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2Aと500mA程度の定電流回路をLM317やLM338T(LM317の大電流タイプ)で検討中です。
単純な定電流回路の抵抗(1.25(Vref)/RxのRxです)に必要なW数の算出式を教えてください。

LM338Tの複数社のデータシートを参照した際、5Aの定電流回路例で、0.24Ωで2Wの抵抗を使用する記載があるのですが、私の考えでは1.25V×5A≒6.5Wなので10Wクラスの抵抗と思ってます。できれば、私が検討している2Aと500mA程度の定電流回路でも、1/2Wとか1/4Wの抵抗で済ませたいため算出式や考え方を教えてください。

TI社のデータシートの20ページの図37等です。
 http://www.tij.co.jp/jp/lit/ds/symlink/lm338.pdf

A 回答 (1件)

抵抗値 = 1.25V ÷ 出力電流   発熱量 = 1.25V × 出力電流  です。


500mAでは2.5Ω、0.63W、 2Aでは0.63Ω、2.5Wになります。
使用する抵抗器は少なくとも発熱量の2倍以上のものを使用してください。500mA用は2W以上、2A用では5W以上欲しいですね。
なお5W型のセメント抵抗で2.5W発熱させると表面温度は周囲の通風によりますが120℃ぐらいになります。
10W型のセメント抵抗を使用しても70℃ぐらいになります。いずれにしてもかなり高温になることは覚悟してください。
詳しくはミクロン電気のカタログを見てください。
http://www.micron-e.co.jp/products/list.html#res …
何W型の抵抗を使用しても2A用では2.5Wの発熱があるのでその放熱には注意してください。温度を上げないためには大型の抵抗器を使うか放熱器に逃がすしか方法はありません。

ところでIC自体の発熱は考慮していますか?
 発熱量 = ( 入力電圧 - 出力電圧 ) × 出力電流  の熱が出ます。
例えば入力が20V、2A流れた時の最低出力電圧が5Vであるなら、30Wの発熱になります。30Wを処理するとなるとものすごく大きな放熱器が必要です。
なお放熱器なしで使用すると3W程度しか許容できません。これでも100℃を超えるので火傷に注意しましょう。
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この回答へのお礼

m-jiroさま。
早速の回答ありがとうございます。やはりほぼ全電流がこの抵抗を流れるという事ですか。(Iadjが45μAってデータシートに記載されていますが)LM338Tは大電流タイプなので、何か工夫があるのかと淡い期待をしていたのですが。。残念
また、系全体の発熱量についても言及いただきありがとうございます。相当小さなスペースに押し込める事を考えているので、DCDCコンバータの定電流タイプのLTC3453/3454等のICのモジュールを使用して発熱量を抑える方向で考えます。
ありがとうございました。

お礼日時:2017/09/24 13:21

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