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・大伴納言絵巻などでは基本的に馬上では弓矢を構えている人がほとんど
・甲陽軍鑑でも「戦う時は降りろ」と説かれる
・九州地方に至っては乗る事すら困難なサイズの馬が主流

では、真田丸に限らずドラマなどで描かれる「馬上で刀や槍を振り回す日本の騎馬武者」とは存在しないのでしょうか?
一体どのように馬を用い、戦っていたのでしょう?
基本的には弓矢のみであとは移動手段?
長篠の戦いで馬防柵の効果はどのようにあったのでしょうか?(もちろん対人的にも有効なのはあったでしょうが、対馬的に)
「銃・鉄・病原菌」がいうモンゴルやスペインの「馬上から襲い掛かる騎兵」は馬のサイズの問題なのでしょうか?

それと、可能でしたらそのあたりの解説をしている本をご紹介いただければありがたいです。

A 回答 (4件)

あなたのお考えのとおりだと思います。


日本古来の馬は体高が、サラブレッドの160-170cmよりも低くて、100-135cmほどのようです。
今のポニーと同じくらいと考えた方がいいのですかね。
時速も40Km/Hくらいだそうです。
戦う時は馬から下りて戦うのが本来。

ですが、
中世前期の武士は、騎射が全盛であったため、重量のある甲冑を着用する武者を乗せた場合、体力が足りないので、長期的な合戦には数頭用意したようです。
また、南北朝時代までは一騎打ちが盛んであったようで、その時には、「相手の馬に噛みつき、歩兵を蹴りつけ、踏み殺し、時に乗り手の命令に従わぬ荒々しい馬が求められた」ということのようです。
室町戦国以降、集団騎馬戦が重要視されてきたため調教の行き届いた馬が求められた。
ということで、「馬上で刀や槍を振り回す日本の騎馬武者」がなかったということではないかもしれません。ただ、集団騎馬戦において一騎打ちのような状況があったのかどうか、わかりません。
十分に調べたわけでも、知識があるわけでもなく、他の人の受け売りにしか過ぎませんので、間違いがあるかも知れません。もし間違いがあればゴメン。
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>・大伴納言絵巻などでは基本的に馬上では弓矢を構えている人がほとんど



弓騎兵(長弓で騎射という変態じみた事をやってます)がメインですからね。
モンゴル騎兵も弓騎兵ですよ。

>・甲陽軍鑑でも「戦う時は降りろ」と説かれる

元寇の時の日本騎馬は騎兵のみで固まって運用していたそうですよ。
戦国時代になると戦術の変化で廃れたのでしょうね。
ちなみにヨーロッパでも14世紀ごろには、下馬して戦うのが主流となってます。


>・九州地方に至っては乗る事すら困難なサイズの馬が主流

当時のモンゴル馬と大きさ的には大差ないけどね。
日本は人間、馬ともに江戸時代になると小さくなっていたりします。
食生活の変化?なのでしょうかね。
そういえば、食糧事情の悪い甲信や東北の戦国武将は小柄な人が多いですよね。


>「馬上で刀や槍を振り回す日本の騎馬武者」とは存在しないのでしょうか?
>基本的には弓矢のみであとは移動手段?

普通に考えると、人間の体力じゃ5分もたないと思う。
なので、馬を止めて刀や槍を振り回すことは少ないと思います。
追撃がメインでしょうしね。
追撃時に槍や刀で切りつけることはあったと思います。

>モンゴルやスペインの「馬上から襲い掛かる騎兵」は馬のサイズの問題なのでしょうか?

先に書いたように、モンゴル馬と日本馬は大きさ的に大差ありません。
よくある西洋のランスによる突撃ですが、あれも馬の大きさは重要ではなく、騎乗者の体重と強さが重要だそうです。
そして、ランスによる突撃に使うような馬は高価なので、基本的に戦場には連れて行かなかったそうです。
といっても、それでも現代のサラブレットより10cmほど小さいですが。
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日本にいる馬が大きくなったのは明治からです。

日露戦争の時もコサック騎兵を恐れていますが馬体の大きさが元になっています。
日本馬、シナ馬、蒙古馬もかなり小さかったです。ですから蒙古軍は軽装甲で短弓、予備馬を持っていました。重装甲はしていません。重量に耐えられなかったからだと思います。
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馬のサイズについてはそれほど詳しく書いていませんが、


金子常規 著
兵器と戦術の日本史
が良いと思います。お勧めです。
兵器と戦術の世界史
も姉妹編としてあります。
中央公論社の中公文庫で、高くありません。
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