プロが教えるわが家の防犯対策術!

なぜシリア・イラクの難民はアラブの裕福な国ではなくヨーロッパに行くのですか?

ふと、不思議に思ったのですが、アラブにはサウジアラビアやUAEなどの裕福な国がたくさんあると思うのですが、シリア・イラクの難民は裕福なアラブの国ではなく、宗教・民族の異なるヨーロッパに行くのでしょうか?

同じアラブ民族、同じ宗教の国の方が住みよいということはないのでしょうか?

アラブの国々は同じイスラム教でも宗派が異なるからでしょうか?

すみませんが、お教えくださいますよう、お願いします。

A 回答 (8件)

多くの人がいい加減な知識を植え込まれていますけど、


第一にイスラム教は各宗派ごとに排他的な立法で成り立っていると思ってください。イラクがなぜフセインを失った後乱戦状態になったかといえば主たる教派がなくなったからですよ。あまりにも世界(特にアメリカ)はイスラムを知しらな過ぎたということです。
他宗派のイスラム国、また同じ派閥でも国が違えば立法も異なることから排他的になる。そんなところにいけば下手すると奴隷扱いになってしまいます。だからヨーロッパに行こうとするのが一つの要因。

もう一つは実は難民として国外に出ているのは比較的裕福層だということ。貧困層は国外に出る手段もありません。要するに職探しのための難民。だから北欧は寒いから嫌だとか不満が出せる。仕事を探しているのだから国民との間にいざこざが起きる訳です。

日本もバカだから、難民と移民と亡命の違いすら理解できないでいる。
亡命はほぼ個人的に迫害を受けており、その国の国民になるために逃げてきている。
移民もその国に移住することが目的。だから国民になり働くことも出来る。
難民は移住者ではありません。国が安定すれば帰国させられるのです。だから基本的には就労目的ではない。
逆に受け入れた国は本国の安定に寄与しなければなりません。
つまり日本が難民を受け入れるためには少なくとも国連軍として積極的に参加しなければならないのです。これは国連が定めた集団的自衛権に当たるからです。集団的自衛権を行使しないのであれば、国連を辞めるしかありません。
しかし日本のマスコミは意図して難民と移民をゴチャにしている。実際に北欧の国では移民が多くなりすぎて既存の国民に不利な法案が通り始めている、つまり国を乗っ取られてしまっている訳です。
日本ではまだ起きてはいませんが、既に東京近郊のマンションでは管理組合の言語を中国にしろという提案が出たり、セキュリティをやめさせられるなどがおきています。今はマンション単位ですが、やがて町単位、沖縄のように県単位で乗っ取られる可能性だってあり、最終的には北欧の某国のように国が乗っ取られるでしょう。
    • good
    • 4
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます!
「他宗派のイスラム国、また同じ派閥でも国が違えば立法も異なることから排他的になる。」ということなのですね。
同じスンニ派でも立法が異なるのですね。
「国外に出ているのは比較的裕福層だということ。貧困層は国外に出る手段もありません」
国外に難民として出ているのは比較的裕福な層なのですね。
いろいろお教えいただきたすかりました。
心から感謝いたします

お礼日時:2016/02/13 09:51

ここいる人とちょっと違うこと書きますね



難民=戦闘中で本気の先頭に連夜晒されている人(虐殺や焼け出されたひとたちはここ)
経済難民=今より良い生活が出来るかも、と思った人々(自国の経済が立ち行かないからここで商売!)
移民=その国の国籍を欲しい、そこの国民になりたい。

逃げてくる人を防ぐことはないと思いますが 
なんか違う人まで
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます!
いろいろお教えいただきたすかりました。
心から感謝いたします

お礼日時:2016/02/13 10:07

難民と言うのは、迫害を受け、命の危険にさらされたため、家や住みなれた土地を捨てて逃げ来た人たちです。

命がかかっているのですから、受け入れてくれる国があれば、基本的にどこでもいいのです。

問題は受け入れてくれる国があまりないということです。サウジやUAEなどが、いくら同じ宗教だ、裕福だ、言葉が似ているといっても、難民を受け入れてくれないのですからしようがないじゃないですか。(この点、日本も同じです。)

お尋ねのとおり、サウジやUAEは裕福な国ですから外国から入りたいという人たちがたくさんいます。しかし、そもそも砂漠の国で、農業も発達していないので人口もあまり多くありません。そんな国に何十万人もの外国人が入ってきたら、たちまち自国民の人口を追い越して自国民を圧迫するようになります。

だからサウジやUAEは外国人の受け入れを制限しています。自国にとって都合のよい人たちだけに居住を許しており、その人が自国にとって都合が悪くなれば、すぐに国外退去か強制収容所に入れられます。難民は自国にとって都合の悪い人たちですから、当然受け入れることはありません。

ちなみにサウジは半鎖国状態ですから、たとえ観光旅行でもサウジ居住者の紹介状がなければ入国することができません。サウジ内で働くためには雇用主からの申請書が必要となり、仕事を失えば即刻、国外追放になります。
    • good
    • 2
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます!
サウジという国のことあまり知りませんでした。
半鎖国状態の国なのですね。
観光客でもサウジ居住者の照会がなければ入国できないのに驚きました。
自国に都合の良い人だけ受け入れているので難民は受け入れることはできないのですね。あとなんといっても人口が少ないのですね。
いろいろお教えいただきたすかりました。
心から感謝いたします

