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勉強していて突然思いついた疑問です。
がんにかかっているAさんの体から
生検や手術などの方法でがん細胞を取り出したとします。
このAさんのがん細胞を、
がん患者ではないBさんの体内に入れると
どうなるのでしょうか?
そこが増殖できるような環境であれば、
Aさんのがん細胞は分裂・増殖するのでしょうか。
そしてBさんはがんを発病するのでしょうか。

Aさんのがん細胞は
もともとAさんの細胞だったものが癌化したわけですよね。
すると、Bさんの体にAさんの細胞が入っても、
がん細胞であるかどうかにかかわらず
免疫によって排除されるような気もします。
いろいろ考えたのですがよくわからなくなってしまいました。
教えてください。どうぞよろしくお願いします。

A 回答 (4件)

ちょっとだけ。


>がん細胞が個体に悪さをするプロセスに、
その個体由来のがん細胞がであるかどうかということは関係あるのか?

悪さ自体には関係ありません。
癌細胞の最大の悪さは圧倒的な増殖力によって正常細胞の活動を阻害するということ、転移・浸潤によって基底膜等を破壊しまくるなどが問題となるので。

例えば良性の悪性新生物はすぐに致命的になるわけではありませんからね。

それからこれは都市伝説ですが…癌研究者は癌になって死ぬという…話がありまして、これはやっぱり確率はむちゃくちゃ低いけれども、他人の癌も免疫系をすり抜けて定着することもあるんじゃないかという、研究者の恐怖の表れかもしれませんね。
ま、現実はあり得んと思いますが。
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この回答へのお礼

補足への回答ありがとうございます。

では、がんの症状はすべて、
「増殖により正常細胞の活動を阻害すること」と、
「基底膜などを壊すこと」
だけの結果なのですか?
なんだかあまり深刻じゃないような気がしてしまいます。
多彩な症状のイメージがあるのに
原因はそれだけなのかな?という感じで・・・

前者は、腫瘍があることで
物理的に血管や臓器などのはたらきの邪魔をする、
ということ以外にはどのような阻害があるのでしょうか。
後者は、臓器や血管の組織が壊されてしまうんですよね。
これはちょっとわかりやすいです。
いかにも困りそうですね。

都市伝説の話、面白いですねー。
起こりうるかどうかはともかく、なるほどと思いました。
特にウイルスが原因となりうる癌の場合だと
ありえないとは言い切れませんよね。

回答ありがとうございました。
参考になりました。

お礼日時:2004/07/28 20:52

前の方ががん細胞の移植は免疫不全マウスで生着するとおっしゃっていましたが、正常マウスでも生着するケースが圧倒的に多いです。

生着する条件としてがん細胞とマウスのMHCの型が一致していることが挙げられます。MHCの型の異なるがん細胞を移植すると例外なくそのがん細胞は排除されると思われますが、これはMHC型が一致していない場合の臓器移植拒絶と同様の機構です。つまり遺伝子多型に富むMHCの中でもH-2領域と呼ばれる部位に対する免疫応答によるものです。人においても同様の遺伝子座が存在します(HLA-A, B, C領域。他にも多型に富まない非古典的HLA領域も存在しますがここでは省きます)。

AさんとBさんが一卵生双生児であれば生着する可能性は高いでしょう。
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この回答へのお礼

MHCについては初めて聞いたので
簡単にですが調べてみました。
レシピエントとドナーのMHCが異なる場合に
免疫反応が起こるのですね。

ではMHCの型さえ一致していれば、
全くの別個体間でも増殖や発病をするのでしょうか。
#1のかたのお礼にも書きましたが、
がん細胞が個体に悪さをするプロセスに、
その個体由来のがん細胞がであるかどうかということは
関係あるのか?
ということがわかりません。
(この点、一卵性双生児のことを考えると
こんがらかってしまいます・・・)

また、AさんとBさんが全くの他人である場合、
MHCはどのくらいの頻度で一致するんですか?
遺伝子多系に富むということは
あまり一致することはないのでしょうか。

なんだかお礼というより補足になってしまいましたが、
回答どうもありがとうございました。

お礼日時:2004/07/28 00:21

免疫機能で他人から移植されたガンは死滅します、



以前オ○ム真○教のイニシエーションで同様の事(尊師に「ガンを移植してもガンにならなかった」のは尊師の超能力の一つだと主張)を喧伝していたんですが、
医学者から完全に否定されていました。
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この回答へのお礼

やはり免疫機能によって他人のがん細胞は排除されるんですね。

でも、その「超能力」の話は、
理由をきちんと理解していない人(今回の私も含む(^-^;)なら
だまされてしまう可能性も十分ありますねえ。

回答どうもありがとうございました。

お礼日時:2004/07/26 20:11

おそらく他人の癌細胞を移植しても、免疫が働いて癌細胞は増殖できないと思います。



実験でマウスに癌細胞を移植するときに、ヌードマウスと呼ばれる免疫機能を欠いた実験動物を使いますから。
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この回答へのお礼

なるほど、免疫機能があるマウスでは移植には不都合なわけなんですね。

ということは、免疫機能を欠いたマウスがレシピエントの場合は、
別個体間でも、がん細胞を移植すれば
レシピエントはがんを発病するんですよね。
つまり、がん細胞が個体に悪さをするプロセスには、
その個体由来のがん細胞がであるかどうかは関係ないんですね。

そう考えると、質問のように移植をした場合、
がん細胞が免疫によって壊された「かけら」のようなものが
体内に存在することで、Bさんが発病するという可能性も
少しはあるように思えてしまうのですが、それはどうなのでしょうか?

もしよろしければ、教えてください。
回答どうもありがとうございました!

お礼日時:2004/07/26 20:08

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