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ラプラスの悪魔にとってみれば、永遠先の未来も過去に過ぎません。

しかし、ある一つの粒子の運動量や位置を少しでも変えると、ラプラスの悪魔が見る、永遠先の未来は
本来の未来とは無限に違ったものになってしまうわけです。(「蝶の羽ばたきで起きた風が後々に竜巻を起こす」というバタフライ効果が適用されるので)


ラプラスの悪魔が見ているミクロの粒子(量子力学的性質を帯びるほどのミクロ粒子)に量子力学の非局在性を持たせたとします。

そうすると、ラプラスの悪魔にとって未来はどう見えますか?(バタフライ効果も併せて様々な角度から回答お願いします)

質問者からの補足コメント

  • 鮮明に描いて見えていた粒子の軌道に靄がかかり

    いくつかの確率的軌道としてラプラスの悪魔は見えるのか、それとも靄が均等に広がり無

    ラプラスの魔にとって鮮明に見えていた粒子の軌道が
    どのように違ったものに見えるのかが気になりました。

    光子を当てて観察している時点で物体の状態は観察したものとは変化しているのでラプラスの悪魔は崩壊は成り立たない事が現代科学では分

      補足日時:2017/07/22 21:28

A 回答 (2件)

ラプラスの悪魔は決定論である事は御存じの通りです。

量子論を持ち込む必要も無いのがバタフライ効果でその通りです。ここに時空が歪んでいることを持ち込むとラプラスの悪魔は無力になります。
更に量子論では無くハイゼンベルクの不確定性原理だけでも持ち込むと完全に破綻してしまいます。これが多分ミクロ粒子のお話。ここから先にラプラスの悪魔は無意味、つまりラプラスの悪魔の前提が崩壊してしまうのです。
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この回答へのお礼

ラプラスの悪魔がどのように崩壊するのかを聞くための質問でした。

お礼日時:2017/07/22 20:55

ラプラスの悪魔の定義によれば、ラプラスの悪魔は全ての世界物質の力学的状態と力を把握しているとされています。


ここに非局在性を取り入れたら、ラプラスの悪魔の定義が成り立たないので、未来がどう見えているかと言うか、ラプラスの悪魔自体が存在しない事になります。
ただし、ラプラスの悪魔は非局在性も含めて、世界物質を把握しているとすれば、未来は一つでは無く、確率的に現れる未来が全て見えていて、現実がその内の一つを選んだら、見えている可能な未来が減るだけと考える事が出来ます。
永遠と言うのは、いつまでも現れませんから、本来はラプラスの悪魔がそれをどう見ているかは、人間には認識できません。
むしろ、ラプラスの悪魔はそれは見ていないのかもしれません。
どちらにしろ、無限の時間の先には、宇宙の物質が存在する確率的位置が雲のように見える事になるでしょう。
ただし、一回だけずらしたのであれば、すぐに確定する事になりますね。
バタフライエフェクトが起きる条件は、系の外乱に対する安定性が無い場合です。
通常宇宙は、そこまでの不安定性は無いので、宇宙全体ではそれほどの変化は無いと思われます。
ここら辺は考え方だと思いますね。
決定論的な考え方だと、宇宙全体の動きは全体として確定的だと考えられますが、宇宙全体に影響を与えない、部分的な非局在性は許容されると言う考えもあります。(スピノザは、「エチカ」で決定論を展開していますが、人間の自由意志が存在する非局在性は許容されると考えました)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2017/07/22 20:53

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