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「バカ」を漢字で書くと、「馬鹿」もしくは「莫迦」になりますが、どう使い分けるのでしょうか?

元々は仏教用語だというのは聞いたことがあるんですが・・・
サンスクリット語から来ているんですよね。

「馬鹿」より、「莫迦」の方がいかにも仏教という感じがしますね。「釈迦」の「迦」が入っているから、そう感じるのかも。

「馬鹿野郎」と書くのはよく見かけますが、「莫迦野郎」というのは、あまり見かけませんね。

A 回答 (4件)

1。

サンスクリットの moha 「無知」が語源で、漢音訳が 莫迦、日本国産の当て字が馬鹿、と言う説から諸説紛々です。
    http://homepage2.nifty.com/osiete/s375.htm
http://kotobank.jp/word/%E9%A6%AC%E9%B9%BF%E3%83 …
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%AC%E9%B9%BF

2。「バカ」を漢字で書くと、「馬鹿」もしくは「莫迦」になりますが、どう使い分けるのでしょうか?

    僕はワープロで「バカ」と打ち込み、最初に出た漢字を使っています。
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正確な根拠はなく諸説あるのですが、


サンスクリット語のmoha(愚の意)の日本語の当て字が「馬鹿」、中国の当て字が「莫迦」。
お経って音写翻訳ですので、「莫訶」「婆伽」など経典によりいろんな記述があります。
「ばかに大きい」「ばか騒ぎ」などはmohaとは語源が別。大馬鹿野郎となるとmaha(偉大、勝つの意)の「摩訶」も語源と関わってきます。「バカバカしい」は「摩訶莫迦しい」が正確なつづり。

馬鹿は中国の故事なのですが、中国語でバカは傻瓜(Shǎguā)なので、馬も牛も音が当たらず、日本人による漢詩からの再翻というのが通説で、古文書には「破家」という当て字も見受けられます。家を潰すほどのバカ。
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「馬鹿」の語源に諸説が出てくるのは「馬鹿」の「鹿」は中国語でも日本語でも「カ」という音が無いことが原因でしょう。


何で馬鹿と書いた時だけ「カ」と読むのか説明がつかないためでしょう。

中国の故事で鹿を馬と言わせたというのが語源だというのはいささか怪しいです。
中国では馬という人のドラ息子が家を破たんさせた(破家)たので、愚か者を馬家というようになったたというお話があります。

馬鹿という表記は太平記の「馬鹿者」が初見のようです。
太平記の作者も罪作りなバカなことをしたものです。

>元々は仏教用語だというのは聞いたことがあるんですが・・・サンスクリット語から来ているんですよね。
サンスクリット語のmohaという音を音訳したとされていますが、これにも異説があるようです。
ただ、サンスクリット語を基とするベンガル語に「バカ」という音があって意味は日本の馬鹿と同じだそうです。
太平記の作者がベンガル語を知っていた?!そんなバカな

サンスクリット語のmohaは仏教用語では「痴」「愚か」を意味します。
お釈迦様の迦と否定の意味の莫を組み合わせたのは、正式に訳したのか昔の修行僧の隠語が転用されたのか不明です。
いずれにしてもバカにならない天才的な当て字です。

>どう使い分けるのでしょうか?
「莫迦」は翻訳者の気持ちからすれば、お釈迦様のようではない愚か者ということになりますので、そこらじゅう全員莫迦になってしまいますので、馬鹿の方がよろしいのではないのでしょうか。
下手に莫迦と書いて「なんて読むの?」と聞かれて「バカ!」と返事をするのもバカバカしいでしょう。
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もはやこの本なしに日本の罵り言葉は語れないとされている松本修「全国アホ・バカ分布考」(新潮文庫)によれば次の通りです。


「莫迦」…漢訳梵語説
・江戸期の天野信景「塩尻」・新井白石「東雅」で提唱。
・大槻文彦「言海」で記載
・新村出「広辞苑」で「馬鹿」は当て字と断じ「莫迦」を合わせて立項。

「馬鹿(の者)」…「狼藉」「不躾」を指す形容詞説
・南北朝(中期)の「神道集」に「和理は其躰の馬鹿の者にて候す」
・南北朝(中・後期)の「太平記 巻第16」に「いかなる推参のばか者にてかありけん、」

このように南北朝(中期)に出現する「馬鹿」は、「「狼藉」に「限りなく近い」意味の言葉」(「同書」263頁)であり、ジョアン・ロドリゲス「日本大文典」に「Bacaguena mono.(馬鹿げな者)。 無作法な者。躾の悪い者」を援用しています。
ここから、何故アホの中心圏とされる京阪神にこそ、古くから「バカモン」「バカタレ」という言葉が残されているのかを解明しています。

ですから、
>「馬鹿野郎」と書くのはよく見かけますが、「莫迦野郎」というのは、あまり見かけませんね。
 :
これは「馬鹿」はもともと「馬鹿の~」「馬鹿げな~」と遣い、「「狼藉」に限りなく近い」形容詞・形容動詞であった名残り故であり、それが漢訳梵語説の単純な名詞扱いだけでは律し切れない所以でしょう。
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