
小学生の子どもがいる母親です。
ネイティブの子どもたちも学習するというフォニックスが、日本でも広まっているようですね(なのかな?)。
英語教室や学習塾などでも「フォニックスを教えている」とウリにしている広告をみかけます。
フォニックスを教えるか教えないかは学校によるという話も聞きますが、フォニックスが英語学習にそれほどまでに効果的であるならば、義務教育の中学英語に一律に取り入れられてもいいように思うのですが、取り入れられていない(のですよね?)のはどうしてでしょうか?
効果が不確かであるからでしょうか?
先生が指導法を学ぶ時間がないのでしょうか?
ちなみに、現在子どもは、英語の耳慣らしのためにNHKラジオ基礎英語1を聞いています。
書き取りなどの勉強はしていません。
公立中学校でスムーズに英語を学ぶ下準備として、フォニックスを学んだほうが良いのでしょうか?
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
こんちには。
2013年に、大阪府の教育委員会で、小学校の低学年からフォニックスを導入すると発表していました。また、中学三年で英検の準1級を取得するなどとは、学校教育そのものの実態を知らない方針だとしか言いようがありません。
もう既に書かれていますが、フォニックスは、多く英語ネイティブの子女たちに施すものですが、これは、文字が読めればよいという発想です。
ところが、非英語ネイティブとって、読めても意味が分からない、という状態では、あまり大きな役割を果たしません。私たちは、英単語+発音+意味と、一括で覚えるようにしています。その学習スタイルは、子供の頃から、大人になっても、変わらないのではありませんか?
フォニックスで、例外が多いと言いますが、だいたい、7割は読みを網羅するとは言われています。例外の3割が、どれほどの問題になるのかどうかは私は分かりませんが、基礎単語にも例外はありますから、それをどう補うかというよりも、フォニックス自体を教えなければ、そのような例外と位置づける必要はありません。
基本的な概念として、音声言語は、音声を優先させるということです。私たち、非英語ネイティブは、単語だけをみて正確に発音できるとは思っている人はないはずです。もちろん、読みから、意味自体も把握できると思わないはずです。
フォニックスの読み方の一例:
d + o + g = ドゥッ+オ+グ ⇒ dog (ドォッグ) 犬
はたして、こんな不合理な覚え方があるのでしょうか?
英語を学習する時には、まず、音声から始まり、次に綴りを認識します。そして、"dog" というひとかたまりを、単語と認識します。d, o, g とバラバラにしたものは、もはや単語とは呼びません。このような考え方は、理論的にも間違った発想です。
フォニックスの教授法は、本来、かなり低学年向けの教授法であるのです。文字は音声に変わるという考え方ですが、その教授法スタイルで、中学生に、学習内容を満足させられるか、という問題もあるかと思います。
以上です。
丁寧なご回答ありがとうございます。
私自身、15年ほど前にイギリスへ語学留学しましたが、フォニックスという学習方法は子どもの英語教育を考える最近まで聞いたことがありませんでした。
きっと当時でも、ネイティブの子どもにはフォニックス教育というものがあったのでしょうが、大人への英語教育で使用されなかったのは、低学年向けだったからなのかもしれません。
よくわかりました。
No.5
- 回答日時:
#1です。
補足です。いま、晩飯を食いながら家内(英語ネイティブ)と話したところ、彼女がいた州では小学校の2年頃始まり、まる1年は続かず、3年の時はやらなかった、といいます。
うちの子どもは皆ネイティブで頭は悪いくせに生意気で「赤ん坊じゃあるまいし、フォニックってもう少しましなのを読ませりゃいいのに」と言っていました。
「日本では発音記号で習うんだ」と言うと、家内は「あ、それならフォニックスよりずっといいわ」と言っていました。
No.4
- 回答日時:
そもそも英会話教室や幼児英語塾などでフォニックスを売りにしていることは学校教育との差別化をはかるためだと思われます。
フォニックスは英語の音声を学習するということで、それ事態の学習時期は早いに越した事はないのですが学校教育において音声学習そのものがまだ求められていないということが現状です。"中学校英語授業でフォニックスを教えないのはなぜ?"
理由としては様々な要因が考えられます。
世間では散々英語でのコミュニケーションスキルが重要視されていますが、学校教育で英語を教える目的が未だに「受験」にシフトされていることは言うまでもありません。
中学の指導要領においてもスピーキングにおいては基本的な日常会話の知識をつける程度に留まっています。
「入試試験」の内容に関しても発音問題を問う問題の割合は少なく、スピーキングも求められることはないので、それならばその学習時間を単語のスペルを覚える時間にでも充てたほうが効率的だ...というのが教師と学習者、両方のニーズとなっています。一方で大学入試でスピーキンを含むTOEFLが採用されることが議論となっているということで、多少はその点でオーラルスキルに視点が向けられてきているのかもしれません。
他の要因としては、英語教師の資格課程に音声学が必修科目としてあるわけではありません。(少なくとも数年前までの段階では)そのため英語の教師で発音記号が書けない(読めない)という人も珍しくはないはずです。そのようなカリキュラムで英語音声を正しく教えられる教師が育つはずもなく、現状としては「フォニックスを効果的に教えられる教師がいない」ということになります。よほど熱心な先生か、ALTの教師が個人的に授業に取り入れているということに過ぎないのです。
"公立中学校でスムーズに英語を学ぶ下準備として、フォニックスを学んだほうが良いのでしょうか?"
個人的に賛成も反対もしません。英語を字面ではなく「音」で読むということ自体は正しい音声を理解し、発音能力またはリスニング能力の向上は望めます。しかしそのことに焦点を当て過ぎてしまうと、他回答者様もおっしゃるように読み書き能力、学校教育が求める英語(入試を含め)に障害が生まれてしまう可能性があることも事実です。これらをバランスよく学習していくことが学習者の英語の質を高めるのです。
以上、主観的な意見も含んでありますのであくまでご参考までに。
No.1
- 回答日時:
1. 取り入れられていない(のですよね?)のはどうしてでしょうか?
要らないからです。
2。 効果が不確かであるからでしょうか?
いいえ、効果が無いからです。
3。 先生が指導法を学ぶ時間がないのでしょうか?
いいえ、先生には他に大切な仕事があるからです。
4。 下準備として、フォニックスを学んだほうが良いのでしょうか?
いいえ、時間の無駄です。
なぜかと言うと、フォニックスは、英語圏で、英語の不規則なスペル(例えばナイトを knight と書く)に洗脳された子どもに、発音と綴りは違うことを教えるために考案されたものです。
したがって、英語を外国語として初めて習う、全然洗脳されていない子どもたちにとっては、フォニックスは全く不要の洗脳解毒剤です。
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