お礼日時:2016/02/13 10:06

シリア・イラクの難民は裕福なアラブの国ではなく、


宗教・民族の異なるヨーロッパに行くのでしょうか?
   ↑
サウジなどの裕福な国は、移民受け入れを
拒絶しているからです。

拒絶する理由ですが、建前は宗教ですが、
本音は経済です。

移民などが入って、国内が乱れ、王侯貴族達の
裕福な生活が脅かされるかもしれません。

サウジなどは石油の恩恵で、ろくに働きも
しないで、とんでもない豪華な生活を楽しんで
います。

その反面、世界に貢献するようなことは
何もしていません。

これではムスリムがバカにされても当然
でしょう。
    • good
    • 3
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます!
サウジが受け入れないのは建前は宗教でも本音は経済なのですね。
いろいろお教えいただきたすかりました。
心から感謝いたします

お礼日時:2016/02/13 09:59

シリアやイラクに住む人はイスラムでも世俗派(女性の権利を認め、男女間の恋愛も比較的自由、他宗教や他宗派にも寛容)に属しているからです。


だから、世俗派の大国であるトルコへ逃れる人が多いです。

一方、サウジやUAEはイスラムでも原理派(女性の権利は認めない、男女間の恋愛は難しい、他宗教や他宗派へは排他的)に属しています。
また、難民は外国人労働者として受けれいています。しかし、外国人労働者は雇用主の許可がなければ転職も出国もできず、一般のサウジ人に比べて遥かに安く、劣悪な環境で働かされます。

仮に、日本沈没のような出来事が起こったら日本人が中国とアメリカのどちらに逃げるか?と言われたら、多くの人がアメリカへ逃げるでしょう。それと同じです。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます!
「シリアやイラクに住む人はイスラムでも世俗派(女性の権利を認め、男女間の恋愛も比較的自由、他宗教や他宗派にも寛容)に属しているからです。」
「サウジやUAEはイスラムでも原理派(女性の権利は認めない、男女間の恋愛は難しい、他宗教や他宗派へは排他的)に属しています。」このような事情があったのですね。世俗派と原理派との違いなのですね。世俗派の人は原理派の国では、確かに自由がなくて住みにくいと思います
日本がなくなるとしたら同じアジアの国でも確かに中国よりアメリカに行きます。
いろいろお教えいただきたすかりました。
心から感謝いたします

お礼日時:2016/02/13 09:57

サウジアラビア:イスラム教スンニ派が85% シーア派が15%


UAE:スンニ派が78% シーア派が22%
シリア:スンニ派が70% キリスト教が12%、スンニ派以外のイスラム教諸派(含:シーア派)が残り。
イラク:シリアよりもっと複雑で、シーア派が60%ですが、それ以外のイスラム教諸派に加えて、ユダヤ教やキリスト教もあります。
つまり宗教間、宗派間での対立というのがあります。

アラブのお金持ちの国というと次のようになります。
・クウェート
・サウジアラビア
・バーレーン
・アラブ首長国連邦(U.A.E.)
・カタール

こういう国々は資金は出していますが、難民の受け入れ自体はほとんどが拒否に近い形です。理由は宗教的なもの+国内事情です。
1.シリアに関しては反体制派に武器支援などしていることもあり、難民に偽装して過激派やアサド政権支持者がまぎれこむのをはばみたい。イラク難民に関してもその中に過激派が紛れ込んでくるのではとの懸念が払しょくできない。
2.こういうお金持ちの国(とくにカタール、UAE,クウェートなど)は安価な労働力としてすでに自国民を上回る数の外国人労働者を受け入れており、難民を受け入れることにより地元住民たちの生活や仕事がおびやかされる懸念がある。

つまりかりに同じ宗派の難民で逢っても、生活が保障される訳ではないですし、もしかしたら自国よりも厳しい環境や差別にさらされる可能性があるのです。それに比べればヨーロッパの方が受け入れてくれた場合、宗教が違っても、教育や生活環境の安定がある程度保障されるので、難民もそれをわかっていて同じ行くならヨーロッパへと願う訳です。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます!
過激派が紛れているリスクなど事情があるのですね。
いろいろお教えいただきたすかりました。
心から感謝いたします

お礼日時:2016/02/13 09:47

両方とも主要な宗派はスンニ派だったはずですが、スンニ派の中で更に派がわかれていて、そこが違います。


サウジアラビアやUAEはスンニ派のワッハーブ派。シリアはスンニ派のハナフィー派だったか。。。(うろ覚え)

それにヨーロッパの方が自由があり仕事がある、、、特に前者が大きいでしょう。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます!
宗派のなかでもいろいろあるのですね。
あとヨーロッパの方が自由なのですね。
いろいろお教えいただきたすかりました。
心から感謝いたします

お礼日時:2016/02/13 09:42

宗教対立があるから。

    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます!

心から感謝いたします

お礼日時:2016/02/13 09:41

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!