【選手権お題その3】この画像で一言【大喜利】

以前あった下記の質問がずっと気になっていました。少しわかったようなつもりでいますが、勘違いしているかもしれません。ご意見をお聞かせください。
【「する」「させる」】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/8969529.html

 以下、ブログに書いたことから一部抜粋(重言)。
http://ameblo.jp/kuroracco/entry-12034653537.html


 いろいろ考えた結論。「明るくした」って例文が「自動詞」と解釈できないので説明がしにくいのでは。
「(形容詞・形用動詞)~する」はいろいろあり、自他両用の形をとることがあるけど、自動詞になりにくいときもあるし、他動詞になりにくいときもある。どういう法則性があるのか……いまは不明。
 ちなみに『大辞泉』の記述では、下記の用法がわかりにくい。
https://kotobank.jp/word/%E7%82%BA%E3%82%8B-5440 …
==============引用開始
大辞林 第三版の解説

する【為る】
( 動サ変 ) [文] サ変 す

❸(形容詞・形容動詞の連用形に付いて)その状態にならせる。その状態を出現させる。 「髪を長くする」 「これまでの経緯を明らかにする」 「静かにしなさい」
==============引用終了

 元の例文が下記だったら、すっきり説明できる。以下、理由はよくわからないけど過去形(正確にはタ形)のほうがシックリくるので、過去形で書く。
==============引用開始
「する」「させる」は、本来まったく意味が異なるはずなのに、なぜ、
ウ「先生の言葉が生徒を大人しくした」
エ「先生の言葉が生徒を大人しくさせた」
が、両方ともほぼ同じ内容をあらわすのでしょうか。それとも、後者は間違いなのでしょうか。
==============引用終了

 ウの「~した」は他動詞用法。
 エの「~させた」は自動詞用法の使役形。
 使役形を外した形は「(先生の言葉で)生徒が大人しくした」
 仮に他動詞の使役形と考えるなら、別の「ガ格」もしくは「ニ格」が必要になる。
「校長先生ガ(担任の)先生に(言葉で)生徒を大人しくさせた」
「先生がクラス委員ニ生徒を大人しくさせた」

「~した」が自他両方の形で使えるなら、形容動詞でも同様の考え方ができる。
●他動詞
オ「先生の言葉が生徒を静かにした」
●自動詞の使役形
カ「先生の言葉が生徒を静かにさせた」
 ただの自動詞「(先生の言葉で)生徒が静かにした」
 他動詞の使役形。
「校長先生ガ(担任の)先生に(言葉で)生徒を静かにさせた」
「先生がクラス委員ニ生徒を静かにさせた」


 このようにすっきり説明できるのは「~する」が自他両用の場合だけで、むしろレアケースなのかも。
【「自動詞だけ」の場合】
●自動詞
 意識がはっきりした。
●自動詞の使役形
 (その衝撃が)意識をはっきりさせた。
「意識をはっきりした」の形にはしにくい。

【「他動詞だけ」の場合】
●自動詞
 歌で彼女の気持ちが明るくなった
●他動詞
 歌が彼女の気持ちを明るくした
●自動詞の使役形
 歌が彼女の気持ちを明るくならせた×
 歌が彼女の気持ちを明るくさせた
 原理的には自他両用のときと同じことだと思うが、この説明はちょっと強引でわかりにくいかもしれない。

 自他両用のケースは……〈漢語+する〉ならいくつか浮かぶんだけど。
『大辞林』の例文で考える。「静かにしなさい」は命令形をやめたら↑のとおり。
・髪を長くする/髪を長くさせる
・これまでの経緯を明らかにする/これまでの経緯を明らかにさせる
 これは元々の質問の「明るくする」と同様。「~が~なる」の形でも使わなければ自動詞にはしにくい。「大人しくする」と「明るくする」でなぜそんな違いが出るのかは言葉の神様に訊いてください。
 ただ、考え方としては同じだと思う。
(以下略)

A 回答 (11件中11~11件)

むつかしいですね。

まづは 取っ掛かりです。

 1. 日本語には 用言について自動・他動・そして使役とは違った分類があると思います。

 2. ひとつに 【不定(未定)――概念規定――既定】といった三つの相の違いで区別する。

 2-1. ○ あく(明・開):あか(赤・明か)――あき(明き)――あけ(明け・朱)

   ・ アカは 不定法の活用(未然形);アキは 概念法(連用形);アケは 既成条件法(已然形)。

   ・ アケから 言わば《既定相の動態用言》が出来る。すなわち アケル。

   ・ このアケルが 欧文系の文法で言う《自動詞》にも《他動詞》にも成る。:夜が明ける;道を開ける
     既成条件を前提とすれば 賓客(対象)への働きかけの意味を帯びる。

 3. ひとつに――用言の表わす現象や行為についてですが―― 【自然生成相――人為(自然+α / 賓格をともなう)相――両者の使役相】の違いを示す区別。

 3-1. ○ 明く・明き――明ける・開ける――明かす / 明けしむ・明けさせる

      ○ なる(成・生)――なす(為・成・生)――ならせる / なさしむ・なさせる

 4. いまの問題は 状態用言(形容詞・形容動詞)についてはどうか? でしょうか。

 5. 【自然生成相――人為相――使役相】

   ○ 赤くなる――赤くする――赤くならせる/赤くさせる
   ○ 明るくなる――明るくする――明るくならせる/明るくさせる
   

 参考になりましょうか。
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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。

 ウーン。
 聞いたことのない言葉がいくつも出てきますが、これを全部調べなければいけないのでしょうか。
 
>1.日本語には 用言について自動・他動・そして使役とは違った分類があると思います。
 あると思いますが、いま問題にしているのは、自動詞・他動詞・使役なので……。

>4.いまの問題は 状態用言(形容詞・形容動詞)についてはどうか? でしょうか。
「〜する/〜した」の話です。
1)状態用言(形容詞・形容動詞)
2)〈漢語+する〉(この呼称にいつも悩みます。熟語動詞とか呼ばれるヤツです。「完成する」「混入する」「輩出する」etc.……)

お礼日時:2015/06/08 18:35

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