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英語のネイティブスピーカーの方は多義語の意味を、どのくらいの数覚えているのでしょうか。
ウィズダム英和辞典で"give"の意味を調べてみると、動詞だけで27個もの意味がありました(熟語は数に入れていません)。この中でネイティブスピーカーの方が覚えている意味は何個くらいあるのでしょうか。
また、"give"ほどの多義語ではない場合、例えば"marry"の場合、意味は
他動詞
1.と結婚する
2.の結婚式を行う
3.を結婚させる
4.を結びつける
5.をない合わせる
自動詞
1.結婚する
2.調和する
などという意味があると思うのですが、この中でネイティブスピーカーの方が覚えている意味は何個くらいあるのでしょうか。

英語を勉強する上でどのくらい意味を覚えればよいのか知りたいので質問させていただきました。

A 回答 (4件)

英語は私の第二母語なので厳密には「ネイティブ」ではありませんが、まず、そのmarryの語義はすべて知っていました。

それから、giveの27語義が何を指すかは知りませんが、以下のオンライン辞書の26語義のうち少なくとも23個くらいを私はもともと把握していました。
http://eow.alc.co.jp/search?q=give&ref=sa

ほかの語義も例文があれば、なるほどと思うかもしれないし、逆に、例文を見てみたら、わかって気でいた語義も実はわかっていなかったということになるかもしれませんが。

ただ、「覚える」とかいうと大変そうですが、例えば質問者さんは日本語の「結ぶ」の語義ってどのくらい知っています? (紐を)ゆわく、(スピーチを)しめる、結婚する(「結ばれる」)、などなど。「持つ」は? 手にとる、携帯する、所有する、備える、心に抱く(「根に持つ」など)、などなど。「ある」なんていったら、かなりありますよね。

そういう言葉は普段、あまりにも当たり前に使っていて、ふと気づくと、さまざまな意味としてあちこちで使用しているわけです。

というわけで、例えばあなたが英語を勉強中なら、語義を1から27まで丸暗記することから始めるよりは、例文や読書を通じて身につけたほうが効率がいいし、逆に文章を読んだり会話を聴いている時に「give」を耳にしたら、単純に「与える」という意味だと思わずに、辞書を確認してみるときちんと読解できると思います。

一方で、辞書にある「give」の語義は基本的に「何かを自分から外へとグイッと押し出すイメージ」ですよね。そういうイメージを持っていれば、使用/読解しやすいと思いますよ。
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こんにちは。



>ウィズダム英和辞典で"give"の意味を調べてみると、動詞だけで27個もの意味がありました
これは、昔習ったことがありますが、こういうことを、難しい言葉でいうと「認識の準拠枠」というもので、「対象を認識し,それを解釈し規定する際,基準として働く内的システム,つまり判断の枠組み」のことで、"give" に対して、英語ネイティブは、いろんな意味を持って使えるという認識があるというわけです。

それを、辞書の専門の学者が27個も違う意味があると、導きだしたけれども、英語ネイティブの場合は、単に、同じ言葉を、こういう場面でも使えると知っているだけで、その違いを殊更に覚えたのではありません。

どうして知ったかというと、まず、親や友人、テレビやマスコミなどありとあらゆる情報の中で、そういう言い方を覚えたに過ぎません。

Eve gave in to the temptation of the serpent.
イヴは蛇の誘惑に負けた。

と日本語では「負けた」にはなっていても、英語ネイティブには、その"give" の中に、そういう「使い方」を知っているにすぎないのであって、「負けた」とおぼえているわけではありません。さらに付け加えると、英語を学習する上で大事なことは、その言葉の持つイメージであって、その「訳」ではありません。単語に対してのイメージとその方向性(in to atなど)を感じて、意味を持たせるわけです。

本当に、戸惑うほどの、まったく違う意味を持つ二面性のある単語というのは、学生でもそれ以降の学習でも、それほど多く出てくるわけではありません。

逆に、語学の勉強に関していうと、
>英語を勉強する上でどのくらい意味を覚えればよいのか知りたいので質問させていただきました。
こういうやり方で、覚えられないのではないかと思うのです。

 ・ She stretched her arms out and gave a great yawn.
 彼女は手を馬橋て、大きなあくびをした。(CoBuild)

