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別の川に同じ種類の魚が生息していることがありますが、これらの魚の祖先はどうやって川から川へ移動したのですか。淡水魚でも海を泳いでいけるのでしょうか。

A 回答 (3件)

 隆起や沈下を繰り返しているうちに、あっちこっちの川がつながったり切れたりしたものと思われます。



 特に日本列島はすさまじく隆起や沈下・沈没を繰り返して大陸とくっついたり離れたりしていますし、アマゾン川は大昔、太平洋側へ流れ込んでいたそうです。地殻変動恐るべし、です。

 あるいは、人間が連れてきて放流したか。例えば日本では、アメリカザリガニとか食用ガエルなどが、人間が連れてきた典型的な例です。

 日本の利根川、アメリカのミシシッピ川で、レンギョ(はくれん、こくれん)と言ったと思いますが、巨大な鯉の一種が繁栄してますがアレもそうですね。


 余談ですが、テレビで言っていたところによると、「鯉」も、歴史に言い伝えさえ残らないほど大昔に、人間が「タンパク質を取るため」に世界中に連れて行って放流した「養殖型」だと考えられていたそうです。

 養殖を繰り返すうちに、野生の鯉も、太っていて人を見ても恐れず、餌をやると大喜びでやってきて、すごいのは人間の手の上で(自ら上がって)餌を食べたりします。

 「人間が」と考えるべき理由は「DNA的に、世界のどこにでもいる鯉は、一種だから」だそうです。学名は「キプリヌス・カルピオ」。コイ目コイ科コイ属コイ種。DNAは同じ。東南アジアにヒレが長い、金魚みたいな鯉がいますが、それも日本の鯉とまったくの同種なんだそうです。

 いかに隆起だ沈没だと言っても、世界中に同種が存在する理由は、それ以外考えられないのだそうです。

 ついでに言うと、世界じゅうにいる鯉(養殖型)の元になった鯉の原種がどうなったのか、どこへ行ったか、と言われ続けてきたのだそうですが、最近、琵琶湖で確認された「野鯉:ノゴイ」(昔から琵琶湖の漁師は別な名前で呼んでいたみたい)がそれらしいと、ほぼ確定みたいです。

 で、彼らはふつうのコイとはDNAが異なり、非常に痩せていて、神経質で、警戒心が強く、人影をみただけで逃げます。それと鯉ヘルペスに弱い(死ぬ)そうです。

 さらにいうと、日本の鯉のぼりの鯉は、この野ゴイではないかと言われてもいるそうです(体型からの判断)。

 ソースは「Eテレ」 サイエンス・ゼロ
 
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この回答へのお礼

とても詳しくありがとうございました
助かります。

お礼日時:2014/03/06 01:45

いくつか理由があるようです。


元々魚は海で誕生しましたが、塩分濃度は今よりずっと薄かったはずです。
パターン1)海で生まれて川へ昇る魚は、当然他の川にも生息を広げる可能性かあります。
パターン2)サケ・マスは寒帯系の魚で川に適応したが成長のために降海したものは、間氷期には陸封される。それは水温の制約による物で降海できない訳じゃない。ヤマメ、アマゴは降海型も知られている。
パターン3)洪水時に海へ押し出されたのち、隣の川に遡上する。
 淡水魚が海に下りるのは難しいのですが、塩分濃度が薄いときは生き残れる。先祖は海で生まれたのでね。海水魚のほうが適応力は高い--カレイなど汽水域まで侵入できる魚は淡水でも飼育できる。
パターン4)鳥や他の動物によるもの。何らかの原因で卵が鳥に運ばれる。
 なんてったって生命の歴史は長いですから、時間をかければ何でもあり
パターン5)人為的なもの
 サケマス類は南半球には居ませんでしたが今は・・・。
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 魚の先祖は全て海から発生しました(恐竜が居た時代)


そこから進化を繰り返して川を遡上していく種が生まれたんです。
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