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No.5
- 回答日時:
こんにちは。
ハコブルさんのご指摘にある
>低次元領域での一致が優位のまま歯止めが利かなかったわけで、この点だけに着目すれば、ある意味で愚衆という評価もアリでしょう。
経済的問題やプライドは存在自体に大きな比重を占めますので、一概に批難はできませんが、種々の要素を精査した結果であるとは、どうしても思われない、という点がやはりね・・。
人間ひとたび「マス」ー「かたまり」になってしまえば、「低次元での意識の共有」にならざるを得ないと思います。言い換えれば「共有」出来るのは「理知」や「論理的思考」ではなく「エモーション」だけです。なぜなら「情緒」は容易に空気感染し得るけれども、「理詰めの説得」には時間もかかるし、相手にもそれだけの思考能力が必要とされる。
ある意味民主主義という形態の限界を見た思いですが、今後スコットランドが英国から独立してEU加盟国になるかもしれない。
現実味は薄いけれど、ロンドンの独立という機運もある。ロンドン市長はパキスタン移民の子で、イスラム教徒ですからね。
投票結果も実に僅差です。
以前、ブッシュ大統領のイラク戦争のとき、「アメリカはニューヨークから出ていけ!」という声がありましたね。これも今のロンドンに似ています。
このあたりはさすがに日本と違うという感じを受けました。日本の場合「一億一心総がかり!」になりかねません。
>種々の要素を精査した結果
これは所詮絵に描いた餅でしかないでしょう。例えば日本の改憲問題にしたところで、結局判断材料は種々の大手メディアの流す情報がその大部分です。憲法問題一つに数十年かけている研究者がいる。それでも意見は統一しない。われわれは所詮上澄みを掬ってああだこうだと暫定的かつ不完全極まりない無責任な判断を未来に向けて下すしかないのではないか?そんな無力感に囚われます。
No.3
- 回答日時:
>大衆は愚衆?
:
他人のことを言える立場にはありませんが、これはイギリスに限らず言えることではないかと思います。
政治家が、そうした前提で政局を操っているのは明らか。
顔を見れば、あるいは言ってる内容をちょっと考えさえすれば、おわかりでしょ?
日本なんか特にわかりやすい。
あなたたち、経済さえうまくいけば文句ないんでしょ?
どうせバカなんだから、あとは、わたしの言うとおりにしてればいいのよ。
とアベちゃんの顔にもデカデカと書いてある。
政治家じゃなくても、ときおり、そういう顔の人はおられますけどね。
今回は、大雑把に言って、
・若者⇔年寄り
・高学歴⇔低学歴
・ホワイトカラー⇔ブルーカラー
という顕著な対照が見られてわかりやすい選挙でしたね。
EUのたび重なる締め付けに際して、かつての大英帝国のプライドが踏みにじられているように感じて我慢も限界だった年寄りたち。
移民に仕事を奪われる恐怖と怒りに満たされた低学歴のブルーカラー層。
これらの人々の、たまりに溜まっていた憤懣を、排他主義を前面に出すトランプ氏みたいな独立右派が巧みに利用した結果と言えそう。
キャメロンさんが、移民の流入抑制を必要だとする転換を表明しつつも、つまり移民の危険性を認識しつつも、何ら具体的な有効策を打ち出せていなかったことも、大きな要因だったと思います。
たぶん、彼の言うことを聞く気が、つまり信頼感が無くなっていた。
このように、
・プライド
・食い扶持への不安
・首相への反感
といった、極めて感情的、あるいは本能的な部分で過半数が一致を見た。
つまり、低次元領域での一致が優位のまま歯止めが利かなかったわけで、この点だけに着目すれば、ある意味で愚衆という評価もアリでしょう。
経済的問題やプライドは存在自体に大きな比重を占めますので、一概に批難はできませんが、種々の要素を精査した結果であるとは、どうしても思われない、という点がやはりね・・。
まさか離脱するとは夢思いませんでしたが、イギリスだけがユーロを使っていなかったという点も大きかったと思います。元々、一線を画したい感覚が強かったのでしょう。
しかし、移民排斥派は、なぜか、似たような雰囲気を持ってると思いませんか。
顔つきまで似ているように思えるのは錯覚?あるいはバイアスのせいか・・。
