する個人の主張が強い→民衆が暇(仕事が元から無いも含め・・・)→先導され易い」という基本路線の無限ループが根本にある様に感じています。


もしイラク全土を良く言う国連主導という形で例えば、サマワは日本、バクダットはアメリカ、バスラはスペイン等(くじ引きで決めるとか・・・(笑))と諸外国が分割統治して、国を再建すると成ったら地の利が良い土地等の影響も有るでしょうが、やはり彼らもアメリカ統治の土地に憧れ何れ人気が集まるのでは?と穿った見方をしたくなります。非現実的な例えで申し訳有りませんでしたが、分割統治されたイラクはもっと揉めるかも知れませんが、ある一部に成功した地域が現れてモデルケースと成って、一つのイラクに統一されたりしたら新たな歴史でしょう。
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いくつも理由はあると思いますが、まずはパレスチナ問題があり、そして敵対するイスラエルの最大の支援国であるアメリカということがあげられると思います。


それからキリスト教 十字軍によるイスラムの大量虐殺と聖地の略奪というのもあると思います。これはかなり昔の話ですが、現在まだそれほど豊さがなく宗教の力の大きなイラクにおいては、かつて十字軍によるイスラムの略奪を受けたことの再現が行われるのではという恐怖心などもあるのではないでしょうか。
それ以外にも、かつてイラク内での革命軍を支援し、革命もくろみ直前で裏切ったというのもあったりするようですし、またイラク内でもかつてから大きな対立があり、フセインのような強権政権でないと秩序を保てなかったという事情があり、アメリカが入ったことで、かつて押さえつけられていた組織がフセインに取って代わろうとしていたり、そんな組織がアメリカ軍=十字軍だといって回ったりと、もうごちゃごちゃでまさに混沌といった状況になりつつあるという感じではないでしょうか。

ともかく9.11が起きた当時はほとんどの国がテロとの戦いということでは一致していたにもかかわらず、あのような形でいらく戦争を始めたブッシュアメリカ大統領が、テロとの戦い方を大きく間違い、謝った世界情勢にしてしまったことだけはまぎれもない事実だと思います。
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色々報道見ていて思ったのは、国についての概念が日本を含めて西欧と異なっているためではないかと。


日本では国を頂点として一番下が家族というピラミッド構造に対して、イラクでは部族が最も大切な単位でありアイデンティティーであるような印象です。
フセインはそれを否定して独裁を行い、ピラミッドの一番上に君臨したわけですが、今度はアメリカが暫定統治政府の上に君臨している。
なので、フセインから開放してくれたのはありがたいが、アメリカが頂点に君臨して政府を頂点にした構造を作るのも我慢できないということでは。
イラク人が納得できる政府ってどんな形なんでしょうね?
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まずは、プロパガンダの影響が大きいですね


わたしも石油の(直接の利権を求めての)ための戦争というストーリーにはリアリティは感じられませんが、そうしたプロパガンダをイラクの人々は戦争前はフセイン政権から、戦争後は武装過激派勢力やテロ集団から吹き込まれ続けているわけですし、シンプルなストーリーであるがゆえに信じやすいということもあるのではないかと思います
また、実際問題として、やはり占領者は占領地では特権階級なわけですから、どうしたって反感は買いやすく、不満の矛先をむけられやすいだろうと思います
治安が悪いのも(テロリストではなく)占領軍のせい、失業者があふれるのも(軍事偏重で国内産業育成を怠ったフセイン政権ではなく)占領軍のせい、ということでしょう
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