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・太陽は東からのぼって西に沈みますが、
年周運動では西から東へ星座の間を縫うように移動する、とありました。
これは単に星座が1ヶ月30度のペースで
東から西へ年周運動しているため、
動きの早いそれらの星を基準にしてみると太陽は西へ動いて見えるということでしょうか?

・年周光行差の説明にあったのですが、
「光は真の方向より地球が進行している方向にズレて見える」とはどういう意味でしょうか?

・年周視差の説明に「太陽から見た恒星の位置と、地球から見た恒星との方向の差」とありました。全体的に意味がわかりません...
また、ザックリ言うと年周視差と年周光行差の違いは何でしょうか?

わかりづらい文章で大変申し訳有りませんが、どなたかご回答宜しくお願いします。

A 回答 (1件)

地球が太陽の周りを公転しています。


地球から見て太陽は、太陽の背景にある星座の中を月30°のペースで西から東へと移動しているように観えるのです。
背景にある星座は黄道12星座と言って星占いで出てくる星座ですが、
実際の星座は30°づつの12等分ではなく、13星座でその範囲の大きさもまちまちですね。

年周光行差は、真上から雨が降っている中で走り出すと、雨はあたかも前から降っている様に感じます。
地球も太陽の周りを公転しているので、公転の速度が影響して、星から地球に届く光がほんの僅か前にあるように観測されます。
そして地球の公転面に対して垂直な星は、1年間で20.48秒の角半径で円運動が観測されます。
真上から地球の公転面に近づくにつれ、上記の円運動がだんだんと楕円が潰されていくようになり、
黄道(地球の公転面)の星では、40.96秒の角度で前後運動が観測できます。

年周光行差は年周視差を観測しようとしていて、先に年周光行差の方が先に観測されました。

年周視差はその原理が、測距儀等で地上で測量や船舶で光学的に距離を測ることでも使われています。
地球が太陽の周りを公転し、太陽をはさんで両側にある時が一番距離が離れていますね、
その両端で、ある星を観測したら観える角度が違うということが年周視差です。
実際は他の恒星までの距離は何光年も離れていて、一番近いケンタウルス座α星でも0.76秒しか観える角度の差がなかったので、
年周視差の観測の方が年周光行差の観測よりも遅れてしまいした。

今では観測衛星を打ち上げていて150パーセク(1パーセク=3.26光年)くらいまで観測できるようです。
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この回答へのお礼

助かりました

ありがとうございました。
大変わかりやすかったです。

お礼日時:2016/03/26 11:38

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