しかし、目を見れば人はわかるという言葉もありますね。
アベちゃんの顔、今度よく見てみます。
若者⇔年寄り
これは?が付きますが、意味するところは推測出来ます。
後半の文に付いては、No.5の意見を参考にして考えて見ます。
全体的には成るほどと思いました。
有り難うございました。
No.1
- 回答日時:
今回の件が評価できるようになるには
数十年かかると思います。
質問者さんはEU離脱を愚かな判断としているようですが
離脱が「正しい選択なのか間違った選択なのか」を
判断するのは当事者であるUKの住民ですよ。
評価も出せない時期から外野が愚衆とか言うのは
ご自身が愚民であるとの証明なるかもしれません。
しばらく静観するのがお行儀が良いと思います。
僕はお行儀よくしていると思っています。
なぜならば、愚かな判断であると"断定"しているのではなく、愚かな判断であったと受け止めていいのかという質問だからです。
この質問の動機は離脱派のリーダー的存在?のような方がインタビューで、まさか離脱派が勝利するとは思わなかったと言っていて、そのことに"戸惑っている"様子を見たからでした。困惑していると言うような表情でした。
有難うございました。
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大衆が全ての情報を知ったなら、ずっとマシな判断が出来るのか、ちょっと不安でも有ります。
具体的にどんな状況が出現するのか、漠然としたままであるからだと思いますが想像出来ません。
ずっとマシな判断が出来るというのは、官僚や政治家と比べてという“条件”が付くわけですね?
無知な私の評価などあてにならないと思いますが、私にとって現時点では「全体主義に付いて考えてみる」という意味に於いて納得させられる回答となっています。
皆さん。
もうこの辺で意見交換をしていただくことは、止めたいと思います。
私は感覚人間だから思います。
お二方の御意見から、物事を一方は肯定的に、他方は否定的に捉えようという性行の違いを感じました。
頂いた回答にご返事出来てないのもあるので、今すぐには閉められませんが。
他の回答も含めて再三読み返してみて、やけに気になるのが“主義”と言う言葉です。
排他的心情は生物の持つ必要な能力の一つであることは、肉体の異物への反応の有ることから推測してみてもこれは正常な働きであると思えます。
その必要な能力を“主義”とするから、こんどはその“主義”に拘束され拘ることになるのだと思うと、そこが人間の愚かさなんだと思いました。
今は、民衆或いは大衆という集団的な知性に依るところの行動が、民主主義を好ましい思想?とすることになるのかな、と思いました。
知性ある感情。
うまく言えませんが。
トップダウンではなくボトムアップに!
こうした主張かと思います。
平屋は平和を手に入れる事は出来そうですが、なんか活気のない社会のように思います。
感情の高まりを通して扉を開けてみれば、そこにはまだ一本の道さえ見えないのだから、戸惑うのも当然と思えます。
それに民意はほぼ真っ二つだから政治家はその事を念頭に置いた政策を取るべきで、民衆もそれについて理解を示さなければならない、なんて考えてみました。
哲人政治はいいですね。
理想かもしれません。
最後の感想はお二方のやり取りに。
議論の内容については口を挟みません。成るほどと思います。
私の関心はなぜこうして平行線を辿っているような議論になってしまうのか、と言うことでした。
一旦は一方は肯定的に、他方は否定的に、物事を捉えようという性行があるように思う、と言った意見を述べましたが、なにか的確とは言えないように感じていたので考えていました。
今はこれを「外向き志向.思考」と「内向き志向.思考」としてみました。
内省、という言葉も使われていましたが、この内省その物に重きを置く事になってしまう心理と、内省を通してその先に表れる何か、の方に比重を掛けた思考に興味を感じてしまう心理。
これを性格の違いと言うならば、この性格の違いこそが議論を平行にさせていると言えるのではないかと思います。
でも平行に走る二輪車に乗った私は、平行線を走るがゆえに、得るものがたくさんありました。