海外旅行から帰ってきたら、まず何を食べる?

個人的に不思議に思っているのですが、漢方の新薬って、どんどん作られているんでしょうか。

いわゆる西洋医学の新薬は、シロウトの私でも「まぁ、今度はこんな薬ができたの・・」と思うくらい、年々歳々新しいものがでています。

「では、漢方は?」と思うのですが、アトピーとか花粉症に効果がある漢方薬って耳にしますが、アトピーとか花粉症って、そんなに伝統的な疾患ではないと思うんです。そしたら、新しく作られた漢方薬なのか、従来のものをちょっとアレンジしたものなのか・・・新薬が作られているとすれば、「漢方はすぐに効くものではなく、体質改善をしていくものだ」という話をよく耳にしますが、長期にわたる服用の末、効き目がようやく確認される薬の治験は、どんなふうにおこなわれるのでしょうか。

私自身、気管支炎で漢方のお医者さんに行って、長期にわたり毎日土鍋で薬を煮出しながら、不思議に思ったんです。

A 回答 (3件)

【引用】 中国人科学者が研究開発した抗エイズウイルス漢方製剤「復方SH」を使用した臨床実験がこのほどはじめて行われた。


今年3月からタイ・チェンマイの病院で「復方SH」の臨床実験を3ヶ月間行ない、エイズ患者28人のうち9人で体内のHIV-1が減少し、16人で体内のHIV-1の増殖が抑えられるといった成果がみられている。実験結果から、「復方SH」は安全で、他の薬剤を服用した際にみられた副作用もみられないということが明らかになっており、その価格も同種の薬剤の1/10程度であるという。http://www.ekanpou.com/news/n-13.asp

新しくできた復方SHは臨床実験は三ヶ月だったみたいですがその他の薬はもっと長く臨床実験をしたのかもしれません。
アトピーとか花粉症とかいった疾患は最近増えてきたものですがこの疾患用の漢方薬を作ったわけではなく従来のものをアレンジしたものだと思います。
漢方薬は西洋薬と違いその症状を治すというわけでなく、
体を元の状態へ戻すということを行います。
だからアトピー用とか花粉症用とかいった薬はありませんがその人の症状、体質に合った薬を出したのだと思います。
漢方では気・血・水の三要素の乱れによって病が起こると考えられております。だからアトピーなり花粉症といった疾患名にはこだわらず気・血・水のバランスだけを考えて治療します。

>長期にわたる服用の末、効き目がようやく確認される薬の治験は、どんなふうにおこなわれるのでしょうか。

これは中国四千年の歴史で長年治験してきています。
西洋薬でもその効果、副作用が本当にわかるのは市場に出てから。つまり患者に投与してその効果を見ることで効果が確認されます。
ただ、ちょっと違うのは漢方では気・血・水のバランスがどうなるか?ということだけについて効果をみているのだと思います。

>この本では漢方薬の殆どは効果どころか安全性すら、全く確認されていない、という問題点が指摘されています。

それは西洋薬について同様のことが言えます。
新薬を厚生省に通す時にいろいろと動物実験やら人体実験を行いますがその時に新薬が通るようにその副作用情報などを甘く書き換えてしまうことがあります。
最近発売された「ガチフロ」といった薬などは市場に出てから重大な副作用が確認されました。
市場にでてから副作用、相互作用が確認されるということはよくあるみたいです。

>これについては、「行われていない」という回答になろうかと思われます。
漢方薬を服用して効果がなければ、大抵の人は途中で止めるでしょう。これらの人は途中で止めたから治らなかったという事にされます。それでも辛抱強く続けた人でもそのうち寿命がつきるでしょう。しかし何人かは、薬の効果か偶然かしりませんが、治癒する事もあるでしょうから、治るまで服用を続けた人はみんな治った、薬は効いた、となるわけです。

これは日本やアメリカだけのことだと思います。
中国の人はほとんど漢方薬を服用しています。
治らなかったらばそれは証が間違っているか生活習慣を根底から直す必要性があるのだと思います。
ただ、漢方にも治せるものと治せないものとがあって何でも治療できるわけではありません。
西洋薬にも同様のことが言えると思います。

東洋医学は確かに迷信めいた科学的でないところがあります。ですが西洋医学も根底は経験則に基づいています。
新薬を開発するときに作用部位に作用するからその薬が効くと言っていますが体全体で考えてみると実は効かなかったりすることがあると思います。

この薬を飲んだら効いた。
それがなぜだかわからなくても治ればいいのではないでしょうか?
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この回答へのお礼

>なぜだかわからなくても治ればいいのではないでしょうか?

