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標記の件についてです。

容積50Lの水素タンクがあります。
(加圧による体積の変化はないものと仮定します)

加圧前は0.5MPaで、急速充填で50MPaまで加圧します。

この時の上昇温度の求めかたを知りたいです。

加圧前の水素の温度は-50℃です。

実験では、加圧によって-50℃→-40℃に上昇したらしいのですが、
これが手計算と合致するか知りたいです。

タンクの内外の熱のやりとりを考えると、話が複雑になってしまうので、
断熱と仮定させていただきます。

また、加圧に使用する水素は、X MPaで、Yリットル、-50℃とさせていただきます。

上記のX、Yを用いて、上昇温度を求めたいです。
(X、Yに具体的な値をいれて計算して頂いても結構です。)

お手数ですが、どなたか、ご教示願います。

A 回答 (3件)

No.2です。

「お礼」に書かれたことについて。

>今回の試験では、「加圧ポンプや加圧シリンダーによる加圧」ではありません。また、「ボンベからの充填」でもありません。

では、どうやって加圧タンクを 50MPa の圧力にしているのですか?
直接 50MPa の水素ガスを充てんしているのですか?
だったら、温度変化はありません。

>今回は、-50℃の水素を新たに封入するという試験です。

その水素は、もともと 50MPa の圧力なのですか?
もしそうではなく、X (MPa) だとすれば、どうやって加圧(または減圧)するのですか?
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No.1です。

質問内容を誤解していたかもしれません。

「急速充填で50MPaまで加圧」ということは、「加圧ポンプや加圧シリンダーで加圧する」ということではなく、「X(>50)
MPaのボンベから充てんする」ということですか?

この場合には、ボンベの水素ガスは逆に「断熱膨張」することになるので温度は下がります。
No.1で求めた式
  T2 = 223 * (50/X)^0.240 ≒ 570/X^(0.24) (K)
はそのまま使えて、例えば X=60(MPa) なら
  T2 = 570/(60^0.24) ≒ 213 (K) ←約 -60℃
で約 10 K 温度が下がります。

実際に、どんな構成でどんなこと方法で加圧するのか、もう少し条件が明確にならないと、正確なことは言えないようです。
(加圧に使用する水素ガスの体積「Y (L)」は、No.1では使っていませんが、これがどのような位置づけなのか、なども)
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この回答へのお礼

丁寧な回答ありがとうございます。私が不勉強なもので、加圧の条件で結果がまったく異なる事に気づいてませんでした。勉強になりました。
今回の試験では、「加圧ポンプや加圧シリンダーによる加圧」ではありません。また、「ボンベからの充填」でもありません。
今回は、-50℃の水素を新たに封入するという試験です。
この条件ですと、何度になるのでしょうか??
よろしければ、回答のほど、お願いいたします。

お礼日時:2017/04/11 00:29

こちらの質問に回答したものです。


https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9708189.html

同じようにやればできます。(前の質問で、0.5 (MPa) を X (MPa) に置き換えるだけです)

「-50℃、X MPa の水素を、断熱圧縮で 50MPa に(加圧ポンプや加圧シリンダーで)加圧する」と考えます。

(注)前後の圧力を指定すれば、体積は成り行きです。加圧前が Y (L) なら加圧後は 50(L) になりませんし、加圧後が 50(L) なら加圧前の Y は一意に決まり可変ではありません。従って、前後の圧力を指定すれば、加圧前の体積 Y を任意の値にすることはできません。

断熱圧縮では、「定圧比熱:Cp」「定積比熱:Cv」の比
  γ = Cp/Cv
を使って、「ポアソンの式」
  P * V^γ = C   ①
が成り立ちます。(C は定数)

(この式の成り立ちはこんなサイトを参照ください)
http://eman-physics.net/thermo/adiabatic.html
 
理想気体の状態方程式
 PV = nRT
より、
 P2*V2/P1*V1 = T2/T1   ②
が成立します。ここで、①より
 V1 = (C/P1)^(1/γ)
 V2 = (C/P2)^(1/γ)
なので、これを②に代入すると
 (P2/P1)^(1 - 1/γ) = (P2/P1)^[ (γ - 1)/γ] = T2/T1   ③
となります。
これを使えば、加圧前、加圧後の圧力から、断熱圧縮後の温度が求まります。

水素の場合には、
 Cp = 14.20 kJ/kg・K (at 0℃、1atm)
 Cv = 10.08 kJ/kg・K (at 0℃、1atm)
つまり
 γ = Cp/Cv ≒ 1.315
です。
https://www.hokkaido-awi.co.jp/industry/gas_hydr

これを使って、③で計算すると
 P2/P1 = 50(MPa) / X (MPa) = 50/X
 T1 = 273(℃) - 50(℃) = 223(K)
なので
 (50/X)^(0.315/1.315) = T2/223
よって
 T2 = 223 * (50/X)^0.240 ≒ 570/X^(0.24) (K)
になります。

 前の質問の場合だと、X=0.5 (MPa) なので
 T2 = 570/0.5^(0.24) ≒ 673 (K)
となります。
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