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「ば」や「たら」には、例えば「風邪を引いたら、この薬を飲みなさい」「熱があれば、この薬を飲みなさい」のように、仮定の意味を持つ複文を作る用法があります。
この両者の使い分けに関しては、どのように説明したらいいでしょうか。大辞林や大辞泉に載っている、次のような説明ではいまひとつ使い分けを説明できません。
◎ば=順接の仮定条件を表す。未成立の事柄を仮定し,それを条件として表す。
https://kotobank.jp/word/%E3%81%B0-597816#E5.A4. …
http://www.excite.co.jp/dictionary/japanese/?sea …
◎たら=仮定条件を表す。仮にそうであるならば。もしそうなったらば
      未来の確定条件を表す
https://kotobank.jp/word/%E3%81%9F-556028#E5.A4. …
http://www.excite.co.jp/dictionary/japanese/?sea …

A 回答 (12件中11~12件)

>それでは「ば」と「たら」は、常に置き換え可能ということになるのでしょうか。



 「たら」を「ば」に直接置き換えるわけにはいきません。接続できる形にしなければなりません。
 そこへ行ったら、宝物が見つかるだろう。
 そこへ行けば、宝物が見つかるだろう。
前回の回答で言ったとおり、
 「そこへ行ったらば」の「ば」が抜け落ちて「そこへ行ったら」になったわけです。詳しく言えば、「行った」の「行っ」は「行き」という連用形の促音便です。「行く」に「ば」に続けるときはその活用形を仮定形の「行け」の形にする必要があります。その接続関係を満たせば、ほとんどの場合、置き換え可能と思います。
 ただ、ニュアンスとしては、「たら」の方が「過去」の意味があるだけ、「仮定」の意味が強められるでしょう。
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この回答へのお礼

ご説明、ありがとうございました。

お礼日時:2014/12/12 00:33

辞書では、文語・口語で共通する事項については同じ項目で説明しています。

ご質問は「口語(現代語)」に関するものと思いますので、回答はその枠内で答えます。

 「ば」という接続助詞は「仮定形」に接続して「順接仮定条件」を表します。辞書にあるような詳しい用法は省略します。
 
 分かりにくいのは「たら」が仮定を表すことですが、本来「た」という助動詞には「仮定」の意味などありませんでした。「た」はあくまでも「過去・完了」を表す助動詞です。ところが、なぜ「たら」という仮定形が「仮定」の意味を表すのかというと、考えてみれば当たり前のことですが、「ば」付くからです。「読めば」というのと同じことで「たらば」が本来の形だったからです。この「たらば」が使われている内に「ば」が抜け落ちてしまって「たら」が「仮定」をあらわすという格好になってしまいました。
 質問にはありませんが、同様の現象は「ならば」という場合にも起こりました。「なら」は「だ」という「断定」の助動詞の「仮定形」です。これも「ば」が抜け落ちました。

 「たら」も「なら」も「たらば」「ならば」が本来の形であったため、「ば」と同様の意味をあらわすことになりました。
 なお、「未来の確定条件」というのは、
   例 この道を行ったら(=行けば=行くなら)、海に出ます。
のように、まだ行っていないから「未来」ということになります。「行ったら、確実に」ということを意味しています。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございました。
それでは「ば」と「たら」は、常に置き換え可能ということになるのでしょうか。
私はそこを詳しく知りたいのです。

お礼日時:2014/12/11 21:04

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