お墓って何だろう なぜ『信教の自由』を問わねばならないのか

わたしは、石材店を経営しています。現在好意的に私を支持してくださるお寺様が数カ寺ありますが、檀家様の対応は献身的で檀徒からも慕われています。このようなお寺様があるのですが、昨年１年間の営業の中でいろんな悩みを持つご遺族が多く昨年だけでも１５軒ほどから御僧侶との意志の疎通が出来ず、離檀なさった方がいました。
その問題点は、（遺族の訴え）
・戒名は少ない字数でとお願いしても
(そうはいかない、おじいさんが少なくてもご主人は九字戒名)といわれ戒名代と
して７０万円を要求された。
・葬儀に脇僧は付きものだから二人以上つけます。このお金がないとの訴えに対し（借金しても支払え）といわれた。
・おじいさんを亡くしたおばあちゃんに（寺の言うことが判らんのなら、お骨を持って出て行け）墓地を造り替えろと言われても後継ぎもなく、お金もない。
こんな話が昨年は多くありました。
こういう無理難題を言う僧侶によって、寺院に対する不信感は増え続けています。それを危惧します。
各宗派にはこのような問題を訴える部署はないのでしょうか？

私のお付き合いする寺院のような対応をしてくださったなら、あえて『信教の自由』を論ずる必要はないと思うのですが？

No.2 回答者： key00001 回答日時： 2017/01/05 12:35

お仕事柄、仏教，宗教にお詳しいとは思いますが・・。

信仰の自由とは、あくまで個人が、宗教を自由に選べる権利であって、個人が宗門に対し、変革を求める権利ではありませんよ。

仏教の中にも、農民を主体に信仰を受けた宗派と、貴族や武家などの富裕層の信仰や庇護を受けた宗派があり、その両者では、言わば『経営方針』が全く違うのですよ。
無論、宗教は商売とイコールではないですが・・・商売と全く無縁でもないのです。

すなわち富裕層を対象に、高額商品を販売する高級ブランドと、薄利多売のチェーン店みたいなものです。
シャネルやエルメスのショップに行って、「ユニクロの価格にしてくれ！」と要求したところで、相手にされないでしょうし。
「お金が無いなら、高級ブランドは諦めるべき」と言うのが、一般論かと思います。

先祖代々の信仰を守りたい気持ちも判りますが・・・宗教もやはり、一種のブランドです。
「先祖代々、我が家は高級ブランドに身を包んでいたので、私もそのブランドを着たいけど、カネが無い」と言うのと、似た様な部分もあります。

もし「宗教」と言うことで、その願いを叶えたら、定価で高級ブランドを手に入れている人は、黙っていないと思います。
特に、実際に借金までして、先祖代々の宗教を必死に継承している人からすれば、到底、容認できないかと。

No.1 回答者： jasdf-0110 回答日時： 2017/01/05 12:03

確かに、最近はその手のトラブルが増えています。

元々宗教とは「心の支え」という意味合いが多くあり、檀家と僧侶の付き合いは深く永いものがあります。
正直言って、同じ宗派でも内部での「派閥争い」があるのが現実です。

＞・戒名は少ない字数でとお願いしても(そうはいかない、おじいさんが少なくてもご主人は九字戒名)といわれ戒名代と
　　して７０万円を要求された。
＞・葬儀に脇僧は付きものだから二人以上つけます。このお金がないとの訴えに対し（借金しても支払え）といわれた。
＞・おじいさんを亡くしたおばあちゃんに（寺の言うことが判らんのなら、お骨を持って出て行け）墓地を造り替えろと言わ　　れても後継ぎもなく、お金もない。
特に、上記などは「強要罪」という刑法にある犯罪に抵触する可能性のある問題です。
しかし、これを言った言わないと言う水掛け論に持ち込ませない様にする必要があります（録音等）。
もし、どうしても納得できない事を言われた場合は「内容証明で本山法務部」へ正式な苦情を申し立てする事が良いかもしれません。

少し前に、知人がある寺院が作った「ビル型のお墓」でトラブルがあり、そこの寺院から弁護士が委任され「管理料」が請求されてきたのです。
その契約時には、「中に仏様が入っていなければ、管理料は要りません」という販売会社の契約がありましたので、弁護士には同じく内容証明でその旨を反論と返答をしました。
その寺院は、他にも同じ事で弁護士を使って請求して居たのですが、蓋を開けると住職が変わっていて、請求をしてきたようですが、前の住職と連絡が出来て事情を聴くと「派閥争い」ということで解任されたようです。
前の住職は、檀家とのつながりを大切にしていた方の様で、かなり嘆いておられました。
結果、その時に本山の法務部へ内容証明での苦情を申し立てしたのです。
結果は、最初の契約通りに「仏様が入っていなければ管理料は頂きません」というものでした。
よくあるのが、本山での自分の立ち位置を良くしたいと言う「欲望」に塊が僧侶の服を着ている状態です。