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リカードモデルやヘクシャーオリーンモデルなど伝統的な比較優位論において、現実での見落としが全くないとすれば貿易はした方がよいのか、しない方がよいか、国際価格に影響を与えない小国の場合で教えてください

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A 回答 (2件)

もちろん、リカードモデルとか、HOモデルは貿易の利益を説明するために発展した理論ですから。


簡単な小国モデルで「貿易の利益」を説明してみましょう。2財―1主体(代表的個人)の純粋交換モデルを考えよう。X財とY財の2財が存在し、当該小国の住民は賦存量として(a,b)を持ち、2財の消費(x,y)から得られる効用はu(x,y)によって与えられるとしよう。貿易がないとき(自足自給経済)では、この国の2財の相対価格は無差別曲線の、点(a,b)における無差別曲線の傾き(の絶対値)に等しく、相対価格p=pX/pYは
MRS(a,b)=pで与えられる。ただし、MRS(a,b)は点(a,b)における限界代替率の値。いま、自給自足経済から貿易の門戸が開放され、この小国は国際相対価格p'=pX'/pY'に直面することになったとしよう。この国の代表的個人は賦存点(a,b)を通る、傾き-p'の直線が無差別曲線と接する点で消費することになる。つまり、MRS(x',y') = p'となる点(x',y')で消費する。輸出額はY財で測ってp'(a - x')であり、輸入額はy' - bであり、
p'(a-x') = y' -bとなる。このとき、p' ≠ pであるかぎり、u(x',y') > u(a,b)となることが言える。グラフを描いて確かめてください。ここでは、数学的に論証する。議論を簡単にするため、効用関数をコブダグラス型に特定化しよう。すなわち、u(x,y) =xy とおく。すると、限界代替率MRSは
MRS(x,y) = y/x
であるから、自給自足のもとでは u(a,b) = ab、かつ
MRS = p  ⇒ y/x = p ⇒ y = px
一方、貿易開始後には
MRS = p' ⇒ y'/x' = p' ⇒ y' = p'x'
かつ
p'(a-x') = y' - b
だから、右辺のy’に上の関係を代入して
p'(a-x') = p'x' - b
よって
x' = (p'a+b)/2p'
y' = (p'a+b)/2
を得る。このときの効用は
u(x',y') = x'y' = (p'a+b)^2/4p'
となる。したがって、自給自足のとの差は
u(x',y') - u(a,b) = (p'a+b)^2/4p' - ab = [(p'a+b)^2 - 4p'ab]/4p'=(p'a - b)^2/4p' > 0
となる。最後の正の符号はp'a ≠b、つまり、p' ≠b/a (=p)であるかぎり、貿易後の厚生(効用)は高くなる。
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小国はどの商品においても単位当たりの生産に多くの労働者を必要とするので、大国より生産性が低い。


一見すると小国の商品はどちらも大国に対して競争力を持たないように見える。
しかし、比較優位の考えを持ち込むと小国は生産において競争力を持っているため、貿易はした方がその国家の利益となる。
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