つまり、give という意味よりもイメージが大事であって、訳は後からついてくるものなのです。

これについては、『一億人の英文法』の著者で知られる大西泰斗氏が、ずいぶん昔から語っていますが、こんな一例を挙げています。
『みるみる身につく!イメージ英語革命』(大西泰斗・ポール・クリス・マクベイ)講談社α文庫
(かなり、要約しています)
***(イメージの力とは)***
Thick head!
直訳すれば「厚い頭」ですが、この意味は「馬鹿者」です。では、どうしてこんな意味になるかというと、頭蓋骨が厚すぎて反応が鈍いのです。つまり、イメージがわけば、こんな表現でも意味が分かります。「それは慣用表現だから」とか「スラングだから」という人がいますが、イメージの力は、遥かに広く浸透しています。
1. I ran.
2. I ran a restaurant for about 10 years.
3. He's always trying to run my life.
run の意味を正しくイメージしていれば、3.まで簡単にわかるのですが、「走る、経営する」と丸暗記してきた人にとっては、難問になってしまいます。一見離れた2つの意味は非常に自然につながっているのです。
-(割愛)-
ここでrunは、「runさせる(動かす)」という意味なっていることが分かりますか?日本語訳は「運営」とかになっていても、「動かす」という意味に、実に自然にイメージがつながっていることがわかるのではないでしょうか。
***

なお、学校では、ピタリと訳を決めさせられることが多いので、間違いとされることもたまにあるのですが、意味を理解すると、訳を覚えるのとは、違った作業だと心得ておいたほうが良いかと思います。
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英語圏の人は、ほとんどの人が日本人と同じで単一言語しか話せません。

また、日本人の英語の勉強の仕方がすべて「英文和訳」です。

日本語が国語の我々は、日本語をいちいち訳しません。また、訳そうとしても訳す言葉さえありません。せいぜい生まれ育った地域の方言ぐらいです。

それで英単語の、日本語の該当する意味だけあげて、どのくらいわかるのか、また記憶しているのかと論じても意味がないのです。

それは英語圏の人は、英語でしか考えないし、英語しかあたまにないので、他の言語に言い換えできないからです。日本語もそれと同じです。

「この本を一本ください」

この日本語は間違いですが、外国人は、これを間違いと指摘すると「本なのに、なぜ助数詞『本』が使えないのか」と聞いてきます。 でも、これは自然に我々が覚えているだけで、論理的に普通の国語知識では説明できません。

他にも日本語は、英語圏の人からみたら、とても似た言葉で、意味がまったく異なる言葉が多くあります。

「韓国」「監獄」「各国」
「括弧」「過去」「加護」
「切手」「来て」

日本語学習初級者に本読みをさせると、これらを間違えます。

「ここに切手、これをと、で、ください」
聞いていて、まったく意味不明、それで側に行き、本をみると次のように書いています。

「個々に来て、これを取ってください。」


これは一例ですが、まったく異なる体系の言語「英語」を日本語で理解して、解釈し、その単語に訳語の多さから、『英語を勉強する上でどのくらい意味を覚えればよいのか知りたいので質問させていただきました。』ときかれても、答えようはありません。

簡単な日常よく使う英文ですが・・

Can I have a coffee, please? をあげて

なぜ、これが日本語の「すみません、コーヒーをください」あるいは、家庭で「ごめんなさい、コーヒーを一杯いれてくれないかしら」(女性)、「悪い、コーヒー一杯入れてくれないか」(男性)、などのようになるのか、説明できないのと同じです。 なお、この例文は、買い物にも使え、a coffeeをan eraserと買えたら「すみません、消しゴムをひとついただけませんか」になります。

こんな簡単な英文も、日本語は言い方が、全部異なりますが、これを「英文和訳」の手法で、一語一語単語を訳して、文法にしたがい、解釈していったら、説明できなくなるのと同じです。

逆に英語圏の人からみたら

Can I have ~ , please?

は、買い物のときにも、他人になにかとってきてもらうのにも使えるのに、なぜ、日本語は、いちいち言い方を変えないといけないのか?と問われても、「日本語では、そういう言い方ができないので、人にものをとってもらう時と、買い物の時は、言い方(文形)が違う」としか説明できません。

ですから、「英語を勉強する上でどのくらい意味を覚えればよいのか知りたい」なら、英語の表現方法を学ぶしかないです。
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日本人がどれほどの多義語を理解しているかを考えれば想像がつくでしょう。


結論は人による、です。
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