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私の前提知識
標準的なピアノには、88個の鍵盤があります。最左音が27ヘルツ(1/秒)です。そこから12(白7黒5)個右に進むと振動数が倍になって54ヘルツです。12音階で振動数が倍になるルールがオクターブです。1つ右に進む(半音上げる)と、2の12乗根(1.059463・・・)倍だけ周波数が高くなります。一番右(88番目)が4886ヘルツです。

さて、質問はここからです。(4つあります)

(質問1)オクターブを奇数音階(例えば11)にして、白鍵盤と黒鍵盤を交互に敷き詰めると、シンプルな感じがしませんか?ドレミファソラシドって白鍵盤の音ですが、ミファ間とシド間が半音でそれ以外が2半音なのが個人的に気持ち悪いです。シンプルで分かり易い音階法があって、人はそれを選べるのに、わざわざ複雑なルールを定めて音楽初心者をわざと困惑させているような気がする。

(質問2)ピアノの鍵盤1つ1つに名前がありますか?一番左が1、その次が2、・・・、一番右が88とすれば一意に特定できるのですが、プロのピアニストだとそんな感じの言い方をするのかしら?ドとかファとか言っても、88鍵盤に4つか5つくらいドがあるから、紛らわしいですよね?

(質問3)5線譜ってあるじゃないですか。でも、1オクターブが12音だから、その半分の6線譜の方がシックリくるのでは?あと、#(シャープ)とか♭(フラット)って必要ですか?半音上げたり下げたりしたければ、音符の位置を上げ下げするだけで足りるのでは?

(質問4)ギターの弦は6本あります。太い弦は低い音、細い弦は高い音が出ます。一方、振動部を短くすれば高く、振動部を長くすれば低くなります。って事は、太い弦で振動部を短く押さえるのと、細い弦で振動部を長く押さえるのでは、同じ音が出たりするのでしょうか(ノイズの入り方が違うでしょうけど)?5線譜に従って演奏する際、その音を出す方法は複数あるから、ギタリストの得意な方法を選べるのでしょうか?

A 回答 (2件)

(質問1への回答)ドレミファソラシドは自然音階です。

現在の自然音階は数千年前の中国で生まれたという説もありますが、とにかく世界中の民族で幅広く使われている音階です。あなたが気持ち悪いと感じるかどうかはさておき、ミとファ、シとドが半音である手も含めて普通の人はこれを自然に感じます。誰かが人為的にこのような音の並びを決めたわけではありません。昔から使われている音階だから自然に感じるというだけだと思います。

そしてピアノの鍵盤はこの自然音階を演奏しやすくするために配列されています。ハ長調ならば白鍵盤だけで弾きこなせるようになっています。一つの半音を一つの白鍵盤に割り当てると、ハ長調は弾きにくくなりますだけでなく、へ長調やト長調も弾きにくくなるでしょうね。いや、どの調であってもオクターブの鍵盤の間隔が長くなりすぎて、人間の手では抑えづらくなります。鍵盤のサイズを小さくすればオクターブの間隔は短くなりますが、今度は半音間の距離が短くなりすぎて演奏しづらいでしょうね。

なお、弦楽器の多くは半音階を前提に作られています。そのため一本の弦では大変弾きにくいです。よって複数の弦を組み合わせて弾きやすくしています。それでも弦楽器は手の大きい奏者の方が有利です。

(質問2への回答)すべては判りません。ピアノの真ん中のハを「中央ハ」と呼ぶことは知っています。それ以外は聞いたことがないですが、もしかしたらちゃんと名前があるのかも。

(質問3への回答)五線譜が六線譜になっても問題はないと思います。譜面の記法は音階のように自然発生的なものではなく、西洋音楽の中でだんだんとこの形式が確立され生き残り、現在広く使われるようになっただけです。また未来永劫この記法が使われ続けるという保証もありません。例えば和楽器なら別の記法があります。またギターなどにはTAB譜という記法も知られています。これはあなたの好きな六線譜です。

なおシャープやフラットを用いずに半音階ずつ符線を割り当ててしまうと狭い紙面で広い音階を表現するのに不都合になりますね。今は五線譜の下に一本線を追加した中央ハから五線譜の上に一本線を追加したA440の一オクターブ上のAまで表現できますが、半音階ずつ符線を割り当ててしまうと、こんなに圧縮して広い音階を表現できなくなり、紙面ばかり費やされることになります。かなり不便だと思いますよ。

(質問4への回答)
>>同じ音が出たりするのでしょうか?
異なる弦で同じ高さの音を出すことはできます。

>>5線譜に従って演奏する際、その音を出す方法は複数あるから、ギタリストの得意な方法を選べるのでしょうか?

選べます。どうしてもポジションまで作曲家が指示する場合は、そのための指示を譜面に書きこみます。

なおクラシックギターの場合は和声やアルペジオも用いるので、譜面上の音と演奏時のポジションはほぼ一対一の関係になります。ジャズやロックの場合は、シングルノートでの演奏がメインですので、ギタリストの好きなポジションを選ぶことが可能です。
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この回答へのお礼

さんきゅー

お礼日時:2014/06/22 19:07

 時間がないので簡単に。



(質問1)
 現在の「音階」は、ヨーロッパのものです。
 ヨーロッパにも、歴史的には「教会旋法」というものが何種類もありました。今のものは、その中の一つ、ということです。

 世界的には、日本や中国の「五音音階」、日本の場合はさらに「田舎節」(ほとんどの民謡)と「都節」(さくらさくらなど)という区別もあります。
 琉球音階という特殊なものもあります。

 つまり、今の音階は、「いろいろあるものの一つ」ということです。

(質問2)
 ピアノだけが楽器ではありませんので、ピアノ特有の呼び方は存在しないと思います。音名で呼べば、どの楽器でも、歌でも共通に使えますので。
 どのオクターブかを区別する呼び名はあります。点の数で、「3点ハ音」というような。

(質問3)
 単なる決めごとですね。昔は4線の楽譜もあったようです。
 楽譜は、ある意味「パターン認識」です。
 「6線」だと、ぱっと見の判断が難しくなります。試しにやってみてください。

(質問4)
 音、音楽は、音高だけで成り立っているのではありません。「音色」というものも重要なファクターです。
 ギターの弦は、各々の弦で「音色」が違います。どの音色を選択するかも、演奏家の演奏技術の一つでしょう。


 全体として、「ピアノ」を基準に音や音楽を考えてはいませんか? ピアノ自体は、楽器の王様ですが、音楽の歴史の中ではかなりの新参者だと思います。音楽は、もっと人間の中から自然発生的に生まれ育ってきたものだと思いますよ。
 さらに、「振動数」だの「平均律」といったものは、近代になってからの後付けです。

 科学的にも、「ピタゴラス音律」とか「純正律」というものを調べてみてください。もっともっと奥の深い世界がありますよ。
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