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非常に少量のもの、又は非常に大量のものを摂取した場合に免疫寛容が起こると免疫学の本に書かれていましたが、なぜ食物アレルギーは原材料に含まれるくらいのごく微量で起こるのですか?教えてくださいm(__)m

A 回答 (2件)

お書きになった事例はマウス叉はラットにおけるものだと思います。

食物に対する免疫寛容はHL Weinerらのグループを中心に精力的に研究が行われている様ですが、このような綺麗な結果が得られるのは今のところ動物実験の場合が多いとWeinerは述べています。非常に少量、大量と言ってもどこに免疫系が動く閾値があるのか不明瞭ですし、それをヒトに当てはめるには少し無理があると思います。腸管は独自の免疫系を構成していると言われ、末梢血中には数%しか存在しないalpha beta T細胞のようにペプチド抗原を認識しないgamma delta T細胞が多く存在したり、胸腺では分化しない特殊なT細胞がいたりします。 またIgE抗体産生が多い人でも必ずしも食物アレルギーになるとは限りません。以上ちょっと専門的なことを書いてしまいましたが、結論はよく分かっていないということです。私の知見は古いものなので、他の人の補足と期待します。
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この回答へのお礼

とっても詳しい回答どうもありがとうございました。私はほんと最近免疫をかじりだした初心者ですので、せっかくの回答を十分に飲み込めていないかもしれませんが、本やネットで勉強してみます。免疫学って結構複雑なんですね。

お礼日時:2004/07/23 20:03

本来、免疫寛容が起こるべき場合に、なんらかの理由で起こり損ねたからこそ、アレルギーになるわけです。

(逆を言えば、ほとんどの人にとっては、免疫寛容が起こっているわけです。)

では、何らかの理由というのが、何なのかというのは、ある程度のところまではわかっているようですが、完全に解明されたわけではないようです。

ある程度のところ、といっても、ここに書ききれるような内容ではないので、

食物アレルギー 免疫寛容

辺りをキーワードに検索してみるといいでしょう。
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この回答へのお礼

なるほど、免疫寛容が異常だからこそ食物アレルギーが引き起こされるんですね!!なんというか本末転倒して考えてました・・・で、早速検索して調べてみました。色々な仮説や実験がありとってもためになりました。どうもありがとうございます!!

お礼日時:2004/07/23 19:51

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