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マルクス主義が実際あまり支持を受けていないような気がするのですが、
なぜこのような考えが長く社会主義思想の流れを構成したのですか?
フランス革命以後風潮が関係しているのでしょうか?

A 回答 (6件)

>ソ連において、マルクス主義が衰退していった一途を



マルクスか共産主義を唱えたのは.
自由主義に則って各(資産家の)人が好き勝手に利益追求をしていたのでは.その利益を吸収された人々が現れ.結果的に各人の生活を破綻させてしまう。だから.各人が好き勝手なことをしないで.利益を吸い上げるサキの人々のことも考慮に入れなければならない

という考え方が根底にあります。マルクス経済といっても.共産主義を唱えている部分はごくごくわずかであり.資本主義の最終形態としての独占資本主義社会の問題点を指摘しただけです。根幹にある考え方は.常に自由競争を保ち独占資本が発声しないことが見え隠れします。

ソ連は.マルクスの考え方に従って構築されたとはなっていますが.レーニンの行動は.自分の考え方に会わない人々を幽閉(殺人)する。資産家が行っていた地位にその他の人々が納まる。結果的に.「資産家」とされた人々が入れ替わっただけでした。
だから.「失敗するとシベリア送り」なので「ごまかして成功させる」「ごまかして自分の責任にならないようにする」という.考え方が広く蔓延しました。特に.軍備拡張で「ソ連が米国波に軍備を拡張することを見とめる」という軍縮条約が締結される等.軍備に多くの資金が回り.コレラに関係した人々に富が集中しました。一方下層階級から富は消えました。
結果として.独占資本主義経済という名前の社会主義とまったく同じ形態の「ソ連共産主義」が成立しました。共産主義の名を名乗っていますが.実質は独占資本主義経済です。

まるくすが警告したのは.「独占資本主義経済になってしまうと.富がごく一部に集中するために.経済が破綻する」ことです。結果として.ソ連が独占資本主義経済体制と同じようなごく一部の共産党幹部同士のカルテル(勢力争いがありましたのでこちらの名称にします。ソ連はコンツェルンの形態になっていることが一般には言われています)になって.破綻しました。
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19世紀から20世紀にかけて、共産主義が社会主義の主流とみなされる


要素があったとすれば、恐らく以下の3点によるのではないかと思います。

1.マルクスほど広汎な領域をカバーする思想体系を構築した社会主義思想家が
 他にいなかったこと。このため、他の社会主義者も、マルクスの思想を
 援用したり、それと比較する形でしか自らの思想を明確にすることが
 できませんでした。あたかもマルクスの思想はすべての社会主義の標準で
 あるかのように機能してしまっていました。

2.少なくとも大戦期の頃まで、共産主義者ほど国際的な労働者組織を
 作ろうとした社会主義者が他にいなかったこと。

3.ソビエト革命以後、特に第二次大戦後、世界を二分する一方の極としての
 パワーを保持し続けたこと。

要するに、思想的にもパワー的にも、共産主義に比肩できる社会主義が
他に無かったのだと思います。凋落については、すでに他の回答者の方々が
述べられている通りですので、割愛します。
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マルクス主義運動の根幹はダーウィニズムです。

もともと「聖書」に含まれているリニア思考の歴史主義です。日本の場合、文明開化による大きな時代の流れと同化して、「新しさ」がすべての事柄において優先されていきました。スペンサーの社会進化も衝撃的なものとして大学で講義され、こうした学問の熱さに支えられて、日本の社会科学は育っていきます。一方、この文化面に対し、現実面では、経済の販路と需要の拡大から、雇用面、労務管理面に無理がたたり、労働問題が社会問題となっていきます。それと結び付いたものがマルクス主義です。マルクス主義を実践するソ連は、世界恐慌時も工業化をどんどん進めていき、疲弊する自由主義国の羨望の的となり、こぞってソ連経済の研究を進めます。日本では、マルクス主義を研究する革新官僚などによって計画経済・統制経済につながる新体制を企画していきます。また、岸と小林論争で、国営企業の数を抑え、私企業の国家への協力体制ができ、同時に国と企業と労働者との緊密な構成が成立したわけです。遠足やラジオ体操などの保健事業は厚生行政として重要な兵士の鍛錬に役立ち、また生産能力を高めます。もはや、あらためてマルクス主義は摂る必要もなく、自前の必要な限りの思想は実践されています。戦後の経済成長は、アメリカが「日本株式会社」とネーミングして研究するほどになりました。それも今や通用しなくなりましたが‥。
また、マルクス主義の科学思想もひとつずつ批判されてきています。ダーウィニズムの歴史主義(つまり、「必然」という観念-ポパー、吉本隆明など)や近代資本主義の運動に起こりうることのひとつ(柄谷行人など)という批判です。さらに、日本の文化市場で、もはや思想に頼らなくなっている点も大きい。
結局、マルクス主義とは、時代の熱さだったと考えられるでしょう。
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20世紀という時代は、大雑把に言えば共産主義が勃興し、


そして崩壊していった時代ともいえるでしょう。

理想社会の建設を高らかに宣言した共産主義は、それこそ
全世界中を席巻し、多くの支持者を生みました。
そして、ソ連・共産中国をはじめ、世界のあちこちに共産主義
に基づく国家を建設します。

しかし、共産主義の理想は絵に描いた餅でしかないことが、
その後の各共産主義国家自身の歴史が証明しました。

彼らがかかげる平等は、貧しさをわかちあう平等しか生み
出さず、慢性的な食料不足・科学技術の発展の遅れなど、
経済面での問題点が時間を経るごとに明らかになり、やがて
国家体制の根本的な方針転換、または体制の崩壊といった
現象が、ソ連・中国・東ヨーロッパなどの共産主義各国で
起こりました。

共産主義の壮大な実験結果が明らかになった今、少数の共産
主義者を除けば、大多数の人は共産主義に対して冷めた目
で見つめているのが現状かと思います。
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>マルクス主義が実際あまり支持を受けていないような気がするの


前提とする地域を指定してください。日本か.イギリスか.ドイツか.ソ連か

この回答への補足

では、ソ連でお願いします。
ソ連において、マルクス主義が衰退していった一途を教えてもらえたら幸いです。

補足日時:2004/07/21 04:20
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> なぜこのような考えが長く社会主義思想の流れを構成したのですか?



ちょっと質問の意図を理解できずにいます。
社会主義思想が長く続いた?理由を聞きたいのか、社会主義思想の中核に長くマルクス主義が息づいていたのか・・・ご質問が2つの意味にとれそうなので、補足願えますか。(欧州なのかなと思いましたが、どこの社会における社会主義思想なのかも含めて)

ご質問の前提としてどこまで関連する事柄をご存知なのかわかりませんが、もう少し補足というか、知りたい点を明確にしてください。
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