夏が終わったと感じる瞬間って、どんな時?

高校三年の息子が薬剤師になりたいと言っています。息子は大学に入って国家試験を取れば薬剤師になれる。。。。と簡単に考えているようですが。目標をもつ事は良いことですが、国家試験に合格するまで覚えなければならない事が山程あると思いますし、暗記が苦手な息子には本当に大丈夫だろうかとか。。。。余計な事ばかり考えてしまいます。ましてや薬なので科学、物理、生物などが主な勉強になるのかと思います。担任の先生の話では今の学力を維持すれば大学受験は何とかなると、言われたらしいです。第99回の薬剤師国家試験でもかなりの難易度だったらしく5割を切った大学もあるみたいです。また、6年間で1300万円という高額の授業料も気になります。定年を目の前にして1300万円の高額の学費、仮に薬剤師に成れなかった事や色々な事考えてしまいます。現在、薬剤師の方薬剤師を目指している方でどんな事でも結構です。大変だった事等体験談を教えて下さい。宜しくお願い致しますm(__)m親としては運よく大学に入学したはいいけど国家試験に受からなかった場合の事など考えてしまいます。

A 回答 (4件)

1.薬学部では「化学」というものを中心に6年間過ごします.


  それは医学部では「解剖学」「生理学」そのほか身体に関するすべての
 ことを学ぶのと同様,人間(と動物)に関して「化学」からアプローチして
 いくからです.数多くの化学物質の名前と構造を覚えていかなければ
 なりません
  国家試験ではその言葉通りの意味での「化学」「物理学」「生物学」が
 出題されます.(厚生労働省のウエブサイトで問題が公開されています)
 
 2.したがって,高校で「化学が非常に得意」でない場合,進級には非常に
  困難が伴う可能性があります.
   (多種多様な化学実験を,教員が個々の学生に一対一で教えていくことは
    不可能です)
   ここ数年,2年生のままとどまってしまうケースが散見されます.
  それは1年生の化学は何とかなっても2年生の薬学的な化学についていけないからです.

 3.実は奨学金が多くの学校で用意されています.しかしそれはストレートに
  進級していくことが前提です.上記のように進級できない場合は
  奨学金支払の保留または停止の覚悟をしなければなりません.

 4. 他学部のように『家が地元の大きな病院だから』『教授の同窓生の子供だから』
  という理由で目をかけて,特に勉強を一生懸命教えて進学を助けてくれるようなことは
  ないと思ってください.昔からある大きな薬局(チェーン)の子弟でもあたりまえに
  落第させます.(薬学部の多くの人は化学に関する「特許」収入などがあるのです)

 5.2014年3月の薬剤師国家試験の合格率は例年に比べて非常に低いものでした.
  逆にいうと,合格した場合には非常に有利なことが待っているといっていいでしょう.
  『伝統校』といわれる学校は,比較的よかったようですが.

 6. 学校によりますが,公務員(衛生化学という分野)に進む人が全体の20-30%います.
   国立医薬品食品衛生研究所,厚生労働省本省,各都道府県の衛生業務を含め
   薬剤師だけが多く進む分野があります.そこをめざすこともできます.

 7.結論
   「薬学」というもの,化学物質の側面から人類の健康に貢献する仕事というものを
  選択してくれるとうれしいですね.
   「メバロチン」(高脂血症のくすり)や「アリセプト」(アルツハイマー型認知症の薬)
   「リュープリン」(重篤な子宮・前立腺疾患の薬) 「エビリファイ」(統合失調症の薬)
   などは日本で創生されて,全世界で多くの人々を救っています.
   漢方薬など伝統的な薬も,薬剤師が取り扱うものです.
    目の前の一人を救うのではなく,数多くの人々を救っている「薬」の責任者になることは
   素晴らしいことではないでしょうか.
   