結論から言えば、おっしゃるとおりです。

ただ、自分に合う漢方薬に巡り合うのに、結構時間がかかり、それをまた長期にわたって飲むので、治るんだか治らないんだか不安なまま長い期間を過ごすのが、なんだか精神的によくないなぁと思ったんです。

特別に薬を飲むっていうより、毎日健康を考えて、口に入れるものを選んでいれば、医食同源ってことでしょうか。気を付けます。

ありがとうございました。

お礼日時:2004/05/06 21:33

漢方薬に関しては専門でないので参考程度ですが、漢方薬って生薬(簡単に言えば薬草)の組み合わせです。

その組見合わせ自体は昔の人たちが経験的に作り出したものです。傷寒論とか金匱要略は有名です。昔の中国の本です。また江戸時代の日本人も組み合わせを考えて処方を確立した人がいます。華岡青洲は十味敗毒湯を、水戸藩の軍医・原南陽も痔の漢方内服薬乙字湯を考えました。そういう点では現代でも生薬の組み合わせで効果が確認できれば新薬となる可能性はあります。しかし薬草自体が新薬でなく既存のものですので西洋薬の新薬とは異なりますね。今でも医療用の漢方薬に効能効果を追加するときは治験をしますし、市販後調査(有効性の検証)は行われます。
漢方薬は効かないことはないですね。今ある西洋薬も物質としては単体ですがその物質を抽出する元になるのはほとんど天然物(植物や鉱物など)です。漢方の原料である生薬にはいろんな成分が含まれておりすべてが科学的に解明されていないというだけです。実際生薬抽出物を科学的に合成した西洋薬も山ほどあります。
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この回答へのお礼

>今でも医療用の漢方薬に効能効果を追加するときは治験をしますし、市販後調査(有効性の検証)は行われます。

やっぱりされているんですね。ちょっと安心・・

漢方薬とか代替医療とかが好きな知り合いは「自然だからいい」と言います。「化学合成されたものは体によくない」そうです。でも、自然でも体によくないものはよくないはずだし。こういう根拠がないことを言われたりして、「漢方ってどうなの??」と思ってたんです。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2004/05/06 21:24

「漢方薬は効かない」(高橋晄正)という本があります。


タイトルからして身も蓋も無い感じですが、これは東洋医学は全部インチキ迷信であると断じた本です。根拠としては、それらの有効性が医学的に証明されていないからという、実に単純明快な内容です。
もちろん、漢方薬の全てが無効というわけじゃなく、医学的に効果が認められたほんの幾つかの薬は有効であるとしています。しかしそれらに関しても要は薬に含まれる化学物質が人体に作用するのであり、西洋医学と別の原理があるわけではありません。これら有効な漢方薬については同様の効果を持つ医薬品が存在します。
この本では漢方薬の殆どは効果どころか安全性すら、全く確認されていない、という問題点が指摘されています。そんなものが保健薬として認められているのは、要は利権です。

私も素人で、この本を読むまでは漢方薬に一定の期待はあったのですが、よくよく考えてみれば東洋化学だの東洋生物学だのは無いのに、何故東洋医学なんてものがあるのか、変な話でしょう。
東洋医学は検証を重視しないのだ、という言説もありますが、検証されていない理論を正当化するための単なる屁理屈じゃないでしょうか。
こう言うと、東洋医学を西洋医学の方法で証明する事は出来ない(或いは困難)と言い出すわけですが、証明も検証もできないのに、有効である、という事だけは分かるようです。

>長期にわたる服用の末、効き目がようやく確認される薬の治験は、どんなふうにおこなわれるのでしょうか。

これについては、「行われていない」という回答になろうかと思われます。
漢方薬を服用して効果がなければ、大抵の人は途中で止めるでしょう。これらの人は途中で止めたから治らなかったという事にされます。それでも辛抱強く続けた人でもそのうち寿命がつきるでしょう。しかし何人かは、薬の効果か偶然かしりませんが、治癒する事もあるでしょうから、治るまで服用を続けた人はみんな治った、薬は効いた、となるわけです。
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この回答へのお礼

>この本では漢方薬の殆どは効果どころか安全性すら、全く確認されていない、という問題点が指摘されています。

なるほど。この間、中華食材屋さんに行ったら「あれっ!これ、私の薬に入ってるやつ!?」というのが売ってたんです。棗とか甘草なんですが。

知り合いが、スパイスを買うとき、特に高級なサフランとかは、スパイスとして売ってるものより、漢方薬屋さんで買うと品質がいいので、漢方薬屋さんで買うと言ってました。

こういう風に、普段から食用にするものが入っているのが、なんとなく「どうなんだろ??漢方って??」って思ってしまうきっかけなんですが。まぁ、私の気管支炎も治ったし、効いたと言えば効いたわけで、どうなんでしょうね。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2004/05/06 12:27

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