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ソニーが大幅な赤字を出し、株式上場以来初の無配に陥った。
かつてウォークマン、トリニトロン・カラーテレビ等世間をあっと言わせる独創的な商品を次々に世に出した昔のソニーではなくなってしまったようだ。
なぜソニーは、ここまで凋落してしまったのだろうか?

A 回答 (7件)

ソニーが強かったのは、井深が健在の頃までしょう。


考え方で見ると、彼がいなくなってから多角化は成功しましたが、本業は決してともよいとは言えなかった。絶頂期だった時期はありましたけど。そもそも、ソニー本体からこれは奇抜という商品はほとんど出ていません。

井深大は、生涯のほぼ最後に、世界最初のプログラミング可能な家庭用愛玩ロボットであるAIBOの試作許可を出したという話を聞いたことがありますが、それが事実だとすれば、出井伸之、ストリンガー体制でほぼ凋落が見える状況になったと言えるでしょう。今から考えると、長期的視野のない最高の失策で、それらは今でもソニーに限らず日本のあらゆる大手企業で行われています。

その昔、成長期の日本が今でも陰を落としているのが今の日本です。
実を言えば、海外では30~40年ぐらい前にはベンチャーだった企業が今、トップベンダーになっていることが多いのです。マイクロソフトや、Apple、Symantec、Googleはまだ誕生してそんなに経過していません。そこに、旧来の大手も生きてるのが米国です。

それに対して、日本は世界に通用していたメーカーの多くが衰退しており、比較的生き延びているのは自動車と、鉄鋼メーカーぐらいでしょう。これらに言えるのは、グループ体質が強いことかもしれません。

この根底にあるのは、次への世代交代が進んでいないことが大きいと思われます。
要は、収穫時になる前に、事業撤退をする傾向と、世界を取りに行き、赤字でも黒字化を目指そうとする意気込みがないのですよ。
たとえば、電話会社は90年代から2000年代の最初にかけて、海外投資をしてきました。
しかし、結果的に多くは撤退、提携の解除となっています。

理由は単純で、二束三文の投資で完全子会社化を断念したことと、そもそも運のよい漁夫の利しかえるつもりはなかったからです。ソフトバンクはそういう意味では別でしょうけど、たとえばApple Payがまもなく世界で始まりますが、日本のおサイフケータイは、もう10年以上前にスタートして、世界に全く食い込んでいません。もともと、Felicaはソニーの技術ですが、世界ではNFCの誕生の元となったこのFelicaを知らない人の方が多い。

NTTもKDDIもJRもソニーでさえもこれをより大きな市場で大々的にアナウンスし、世界に打って出る気はなかったのです。その結果、今後Apple Payが攻めるチャンスを与えた。今後は、VISAやMasterなどの有力カードと提携すれば、Apple Payは強くなるでしょう。これで、非接触カードの先進国である日本にまたガラパゴスが誕生します。

凄いものです。日本は、たとえばシャープのザウルスは開発を終了した後に、iPhoneが・・・。いっそ分社して事業を上手に継続していれば、ザウルスOSのスマートフォンが、新興市場ではうれていたかもしれない。結局、大手は自分で中止を決めることは出来るが、良いものを残すという考え方はなく、辞めるときには事業部を閉鎖し、労働者を別に回します。労働者も同じで、それにのるのです。だから、新しい事業が伸びずに絶ち消えるのです。

本来は、分社や独立に対して評価を行い、場合によっては出資も検討するというのが大手ができることかと思います。結果的に、うまくいけば、その事業を吸収することも、ライセンス契約をして大手ブランドの流通網に載せることも出来、それが次の大手を生み出します。

日本は、既に老朽化した企業が大手として君臨しすぎており、それが重しとなりつつあるのです。それは会社が大きくなったからという言い方もできますが、そもそも会社にいることが安全だと今でも皆が思っているためでもある。本来は、力を蓄え会社を出て立ち上げることと、それを大手がサポートするというのが形としては、すばらしいかもしれません。

まあ、簡単にはいきませんけど。

尚、ソニーはお終いとは思いませんが、かなり苦しいのは事実でしょう。
今の状況だとNECに近い道筋をたどって、何とか10年程度後に安定させるか、または多角の他の事業の出資比率を落とし、そのキャッシュを元に、本業単独で投資を拡大し、再起を賭けるかどちらかでしょう。日本の場合は、あまり他の柱には手はださないでしょうけど。いっそ金融会社と、カメラとゲーム機専業ぐらいにする方が、会社は安定するでしょうけど。
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この回答へのお礼

今こそソニーは、創業時の精神に戻るべきでしょう。

お礼日時:2014/09/21 17:30

赤字がすごいようだし、下手したら倒産するかも?

