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歯科助手をしているのですが、歯周病組織検査の記録の仕方がわかりません。
動揺度記入の時に左右どちらかがわからなくなります。あと、紙カルテに記入する時は、左右逆に記入で合っていますか??
職場で何回聞いても理解できず、さすがに聞きづらいです。

A 回答 (1件)

歯周検査のチャートは、患者さんの顔と同じです。

チャートを患者さんの顔の上に乗せたと思ってください。

患者さんの右上の歯は、あなたから見て左上にありますよね。患者さんの顔の上にチャートの用紙を置いたときに、患者さんの顔の右上に乗っかるのは、あなたから見て用紙の左上の部分ですよね。ですから、チャートの左上に書きます。
患者さんの顔の上にチャートを置いたときに、同じ位置になる部分に書くのです。

6点法(1本の歯のほっぺた側3ヶ所、裏側3ヶ所の合計6ヶ所)で測定するとき、患者さんの右上の歯から測定する場合、右上7番のほっぺた側の奥のほう(遠心)から測定しますが、奥の方というのは、用紙を患者さんの顔に乗っけると、用紙の左上にある7番の枠のあなたから見て左側になりますよね。ですから、右上7番の遠心から2、3、4mmだったとしたら、左から2、3、4と書きます。チャートを顔に乗っけたと思って、顔と同じ位置に書けばよいのです。

ところで、顔の中心に近い方を「近心」、遠いほうを「遠心」と呼ぶわけですが、これは顔の右と左で変わってくるので、しばしば混乱の元になります。患者さんの右上1番の歯は、あなたから見て患者さんの顔の中心のすぐ左にある歯です。この歯で顔の中心に近いのは、あなたから見て右側です。顔の中心から遠いのは、あなたから見て左側です。ですから、患者さんの右上1番の歯の近心は、あなたから見て右側になります。

ところが、患者さんの左上の1番は、これが逆になります。患者さんの左上1番はあなたから見て顔の中心のすぐ右側にあるので、この歯で顔の中心に近いのは、あなたから見て左側になります。ですから、左上1番の近心はあなたから見て左側です。

歯科医師や衛生士は、常に患者さんの顔を見ているので混乱しないのですが、顔を見ないで用紙だけを見ている助手は、自分から見て左側が遠心だったのが、いつの間にか右側が遠心になってしまいます。そこで、混乱するのです。

混乱しないコツは、患者さんの顔を思い浮かべることです。チャ-ト用紙が顔だと思って、「チャートのここは患者さんの顔のどの部分だろう?」と考えるとわかりやすくなります。
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