
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
銀色は正確にいえば、単なる色ではありません。
色に対応させるなら、白色(明るい)~灰色(暗い)になります。もちろん、見た目は銀色と灰色は異なります。それは、光の反射の仕方によるものです。白色は白色光を受けると、白色光に含まれる全ての波長の光を強く反射します。ただし、反射は乱反射(あるいは散乱)と呼ばれるものになります。
白色の板があったとして、それが光を乱反射しないようにすると、鏡になります。鏡は受けた光の方向を乱さずに反射します。そのため、白色光が物に当たって反射した光を受けると、それが乱れずに反射され、我々の目に入ってくるので、物の形も色もそのままに見えます。
鏡も反射率が下がると、鏡に映ったものの見え方が暗くなります。それが灰色に対応します。灰色は白色の反射率が低い色なのです。
乱反射かどうかの差がちょっと分かりにくいかもしれませんので、透過光で説明し直してみます。よく磨き上げたガラス窓で外を見ているとします。ガラスは透明ですし、入ってきた光は方向を変えずに通過します(ガラス内ではちょっと屈折はあるんですが、厚さが薄いので無視できるレベルになっている)。
そこで、例えば息をほーっと吐きかけてガラスを曇らせるとします。曇っているガラスを通して外を見ると物の形がぼやけて見えます。さらに曇らせると、物の形は全く分からなくなります。そして、曇らせた面の色は白色と呼ばれる色になっています。
それが光の透過ではなく、反射で起こるのが銀色と白色の違いです。ただ、鏡のようにぴかぴかだと鏡に見えてしまい、銀色という色だという感じがしなくなってしまうので、多少は乱反射してあまり物の形が見えないようにし、さらに少し反射率を下げて暗くもしています。
No.3
- 回答日時:
すでに回答は出ていますが。
色ではなく、金属光沢ともいわれるものです。
乱反射でなく、決まった方向への全反射です。
完全に均一で同じ方向なら鏡になります。
No.1
- 回答日時:
昔の人は、金を「こがね」銀を「しろがね」銅を「あかがね」鉄を「くろがね」雲母を「きらら」と呼びました。
金も銀も希少価値から通貨としても使用されましたが、その輝きから装飾品としての利用の方が早かったようです。騎馬・狩猟・遊牧民族などは金を、農業民族は銀の方を好む傾向が強かったとの、歴史家の意見も有ります。
銀の本来の色は新雪のような色で、日光が指すと真っ白に輝いて見えることから「白銀の世界」などとも表現されます。単なる白には無い輝きが、銀の本来の色です。
銀は空気に触れると酸化反応が早く、磨いたばかりの輝きも一晩程で失われ、数日の内にグレーから黒色へと変化します。黒く変色した銀は「よごれ」と見間違うくらい汚らしい感じさえもたらします。
黒く変色してしまっては装飾品としての価値がありません。
そこで考え出されたのが『いぶし銀』という加工法です。要するに、銀製品を燻蒸して表面に薄い酸化皮膜を作ることで、それ以上の変色を防止する技術です。
あなたが好きな『白よりも暗く、薄い鼠色に近い』銀の色とは、この『いぶし銀』のことです。
刻み煙草が主流だった時代には、銀煙管などは少しばかり豊かな人達の、自慢の小物でした。
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