行けない と 行かない の違い

過去の回答に
「行けない」…意思に関係なく行くことが出来ない。

「行かない」…自らの意思で行くことをしない。

とありました。
もちろん理解しているのですが、外国の方に
期待通り上手く行かない　は何故　行かない　なのですか？と聞かれてよくわからなくなりました。

うまく説明する方法はありますか？
希望や期待、物事の関しては常に　行かない　を使うという説明でもよいのでしょうか。
よろしくお願いします。

質問者からの補足コメント

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  ５番さんの回答が外国の方に一番理解してもらえそうなのでBest answerにさせてもらいます。
  みなさん本当にありがとうございます、とても助かりました。

    補足日時：2015/07/17 13:59

No.5 ベストアンサー 回答者： OKAT 回答日時： 2015/07/17 13:53

基本的なことを言えば、「行く」の可能動詞が「行ける」です。

すなわち、「行ける」は「行くことが可能である」の意味。
　これらの動詞を「意志」をからめて説明するのは、誤解を招きやすいと思います。動詞の分類の一つに「意志動詞」と「無意志動詞」があります。（「行く」は意志動詞、「行ける」は「無意志動詞」）主格が意志を持つかどうかを言うなら、「有情」と「無情」くらいに分類するのがいいでしょう。
（「有情」とは人の心をもつもの、「無情」とは「人」以外の（動植物を含む事物、現象など心を持たないもの）を対象としますが、「擬人法」によって「無情のもの」が主格をとることがあります。　例　雲が行く)

　質問文の「過去の回答」はこの「意志動詞・無意志動詞」に関連した説明のようです。手っ取り早い見分け方は、それぞれの動詞に「う・よう」という意志の助動詞をつけてみて付けられるなら「意志動詞」付かないのが「無意志動詞」と考えます。
　　　　行こう◯　　行けよう×（推量の意味なら◯）

　ご質問の例
＞期待通り上手く行かない　は何故　行かない　なのですか？と聞かれてよくわからなくなりました
　
　上手く行く（ 物事がはかどる）の否定は「上手く行かない」（はかどらない）であって、「上手く行けない」ではありません。
　　　　　　行く⇔行かない
　　　　　　行ける（行くことができる）⇔行けない（行くことができない）
このような対応関係に「行く⇔行けない」の対応関係を持ち込むのは誤りです。いわゆる筋違いです。
　「行く」の否定は「行かない」だと説明してはどうでしょうか。

この回答へのお礼

５番さんの回答が外国の方に一番理解してもらえそうなのでBest answerにさせてもらいます。
みなさん本当にありがとうございます、とても助かりました。

お礼日時：2015/07/17 14:02

No.4 回答者： fxq11011 回答日時： 2015/07/16 11:55

文法に、「自発」という分類があります。

「いく」は意志表示、のほかに、自発の意味があります。
自発＝当然そうなる。
当然そうなる、を否定、単なる否定形では、当然そうならない、となりますが、当然そうなるが、無い、となり、そうなるはずが、ならない。

No.3 回答者： blue_rumble 回答日時： 2015/07/15 14:31

「上手くいく」は、物事の進展や実現に関して使われる慣用的な表現ですので、「〜が上手く行く」の場合は、常に「行かない」を使うと言う説明で良いと思います。

例えば「新規事業が上手く行く」は、本来なら「私は新規事業を上手く進める」と言う意味ですが、「新規事業」が主語となっています。

新規事業の状況と言うのは、運やタイミングなどの不確定要素があり、自分（ここでは「私」）が、100%コントロールできないため、「新規事業」に意思があるかの様な言い回しになっているのではないでしょうか？
（強引に言えば、擬人化）

No.2 回答者： hakobulu 回答日時： 2015/07/15 14:20

＃１です。

あまり良い表現ではなかったので、以下のように修正させてください。

「行けない」は「行くことができない」という [ 判断を表わす動詞 ] なので、無生物（物事）を主体にすることはできません。
「期待通り上手く行かない」の主体は省略されていますが｢物事｣なので、「行けない」は使えない。

「わたしは一緒に行けない」は判断を表わし、
「わたしは一緒に行かない」は意志を表わします。
ただ、
「わたしはうまく行けない」という表現はできません。
この場合の「行く」は「物事がはかどる」という意味で、人を主体にすることができないからです。

No.1 回答者： hakobulu 回答日時： 2015/07/15 14:03

「行けない」と「行かない」では主体が異なるということです。

物事などが主体なら「行かない」。
人が主体なら｢行けない｣。
「期待通り上手く行かない」の主体は省略されていますが｢物事｣です。
「行けない」は「行くことができない」という判断を表わす動詞なので、無生物（物事）を主体にすることはできません。
「行けない」の主体は「わたし」などで、「わたしは行けない」のように使う。