現在、個人事業者として店舗を行っております。店舗内の事務や多少の接客は妻にしてもらっている状況。開業1年4ヶ月を経過しますが、売上も順調に推移している中で、税金もそれなりに収める金額になった為、今年の確定申告時に、青色専従者給与の届を提出することを考えています。
まあ、少しでも次年度の節税の為と思っているのですが、今まで妻は、配偶者としていたので、限度38万の控除を有効活用させて頂いておりました。売上も順調だとは言え、私自身の給与も『事業主貸』として処理しています。前置きが長くなりましたが、その状況下で前述したように、妻を青色専従者給与対象にするとした場合、①配偶者ではあるが、配偶者控除が受けられなくなる。②完全に配偶者の枠を外して、給与をしっかりとる方が良い。その場合、もろもろにかかる税金は多くなる?
基本はその2つになるかと思うのですが。一般的にその場合、どちらが節税効果があるのでしょうか?勿論、支払う金額によるのでしょうが。
それから、配偶者の年金も所得になる事は理解していますが、専従者の給与は年金も含むのでしょうか?それとも、全く別に限度103万までは収入として認められるのでしょうか?
正直、確定申告や税金に対する知識が不足しており、質問事項も要領を得ない部分もあるかと思います。どなたか是非教えて頂ければと思います。よろしくお願いします。javascript:void(0);
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
>基本はその2つになるかと思うのですが。
一般的にその場合、どちらが節税効果があるのでしょうか?勿論、支払う金額によるのでしょうが。支払う金額によるので一概には言えませんが、ただ一般的には、妻に青色事業専従者給与を払う方が有利でしょうね。なぜなら、所得税を計算する上で、妻に給与を払わない場合はあなた方の世帯が受けられる基礎控除(38万円)は一人分ですが、払う場合は二人分の基礎控除を受けられるからです。さらに、所得税の税率は累進性ですから、所得を二人に分散する方が、世帯の所得税は安くなるはずです。
《注》ただ、青色事業専従者給与を払うと別の問題が生じます(下記)。
ところで配偶者控除についてですが・・
>それから、配偶者の年金も所得になる事は理解していますが、専従者の給与は年金も含むのでしょうか?それとも、全く別に限度103万までは収入として認められるのでしょうか?
「収入」ではなく「所得」で考えて下さい。
配偶者控除(38万円。老人控除対象配偶者48万円)に係る配偶者の所得要件(※)は、38万円以下であることが必要です。
《注》「収入要件」ではなく「所得要件」です。給与が103万円ならば、所得は38万円です。
給与所得=給与収入-給与所得控除
給与所得控除
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1410.htm
※この所得を「合計所得金額」という。
ところで、年金がある人の合計所得金額は、
①雑所得=公的年金収入-公的年金等控除
です。
が、その人がパートで給与をもらうと給与所得が加わります。
②給与所得=給与収入-給与所得控除
この場合、①+②が38万円以下ならば良いが、超えれば、配偶者控除を受けられなくなります。
以上は一般論です。
しかし質問者の場合は特殊であり、事情が異なります。なぜなら質問者が妻に1円でも青色事業専従者給与を払うと、配偶者控除を受けられなくなるからです。妻の年金が少なくても配偶者控除を受けられません。
【根拠法令等】所得税法第二号第1項第三十三号
以上、ご参考に供します。
ただ、青色専従者給与の届を提出しておいて、青色専従者給与を支払わないという手もあります。青色専従者給与の届を出しても「1円」も払わなければ配偶者控除を受けられますから。
No.1
- 回答日時:
>まあ、少しでも次年度の節税の為と…
個人の税金は 1/1~12/31 の「1年分」がひとくくりで、「年度」4/1~3/31 ではありません。
>私自身の給与も『事業主貸』として処理…
個人事業主に「給与」はありません。
売上から仕入と経費を引いた残り全部が事業主の自由になるお金で、そのお金を事業用財布または事業用預金から払い出すことが「事業主貸」です。
>①配偶者ではあるが、配偶者控除が受けられなくなる…
配偶者ではあるがって、配偶者ではあれば何でもかんでも配偶者控除が受けられるわけではありません。
所定の要件を満たしたときに、配偶者控除あるいは配偶者特別控除の対象になるだけです。
>給与をしっかりとる方が良い…
どこから?
