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経常収支が赤字になると、国内が資金不足になり、国債が買い支えできなくなり、国債が暴落する。
と言われていますが本当ですか? これを裏付けるデータや根拠はあるのでしょうか?

A 回答 (8件)

> 経常収支が赤字になると、国内が資金不足になり、国債が買い支えできなくなり、国債が暴落する。


> と言われていますが本当ですか?

本当ではありません。

国際収支は経常収支と資本収支の和です。

経常収支は、
 経常収支=貿易収支+サービス収支
で定義されています。サービス収支は旅行などのサービスの他、特許権収入、所得収支は、出稼ぎの仕送りや配当金などで構成されており、この両者はモノ以外の財の輸出だと考えてもよいと思います。
つまり、財(モノ・サービス)が輸出されるよりも多く輸入されれば赤字になります。

一方、お金の流れは、経常収支以外に資本収支があります。
 資本収支=投資収益(証券投資など)+その他資本収支
で定義されています。

経常収支が赤字であったとしても国際収支が黒字ならば、資金不足が起こるという前提が根底から崩れます。海外勢に国債を大量に保有されるという問題は出てくる可能性はありますが、少なくとも国内の資本はプラスであり続けるためです。

また、より根源的に言って、既に回答が#7でなされているように、国内の資金(日本円)そのものも減りません。
勿論、為替レートは変動するため、例えば米ドル換算では変化する可能性はありますが。



> データというのは、要するに経常収支が赤字続きになって国債暴落した国が過去にあるのか?を知りたいのです。

国債が暴落した国(ここではデフォルトと読み替えます)はあるし、それ以前に経常収支が赤字続きの国はあります。
デフォルトした国一覧
http://www.world401.com/saiken/default.html
でデフォルトした国を調べ、経常収支の推移を見れば、メキシコ、アルゼンチンなどが赤字の状態でデフォルトです。
ただし、黒字でもデフォルトした国も当然にしてあります。
例えば、2000年と2002年にデフォルトしたインドネシアは、その前後は経常黒字国です。ロシアも、1998年~1999年にかけてデフォルトしましたが、ペレストロイカ以後は経常黒字国です。ベネズエラも2004年にデフォルトしましたが、1999年から現在まで経常黒字国です。

当たり前の話ですが、元々関係のない指標なので、デフォルト当時で経常収支が赤字の国・黒字の国の両方が混在しています。
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●経常収支の赤字が続いて、国民の貯蓄が海外に流出●


というのはありえません。
貯蓄を海外に移すには必ず外貨へ両替しなくてはいけません。つまり円安圧力になるだけです。なので円は必ず円流通圏内に残ります。つまり流出などしないのです。 
また海外へ貯蓄を移すなどの行為は、富裕層や大企業が行うもので(少額でやってもリスク増になるだけなので無意味)、というのはリスクヘッジのために平時の時から常に行われ続けています。
また日本人に向けて、円通貨を使用して、円建てで金融商売をしている銀行などが、海外で為替リスクをとって資産運用するなどの自殺行為をすることもありえません。せいぜい全体から見れば少額の資金で他の金融商品との関わりからのヘッジとして行われる程度です。

● 預金が減り銀行は国債 を買い支えることが出来なくなり外資に頼るようになる ●
なんていうのは妄想もいいところで、120%ありえません。
貯蓄を減らしたなら必ず他へ投資を行わなくてはなりません。それが海外なら外貨へ両替しなくてはいけないので、円は日本国内に残ります。あるいは日本国内の株式投資を行ったなら、投資を受けた側がその資金を使用し設備・資材・人材へ投資として資金が流されることになり、そして必ず金融機関へ貯蓄などとして戻ってくることになります。
この状態が続くと「景気が良くなります」。そして国債の金利が上がり始めますが、これは景気好転であり歓迎すべきことです。


● 暴落した金融商品は買い手がいなくなり、デフォルトします。 裏付けもへったくれもありません。単純計算で誰にも分かる話です。●

リーマン・ショック時にそうなったように、市場に大量の不良債権が発生した場合には、市場は完全に機能しなくなります。そのような場合には政府と中央銀行が介入し、社会主義さながらの体制になり、そして問題のある金融商品を中央銀行と政府で処理することになります。「処理」とはお金を刷って買い取るような行為の連続です。
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海外ではそうです。



日本は対外資産が確か250兆円あるので、ただちにはなりません。

外国から資金援助受けるようになってからの話ですね。
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国債で海外のものを買っていたらそうなります。



むしろ、買い替えではなく、海外取引が多い、日本国債の先物取引で、仕掛けられた時に、これまでのように、円高で跳ね返すことができなかったら、アウトです。

気をつける必要があるのは、実国債のほうではなく、先物の方です。
日本の銀行は、異次元緩和策を悪用して、購入国債の大きな割合を先物市場で売っています。空売りですから、国債を暴落させる時期が必要になっています。
海外仕手と協調しないことを祈ります。
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必ずそうなる訳ではありません。


「国内が資金不足になる」というのは一時的な市場の混乱のことです。
最終的には円建てで円通貨を発行している国で円が不足するということはありません。

というより「突如として円が暴落」とか「突如、国債が暴落」すれば、経常収支が赤字だろうが黒字だろうが、そりゃ買い手はいなくなりますね。システミックリスクですね。まぁ最後は日銀や政府がでて来て最後の買い手になりますけど。

どんな健全な金融機関だろうと取り付け騒ぎが起こればすぐに倒産する仕組みになっているのが現在の市場の大前提であり信用創造システムです。
金融パニック、自然災害、戦争 等々でパニック売りが起これば、市場はすぐに機能しなくなります。
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日本の国債のほとんどは銀行が買っています。

購入資金は国民の貯蓄です。経常収支の赤字が続くと、国民の貯蓄が海外に流出します。預金が減ると銀行は国債を買い支えることが出来なくなり、外資に頼るようになります。この状態が続くと、国債の金利が上がり始め、暴落(金利の急上昇)しかねません。暴落した国債は買い手がいなくなり、デフォルトします。裏付けもへったくれもありません。単純計算で誰にも分かる話です。
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 経常収支が赤字になっただけでは直ぐになりません。


経常赤字が積み重なり、外貨準備高が次第に少なくなれば、そうなります。

>これを裏付けるデータや根拠はあるのでしょうか?
 経済学からいえば当たり前だからなぁ・・・根拠と言われても
 実際、マクロ経済を家計に例えるのは変だけど

 『家計が赤字になれば、貯金ができなくなる』と言われていますが本当ですか? これを裏付けるデータや根拠はあるのでしょうか?  
 
 このデータと言われてもw
 どうやって答えたら良いのやら


 

この回答への補足

データというのは、要するに経常収支が赤字続きになって国債暴落した国が過去にあるのか?を知りたいのです。

補足日時:2014/02/14 21:29
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本当です。



根拠は経済学です。

資金に関する需要と供給の差を埋めるのが金利です。
国内の資金が枯渇すれば、新発国債の表面金利が上昇し、既発モノの市場価格は暴落します。

この回答への補足

2013年の経常黒字が過去最低の3.3兆円ですよね。仮に今後赤字に転落したとしても、一方で今は同時に年間60兆円規模の金融緩和を行って円を刷っているわけですが、それでも国内の資金が枯渇するものでしょうか?

補足日時:2014/02/14 21:48
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