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この回答へのお礼

過去にも大型倒産がありました。
ソニーも例外ではありません。

お礼日時:2014/09/21 17:26

文系が舵を取る会社はダメになる。


特にソニーのような「独創性で突っ走る会社」は特に。
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この回答へのお礼

優秀な技術者は、リストラされる前にヘッドハンティング(特に韓国企業)されているでしょう。
“人”を大事にしない企業は、こうなります。

お礼日時:2014/09/21 17:28

色々な原因が重なったためだと思われますが、


一つだけあげるとすれば、金儲け第一に堕ちた
為だと思っています。

規格に入っていれば、何でもいいや、という人が
造った品物と、
こんなもの恥ずかしくて、出せない、という人が
造った品物とは、異質です。

米国の自動車メーカーの経営者は、現場にも来ない
で、数字ばかりを問題にしていました。
それで誇りを持って働いていた労働者がやる気を
無くし、静かに崩壊していきました。

ソニーも、目先の儲けのためにアウトソーシングをやり
品質を落とし、アイボを打ち切り、エンジニアの開発精神
をそぎ落としてしまいました。
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この回答へのお礼

「技術」でここまで大きくなっていった会社が、技術者を粗末にするとこうなります。
優秀な人ほど、愛想をつかしてライバル社にヘッドハンティング(特に韓国企業)へ行ったでしょう。

お礼日時:2014/09/21 17:34

 元ソニーの人が書いた記事や本が出てますね。



 昔は自由に開発出来たのが、会社が大きくなって、部署ごとの風通しが悪くなって、自由に開発できなくなった(横やりが入るようになった)というのが大きいかと。

 あと、東芝や日立などは業績が良いですが、実は国内外の原発関係などで大きな利益を出しているので、エレクトロニクス部門だけで言うと、ソニーとドッコイドッコイです。
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この回答へのお礼

今こそソニーは、創業時の精神に戻るべきでしょう。

お礼日時:2014/09/21 17:35

パイオニアも一般オーディオ及びDJ機器部門の売却を決定したくらいですから、最早オーディオやビジュアルを中心にしたビジネスモデルの企業に限界が来ているのではないでしょうか。


http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20140916 …

今や、「専業」ではなくネットとの融合が不可欠な時代に入ったと思います。

その意味で、「勝ち組」になり易いのが以前からネットとの親和性が高かった企業だと言えるでしょう。

しかも、ネットは依然として米国が主役であり、日本は脇役に過ぎないと思います。

そんな中で、AV事業を中心に据えたビジネスモデルが立ち行かないのは当然の流れではないでしょうか。

客の立場だけで見れば、ブランドと事業内容のイメージが残り続けますから、ソニーやパイオニアがAV事業から距離を置くのに違和感や残念感が出て来ますが、企業側にしてみれば、そんな悠長な事が言ってられないくらいに切迫した状況かも知れません。

下手に過去のイメージに縛られて儲からない事業を続けてしまう事で、これ以上業績が悪くなったら本末転倒ですから、ネットを中心にしたビジネスモデルへの大転換を模索しているのではないかと感じます。

それが軌道に乗るまでは、無配状態が続く可能性もあると思います。
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この回答へのお礼

今はスマホ1台で動画撮影等が出来る時代。
AV事業は曲がり角に来ているのかもしれません。

お礼日時:2014/09/21 17:38

ソニーのソニーらしさがだせなくなってしまったからでしょうね。


アップルなど何度も危機的状況に陥りながら不死鳥のごとく復活してきました。
趣味性が対象の商品で生きて行くためには強烈なアイデンティティと
持続する独創性が必要なのかもしれません。
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この回答へのお礼

今こそソニーは、創業時の精神に戻るべきでしょう。

お礼日時:2014/09/21 17:41

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