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z=f(x、y)に対し、対応する地点(x、y、f(x、y))の傾斜を考える。

xy平面上で、(x、y)を通る単位方向ベクトルu=(ux,xy)の方向を向いた直線l
(x+s(ux),y+s(uy))(sはパラメーター)を考え、この直線を含むxy平面に垂直な平面とfが交わって出来る曲線に沿って、(x,y,f(x,y))から、(x+s(ux),y+s(uy)、f(x+s(ux),y+s(uy))まで動いたとき、この間の平均傾斜は
{f(x+s(ux),y+s(uy))-f(x,y)}/sだから、(x,y)での傾斜は(画像の6.1)であり、
6.1は(u内積V)と画像にあるのですが、6.1から(u内積V)を導いている式変形がよくわかりません。これはどういう意味なのでしょうか?

「ベクトル解析(独学)、∇fの定義」の質問画像

A 回答 (1件)

thereshさん,こんにちは.



画像一番下にある数式の式変形が分からない,というご質問でよろしいでしょうか.

式(6.1)より,c(x,y;u)=lim[s→0]{f(x+su_x,y+su_y)-f(x,y)}/sです.ここで,f(x+su_x,y+su_y)について考えてみましょう.これは,点(x,y)から微小量(su_x,su_y)だけ変位したときの値です.これは第一引数を固定し,第二引数の変化だけに着目すれば次のように近似できます.
 f(x+su_x,y+su_y)≒f(x+su_x,y)+{∂f(x+su_x,y)/∂y}×su_y …(1)
一変数関数の近似と同じですね.(1)式にあるf(x+su_x,y)も同様に
 f(x+su_x,y)≒f(x,y)+(∂f(x,y)/∂x)×su_x …(2)
と近似できます.これを(1)式に代入すれば結局
 f(x+su_x,y+su_y)≒f(x,y)+(∂f(x,y)/∂x)×su_x+{∂f(x+su_x,y)/∂y}×su_y …(3)
となります.これを(6.1)式に代入すると
 c(x,y;u)
 =lim[s→0]{f(x,y)+(∂f(x,y)/∂x)×su_x+{∂f(x+su_x,y)/∂y}×su_y-f(x,y)}/s
 =lim[s→0]{(∂f(x,y)/∂x)×u_x+{∂f(x+su_x,y)/∂y}×u_y}
 =(∂f(x,y)/∂x)×u_x+{∂f(x,y)/∂y}×u_y …(4)
となり,よく見ると画像一番下にある数式の真ん中と同じです.

ここで,u=(u_x,u_y),そして画像からは分からないのですが,V=(∂f/∂x,∂f/∂y)=∇fと定義されているのでしょう.(4)式の形はちょうどこれら両ベクトルの同じ成分同士の積の和,つまり内積になっているので
 c(x,y;u)=u・V …(5)
と書けるわけです.

分からない点があれば補足に書いてくださいね.
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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2015/02/07 01:13

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