  
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現在、私立大学薬学部6回生の者です。



質問者様のおっしゃるとおり、薬学部のカリキュラムは他学科と比較しても非常にハードです。ただしアルバイトはやろうと思えばできますし、実際に私の周囲でもやっている者は結構います。また、第99回薬剤師国家試験から難易度が急上昇したことも事実で今後もこの難易度が続くとも言われております。そして私立大学の場合は学費も高額になりますが、もし、息子さんが国公立薬学部に入学することができれば6年間で300万程度の学費で済みます。

大学入学後で大変だったことはカリキュラムの過密さとその他様々な事情が重なって精神的に追い込まれたことが何回かあったことですね。

私立大学薬学部には経済的に非常に裕福な学生が多いですが、私の友達には学費に苦慮している人が多く、奨学金などの制度を利用しておりました。

また、成績の悪い人は先生から指導を受けたり、補習があったりと大変そうでした。

質問者様のおっしゃるとおり覚えることも多いですし、息子さんは以上のような状況をある程度把握したうえで薬学部を志望されているのでしょうか?もしそうでなければ大変な労力を要する薬学部で諦めずにやっていく覚悟を確認しておくべきだと思います。

それでも薬学部を目指すというようであればなるべく国公立を目指すように伝えたほうがよろしいかと思います。

ただ国公立薬学部は非常に難易度が高いので私立薬学部しか合格できなかった場合は…お金との相談ですね。もし下宿しなければならないようであれば6年間の生活費としてさらに1000万ぐらいは高く見積もらないとまずいかもしれません。

ちなみに薬剤師の就職は現時点では病院、薬局、ドラッグストアに限ると最強でほとんど誰でも簡単に内定が出る状況です。実際に私のまわりでも薬局や病院志望者は一般的な新卒学生からは考えられないほど簡単に内定を獲得しております。また、待遇も場所によりますが病院以外はかなりよく、私が知っている求人では薬局で初任給36万というものもあり、社会人1年目から年収600万も狙えます。それ以外でも製薬企業(開発、MRなど)や治験施設支援機関(SMO)、医薬品卸、化学企業や食品企業、公務員など薬剤師の活躍の場は極めて広く、在学中も卒業後も多大な勉強が要求される分、このような大変魅力的な側面も持ち合わせております。よってもし、晴れて薬剤師免許を獲得できれば現時点では就職の心配も、その後の生活の心配も皆無でしょう。

息子さんと時間をとってゆっくりと話し合ってみてください。
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私大の薬学部出身で第93回国家試験で合格した薬剤師です。

他の方が学費に関して回答されているので国家試験に関して回答致します。私の受験した時は4年生薬学部の時代でした。しかし、この回答をするに当たり第99回の薬剤師国家試験に目を通したところ、その頃と求める知識量に大きな変化がないように思われます。そこで、私自身の経験から国家試験や勉強に関して参考になればと思い書き込みを致します。まず国家試験の難易度ですが、大学の授業をきちんと理解できていれば、後はちょっとした丸暗記で合格できるレベルです。また私大の場合は、その丸暗記を手伝うために追い込みの時期に予備校の先生が講義してくれます。しかしながら、普段の大学の授業をきちんと理解できていないと直前になって膨大な量の知識を丸暗記するはめになります。ただしこの付け焼刃の詰め込みでも、難易度の低い年であればどうにか合格はできます。しかし第99回の薬剤師国家試験では、考えて回答する問題も出題されており、丸暗記だけで乗り切ろうとした人には厳しかったように思われます。また、私立で極端に合格率の低い大学は大学入試の偏差値も低いかと思います。これは、国家試験といえども高校レベルの化学、生物の学力がものをいうをいう面を反映していると思います。まとめると国家試験は高校レベルの化学と生物の学力+授業の理解+最低限度の知識で合格できます。したがって、高校レベルの化学と生物をマスターしていて、なおかつ大学の授業をきちんと聴いて理解しようという意識と薬学への興味(これがないとつらい)があれば国家試験に関しては心配はいらないかと思います。
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私立の薬大は記載された授業料がかかります。

国立大学の場合は少なくて済みます。このほかに図書代も年間20万円程度のばかにならないほどの金額です。自宅からの通学は交通費のみで済みますが、遠隔地でワンルームを借りると家賃と食費代、小遣いで年間250万円程度かかります。授業料は薬大にもよりますが、私の娘の場合は年2回の振込支払で、ボーナスを充当していました。
また、授業はハードでアルバイトはできません。薬大を卒業して国家試験を受けますが、不合格の場合は翌年の受験のため予備校に通うと年間250万円程度の費用が必要になります。薬大を卒業すると薬種商の免許は出ますが、調剤薬局には勤務ができす゜、売薬専門の薬局しか勤務ができません。薬大は6年制になってから親の負担は更に厳しい環境になりました。
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