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量的緩和では、資金がより多く供給され、お金の価値が下がり円安になります。
これに対して、質的緩和では、短期金利だけではなく、長期金利も引き下げようと長期資産を買います。しかし、これによって人々は、家を買いやすくなったり、投資を増やし、結果的に景気が良くなって円高になると考えました。
これでは、両者が矛盾すると思うのですがいかかでしょうか。
すみませんが、教えていただけると幸いでございます。

A 回答 (2件)

「量的緩和vs質的緩和」というよりも、「金利政策のみでの市中マネー増加vs金利政策以外の直接的資金投入政策への拡大緩和を含めた市中のマネー増加(量的緩和)vs直接的資金投入の自己規制枠をさらに緩めた異次元政策を進めることでの市中のマネー増加(量的・量的緩和)」と捉えた方が良いんじゃないでしょうか。


市中のマネーがだぶつけば、それまで対象を絞っていた投資行動が変わって何でも投資しようとしたり、低金利でも貸し出したり、長期に効果が出るかもしれない(出ないかもしれないリスクのある)ものにも投資したり、当面買わなくてもいいものを購入してしまったりというタガが緩んだ行動が増えることも期待できて、低価格競争にしのぎを削らざるを得ない環境が変わり、投資とか事業拡大とか消費拡大、取引の活性化も起きるんじゃないかということなのでしょう。

そうした「金利政策のみでの市中マネー増加⇒金利政策以外の直接的資金投入政策への拡大緩和を含めた市中のマネー増加(量的緩和)⇒直接的資金投入の自己規制枠をさらに緩めた異次元政策を進めることでの市中のマネー増加(量的・量的緩和)」政策は、期待のこと以外の経済現象も引きおこすでしょう。インフレ気味になったり、低所得者が一層困ったり、年金生活者の中で苦しくなるものが増えたり、不動産収入を期待していたのに期待外れを起こし困る者がでたり、為替レートが変化して輸入物の価格が上がり気味になったり、極端な場合には国内経済が成り立たずデフォルトの可能性もでる状態はおきるのです。

どのような政策でも、一つの方向でしか効果でないということはないと思います。
中央銀行がメインになって市中のマネーをドンドン増加させて歯止めを遠くにし低くすることそのものが危険を大きくするという面もあると思います。

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「家を買いやすくなったり、投資を増やし、結果的に景気が良くなって円高になる」
「円高になって、外国製品の競争力が高まり、結果的に景気が悪くなって円安になる」
「円安になって、国産製品の競争力が高まり、結果的に景気が良くなって円高になる」
「不動産投資や株式投資、マネーゲームが増えて、景気が活性化し、結果的に、恐慌が起き、景気は悪化し、経済は破綻に近くなる」
「平和、福祉、医療が進んで、生活が楽になり、寿命も伸びて、高齢社会になり、結果的に不景気になり、貧困化と生活苦が増え、暴力と敵対、テロが増加する」

科学技術が進めば、とても強い攻撃力を備えることができ、そしてどんな強い攻撃にも耐える防護も備えることができるんです。 矛盾は一緒に現れるのが、自然なことです。

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矛盾と捉えるか、どうコントロール・舵取りするか・火加減・水加減をどうするのか、タイミング、量、方法、制約、カウンタの取り方など、総合した視点で考えるのか、一点しか見ないで考えるのか、その辺りが大事なのだと思います。
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質的緩和で名目金利がさがれば、



実質金利 = (名目金利)-(予期インフレーション率)
ですから、実質金利 もさがり、そうすると為替は円安になる。よって矛盾しません。
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/opinion …

>長期金利も引き下げようと長期資産を買います。しかし、これによって人々は、家を買いやすくなったり、投資を増やし、結果的に景気が良くなって円高になると考えました。

長期資産として長期国債やETF、J-REITの購入とかは私はむしろ質的ではなく量的緩和になると思います。なにか日銀のサイトでも混乱があるような? 質的緩和はゼロ金利政策そのものを続行していることだと思います。

いずれにしろ、質的量的緩和で資金を供給し投資が増え結果的に景気が良くなっていくのが最終目的で、その結果円高になったとしてもそれは結果で、あなたの考えるのは本末転倒です。日銀が大量にマネタリーベースをふやして資金を供給すれば、お金の価値が下がり、これは直近では円安になります。

また、総裁が明言するように、質的量的緩和は為替操作を目的としていません。実際は質的量的緩和で為替は大きく変わります。
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