それは、よそへ行ってしっかり給与を稼いでくるほうが良いに決まっています。
考え違いしてはいけないのは、専従者給与などというものは、家の中で親から子へ、あるいは夫から妻へとお金を転がしているだけで、家計全体としては 1円たりとも増えてはいないということです。
>基本はその2つになるかと思うのですが…
3つ目を忘れてはいけません。
よそで稼いでくるという選択肢があるはずです。
>店舗内の事務や多少の接客…
よほど大きな店で店員を何にも使っているのでない限り、その程度で 1日中かかるわけないでしょう。
>どちらが節税効果があるのでしょうか…
具体的な数字を示さなければ何ともコメントできません。
そもそも、「店舗内の事務や多少の接客」で年間いくらの給与を払うつもりですか。
専従者給与というのは、同じ仕事を赤の他人にやらせたときに払う額が限度ですよ。
わずかの専従者給与を払うぐらいなら、配偶者控除あるいは配偶者特別控除を取る方が利口なこともあります。
>専従者の給与は年金も含むのでしょうか…
変なことを聞きますね。
専従者給与とは、事業主が家族に払うお金のことです。
年金とは関係ありません。
>全く別に限度103万までは収入として認められるのでしょうか…
誰に認めてもらうの?
配偶者控除を取りたいという話なら、そもそも「収入 103万」が線引きではありません。
「所得 38万」です。
厳密には、「配偶者控除」は、配偶者の「合計所得金額」が 38万円以下であることが条件です。
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1191.htm
38万円を超え 76万円未満なら「配偶者特別控除」です。
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1195.htm
給与と年金は別々に「所得」に換算してから合計し、38万あるいは 76万を超えるか超えないかで判断が分かれるのです。
【給与所得】
税金や社保などを引かれる前の支給総額 ( = 収入) から、「給与所得控除」を引いた数字。
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1410.htm
【(年金による) 雑所得】
年間の支払額から年齢区分に応じた一定額を引いた数字。
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1600.htm
というか、ここでいう給与が専従者給与を指しているのなら、「配偶者控除」も「配偶者特別控除」も対象外で、そもそも 103万円などという数字にこだわる意味はさらさらありません。
税金について詳しくは、国税庁の『タックスアンサー』をどうぞ。
http://www.nta.go.jp/taxanswer/index2.htm
mukaiyamaさん、早々にご回答を頂きまして、ありがとうございました。
ご回答内容は確かにと思います。
再度、しっかり理解して対応したいと思います。ありがとうございました。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 確定申告 所得税の配偶者控除に該当するかわかりません 2 2023/02/23 14:06
- 減税・節税 配偶者控除と専従者について 3 2022/08/04 14:58
- 年末調整 令和4年分 給与所得者の基礎控除申告書 兼 給与所得者の配偶者控除等申告書 兼所得金額調整控除申告書 3 2022/11/04 03:46
- 年末調整 職場に提出する年末調整書類(扶養控除等申告書)について 夫が障がい者の事実を職場に伏せておきたい場合 5 2022/10/25 23:40
- 投資・株式の税金 配当金を所得税・住民税共に総合課税で確定申告した場合の控除額について 2 2022/05/06 22:51
- 年末調整 令和4年分 給与所得者の基礎控除申告書 兼 給与所得者の配偶者控除等申告書 兼所得金額調整控除申告書 5 2022/11/03 07:26
- 確定申告 副業収入の確定申告での扱いを教えて下さい 5 2022/10/29 16:20
- 年末調整 職場で年末調整の書類を受け取りました。 確定申告を自分で毎年してるので、今年も自分でやる予定と職場に 4 2022/11/06 13:19
- 所得税 配偶者(自営業)の場合の社会保険、健康保険、会社からの扶養手当について 6 2022/03/26 09:55
- 所得税 給与明細書の所得税についての質問です。 給与は月末締め翌月振込みです。 2022年度勤務分において、 3 2023/01/17 11:22
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
青色専従者給与を取りやめると...
-
青色専従者から外す時の申請に...
-
青色専従者が年度途中からパー...
-
青色事業専従者は、どのくらい...
-
自営業をしています。 専従者で...
-
専従者の住宅ローン
-
個人事業主の青色専従者、年収...
-
青色専従者がパートで働くのを...
-
青色専従者は社会保険の扶養者...
-
自営業者の確定申告
-
臨時で人を雇ってそのバイト代...
-
妻の浪費内容
-
旦那がブラックだと、妻も借り...
-
法定控除額の根拠について
-
扶養枠103万円と130万円の違い...
-
至急解答おねがいします 現在無...
-
身体障害者手帳5級
-
土建の組合費は社会保険料の控...
-
労金の団信
-
障害者手帳を交付され、今度の...
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
青色専従者給与を取りやめると...
-
青色専従者がパートで働くのを...
-
青色専従者から外す時の申請に...
-
専従者は誰の扶養にも入れない...
-
青色専従者について。
-
青色事業専従者は、どのくらい...
-
青色専従者が年度途中からパー...
-
青色専従者は社会保険の扶養者...
-
自営業をしています。 専従者で...
-
青色専従者が派遣の仕事をした...
-
配偶者控除と専従者について
-
不動産事業の専従者給与について
-
自営業手伝いの給与は
-
青色事業専従者について
-
専従者控除について
-
専従者給与の明細は
-
自営とバイト 給与所得の扶養...
-
個人の小売店青色申告経営
-
専従者給与をもらっいる人は他...
-
青色専従者と派遣社員を1年で...
おすすめ情報