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末端アルキンの水素を引き抜きたかどうかはTLCで判断できるのでしょうか。

A 回答 (3件)

http://www.chem.ucla.edu/harding/IGOC/A/abstract …
追記しますが、こういう記述が現代有機化学の教科書にはあります。
私がコメントした反応の場合、脱プロトン化、あるいは水素をプロトンとして引き抜く、と記述すべきです。
hydrogen abstractionと単にいった場合、普通はラジカル反応を想定します。水素はラジカル、プロトン、ヒドリドとして引き抜くことができますが、それぞれ発生する活性種の正常は全くことなるため、議論の対象を指定しないといけません。
さて、末端アルキンの水素をヒドリド、ラジカルとして引き抜くことは難しいので、質問者さんの考えていることは脱プロトン化だと思い、no1のように回答しました。
なお、活性種をトラップして発生率を調べる場合、迅速かつ定量的な反応を選ぶ必要があります。ご留意下さい。
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この回答へのお礼

正しい記述の仕方までご指摘ありがとうございます。

お礼日時:2014/11/30 13:36

最初に#1のお答えの「水素引き抜きはラジカル反応の用語だ」というのは


正しくありません。末端三重結合の水素をアニオンに変えるのは通常有機リチウム
試剤を用います、この場合も「水素をひき抜く」と表現します。「他の表現が無い」
通常はn-ブチルリチウムを用います、手に入れ易く「安価」だから。
だがt-ブチルリチウムでないと抜けないこともあり、グリニアールのMgBrで
が有効な事もある、これは院へ行って自分の手で合成をする時よく分かります。

#1通り、通常のTLCは使えません、通常のクロマトは担体と溶媒の間で薬品の
分配係数の差で混合物を分けます。逆相クロマトだと分けられる様に思いますが、
空気中にも溶媒中にも水が「莫大な」量あるのでスポットにならず、イヤラシい
のっぺりした形になってしまいます。
アニオンと反応しやすい化合物を用いると、どの程度の水素が抜かれたか分かりますから
そうやって「測る」事も出来ますが、余り意味はありません。
それで分かるほどなら「失敗」だったことの方が多い。
通常は「パス」して次の反応へ進みます。嫌でも水素カチオンがどれだか抜かれたか
分かってしまいます。この合成が充分良い成績なら、水素は充分引き抜かれているし
ダメなら金属試剤が「古い」とか、過剰量使わなかった、原料の純度が低すぎた、
あるいは、溶媒の脱水が十分でなかったなど「失敗の原因の山」が出来てしまいます。
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この回答へのお礼

アセチリドを生成できたかどうかはTLCでは確認できないので、生成できたものとして次の反応を行い、そこで目的物が合成できたか判断するのですね。
ありがとうございます。

お礼日時:2014/11/30 13:39

水素引き抜きというのは、塩基と反応させて脱プロトンするということでしょうか?


その場合、発生したアセチリドは水分と反応して元に戻ってしまうので、クロマトで判定することはできません。
一方、アセチリドを何らかの吸電子剤と反応させたあとなら、反応の進行をtlcチェックすることは可能です。
なお、水素引き抜きという言葉は、ラジカル的に水素置換基を引き抜く
ことを指します。
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この回答へのお礼

末端にアルキンを有する化合物がアセチリドになってもTLCでは、判断できないのですね。
ありがとうございます。

お礼日時:2014/11/30 13:34

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