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「さようなら」は別れるとき言う言葉ですね。英語なら、「good-bye」とか「see you again」に相当しますね。でも日本人はあまり言わないと聞いていますが、本当ですか、どうしてでしょうか。日本語の「さようなら」はどんな場合に使われていますか。学校放課後、先生にお礼として言いませんか。またもし日本では「行ってきます」の代わりに、「さようなら」と言ったらどうなりますか。

補足:海外日本語教育現場で頑張っている一新米日本語教師です。日本文化が大好きですが、上記の疑問に困っております。
ここの日本人の皆さんの知恵をお借りして、日本文化を正しく理解いたしたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。私の質問に対する皆様のご回答は、私の日本語授業の教材として活用させていただきたいと思いますので、よろしければ「ですます体」のご説明をお願いいたします。

A 回答 (5件)

>でも日本人はあまり言わないと聞いていますが、本当ですか、どうしてでしょうか。


年代層によって使う頻度が大きく変わります。
子供には礼儀上欠かせない丁寧語として徹底的に教育します。

高等学校以上になると使用頻度が下がります。
女子高校生は「バイバイ」を多用します。大学生や男子高校生は「それじゃ」を多用します。
親しい間柄では「さいなら」が使われます
さいならは関西地方の方言でした。関西地方ではごく一般的に使われています。
社会人になると「失礼します」が一般的に使われます。
社会的地位の高い年配の女性の場合には「御無礼します」と使う人が多数います。
頻度は低いですが、男性でも使います。

「失礼します」「御無礼します」
社会人どうしが別れる際のニアンスは
相手との面談や会話を打ち切るという、相手に対して礼を失した行動をお許し下さい。
です
勤務を終了して帰宅する際のニアンスは
未だに他の人が勤務を続けているのにも関わらず、先に職場を離れるという礼を失した行動をお許しください。
です

成人になると「さようなら」には永遠の別れ、死別のニアンスが含まれてきます。
明治時代(1868年)以前は15歳以上が成人とされていました。

転校、卒業、転勤、遠隔地への引っ越しなどの別れに際しては「さようなら」が使われます。
間違っても旅行者の見送りの際には使わないで下さい。(不吉な言葉となります)
この場合には「いってらっしゃい」「いってきます」です。

「この世にさようなら」は死別を間接的に表現する言葉です。
若者の残す遺書には必ず「さようなら」という言葉が記載されています。

なぜ子供には使わせて成人は使わないのかは、子供には死は無縁である(無縁であれ)という意識がある為かと思います。

本来は丁寧語ですから、丁寧に使うのであれば余り気にされることはありません。
ただ、ニアンスが違うということだけは理解して下さい。
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この回答へのお礼

お礼が出張で遅くなって、大変恥ずかしく思っております。相当詳しいご説明をいただいて、日本文化に対する理解が深まりました。感謝いたします。

お礼日時:2013/12/06 14:12

最近では友人関係では、「それじゃまた」とか「お疲れさま」とかが「さようなら」として使われています。



また、朝出かけるときに家族に「さようなら」と言ったらそれは「永遠の別れ」「死」を意味します。自殺しに行く人が使うような言葉です。
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この回答へのお礼

ご熱心なご説明ありがとうございました。

お礼日時:2013/12/06 14:14

さも優等生を気取っているようでもあり、照れくさいので、正確に「さようなら」とは言わない。

「さよなら」ぐらいなら時々耳にする。また、「さようなら」に、お礼としての役目は無い。「行ってきます」の代わりに、「さよなら」と言ったら、帰って来ないものと思われる。

「さようなら」と言うのでは、永遠の別れという感覚でもあるので避けているものと思われ、親しければ、「では、また」くらいで済ませるし、商談相手だったりすれば、「では、これで、失礼致します」と言う。商談相手に「さようなら」と言ったら失礼だろうし、もう、会うつもりは無く、商談も、今後は無いというニュアンスになってしまう。

今後とも、度々会う人物に対して、「さようなら」とは言わないということ。つまり、同居する親子の間で「さようなら」を言うことはまず有り得ないわけで、そういう感覚が、学校、職場、地域で広がっているものと思う。
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この回答へのお礼

ご熱心なご説明ありがとうございました。

お礼日時:2013/12/06 14:13

1、さよう左様は感動詞で、そうだ、しかりの意と


副詞、形容動詞 そのよう、そのとうり、の意と
手持ちの辞書には出ています。どちらも現代語としては使われていないように思います。

さようなら、は「左様なら」元来は感動詞、接続詞それならば、しからばの意味だった。
現代では別れのあいさつ語としての「さようなら」しか使われていないのです。
さようならは日本でも普通に使われていますが、これはごく普段着のような言葉で、
ビジネス用語や、成人であまり親しくない人、目上の人には、
先に帰る~「お先に失礼します。」
「おさきにごめんください」~目上の人に別れを云う時にも使われています。

私たちが子供のころは、小学校では「先生左様なら、皆さん左様ならでしたね。」

「行ってきます」は家庭とか、学校にしても、そこを拠点として出かける場合[例えば他校。

自分の家や、どこかに、下宿していても出かけるだけで、
別れを告げるわけではなく、また戻るのですから「いってきます。」です。
解り難いですか、ごめんなさい。

 
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この回答へのお礼

日本語の「さようなら」の微妙な感受性についてのご説明、どうもありがとうございました。

お礼日時:2013/12/06 14:10

 「こんにちは」が「Today is...」であるように、「左様なら」とは「So、...」というだけの意味しか持たない変な挨拶です。

かつては「左様ならこれで失礼いたします」などと意味のある挨拶を述べたものが省略されて意味を失い記号化しました。言葉に意味を持たせないところが日本語式の礼儀でもあります。上流階級では「さようなら」と省略語を使わず「ごきげんよう」と言います。

 小学校では帰宅時に「先生さようなら、みなさんさようなら」と唱和させますが、個人的にはあまり好まれません。一つの理由は、別れの意味だけがあって再会の意味が無いからです。家を出るとき「行って来ます」と言わず「さようなら」と言うようでは永久の別れです。また尊敬の意味が無いので職場では「さようなら」と言うよりも「失礼します」と言うほうが需要があります。「さようなら」とあいさつできる相手は親しい友人や目下の者だけになります。いずれにせよ「またね」とか「あしたね」と再会の意味を自然と付け加えたくなるでしょう。Good byeは「気を付けて」、See you againは「またね」「明日ね」という別れの挨拶があります。
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この回答へのお礼

日本語の「さようなら」の微妙な感受性についてのご説明、どうもありがとうございました。

お礼日時:2013/12/06 14:08

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