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70代の母の検査結果で 尿中クレアチニンの値が24.5 でした。 低すぎないか心配です? 正常値やこの数値がどうなのか教えてください。

A 回答 (2件)

クレアチニンはクレアチンが筋肉で代謝された産物で、腎臓から尿に排泄されます。

腎機能が悪くなると血中のクレアチニン濃度は高くなり、尿中のクレアチニン排泄量は低下します。しかし、尿中のクレアチニン「濃度」は尿量自体によって変化しますので、1日の尿を集めて(蓄尿)、排泄量として評価しなければなりません。これは健康診断では不可能ですし、入院していても普通は行いません。腎機能についてはeGFRを目安にするのが通常です。eはestimated(推定値)、GFRは腎糸球体濾過率(腎機能の指標)です。血中クレアチニン濃度をCrとして、推定糸球体濾過率は

eGFR (ml/分/1.73 m2) =
男性:194×Cr^(-1.094)×年齢^(-0.287)
女性:194×Cr^(-1.094)×年齢^(-0.287)×0.739
(ネットを探すと計算してくれるサイトがあります)

となります。60以下だと腎機能低下が考えられ、30以下だと高度の腎機能低下と判断されます。女性および高齢者では筋肉量が少なくなりますので、同じCrなら腎機能の問題が大きいと考えるわけです。

24.5がeGFRなら問題ですが、随意に採取された尿中の濃度には正常値というものはありませんし、eGFRが正常なら腎機能について心配ありません。ただし、随意採取尿中のクレアチニン濃度はナトリウムやカリウムの尿中排泄が正常かどうかの補正に使われますので、測ることに意味がないわけではありません。
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一日に尿に排出されるクレアチニン量はほぼ一定ですので、尿が多ければ希釈されるので尿中クレアチニンは低値に、尿量が多ければ濃くなるので尿中クレアチニン値は高値になります。

すなわち、尿量で違う値になります。

したがって、随時尿での尿中クレアチニン値自体は、なんの意味も持ちません。普通は、一日尿中ナトリウム排出量を計算したりするのに利用します。
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