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小さな子供が祖父母を嫌がる理由を児童心理カウンセラーに聞いてみた

小さな子供が祖父母を嫌がる理由を児童心理カウンセラーに聞いてみたおじいちゃん、おばあちゃんにとって、孫は目の中に入れても痛くない存在。たっぷり可愛がりたいはずだが、構おうとすると孫に逃げられてしまうケースもあるらしい。「教えて!goo」にも祖父になつかない1歳の娘に悩む母親から「義理両親との同居」という相談が寄せられている。どうにかならないものか。児童心理カウンセラーの横山人美先生に孫に嫌われない方法を聞いてみた。

■冷たい、自分のことばかり言う……


横山先生はまず最初に「お孫さんが大好きなおじいちゃん、おばあちゃんの姿を考えてみましょう」と提案する。

そして、孫が抱く好ましい祖父母のイメージに「あたたかい・嬉しい・話しやすい・きちんとした」といったキーワードを挙げる一方、その反対のイメージ、つまり孫に嫌われる理由として「冷たい・共感しない・自分のことばかり言う・不潔でだらしない」ことを指摘する。

もしも、孫に避けられている自覚があるならば、思い当たるところがないか、振り返ってみるとよいだろう。清潔な身なりを心掛け、自分の話をする前に孫のおしゃべりに耳を傾けてみよう。

「お孫さんとおじいちゃんやおばあちゃんは本来お互いに良い影響を及ぼします。特に女性(おばあちゃん)は、外に出る回数も増え、おしゃれになり若返りの効果も期待できます」(横山先生)

横山先生は「お孫さんを連れて颯爽と歩くご夫婦は洋服のセンスもよくとても若々しい。お孫さんもとても穏やかな良い表情をしています」と街で見かけた例を紹介しながら微笑む。

■良い思い出になる祖父母の匂い


孫に嫌われる理由として、いわゆる加齢臭や老人臭を挙げる人は多いが、横山先生は「よほど不潔な場合を除いて、子供たちに伝えたい香りの中には、自然の匂いとして、季節の匂い・草花や土の香り・食べ物の香りなどとともに『動物の発する匂い』があるほどです」と否定する。

言い換えれば、「加齢臭や老人臭も自然界にあるものとして、子供のうちに当たり前に認識することで、『おじいちゃんやおばあちゃんの香り』として成長し、その匂いを良い思い出につなげることができる」(横山先生)ということだ。

以前リリースした「大発見!加齢臭はクサくなかった……専門医『気にしないこと大切』」という記事でも、体臭の専門家が同様の意見を述べていることからも、清潔にさえしていれば、気にすることはないだろう。

■両親の悪口を言うと孫は混乱、祖父母の悪口も絶対ダメ


横山先生が「お孫さんにとって一番大切な人はおとうさんとおかあさんです」と述べるように、孫と祖父母の関係性は間に入る母親と父親の存在がカギを握る。

孫の目の前でついつい自分の子供(孫の両親)を叱ったり、悪口を言ったり、尊重しないなどの態度や行動は孫を混乱させるそうだ。

逆に、両親が祖父母の悪口を言ったりすると「その言葉だけで子供たちはおじいちゃんやおばあちゃんを嫌いになり、寄り付かなくなってしまいます」(横山先生)。

横山先生は「陰口は家族であってもしない方がよいのです」と念押しする。小さな孫(子供)を不安な気持ちにさせないためにも気をつけよう。

■孫が価値観の違いを知る良い機会


「ご両親以外に愛情とぬくもりを与えてくれるという安心感は、お孫さんの気持ちの安定を育みます」と横山先生。子供を大切にしてくれる大人の存在は、多ければ多いほど良いのに決まっている。

そして、祖父母を含む家族間で良いコミュニケーションを取り合えば、それは子供の明るい未来へとつながる。横山先生は次のように話す。

「家族という社会の中の一番小さい単位の中で、おとうさん、おかあさん、おじいちゃん、おばあちゃんという価値観の違う世界を知り、お互いの良いところを尊重し合い、助け合い、褒めあうことで、大きな社会を生き抜く力につなげてみてはいかがでしょうか」(横山先生)

ステキなアドバイスをありがとうございました!

●専門家プロフィール:横山人美
新潟県出身。短大卒業後、幼稚園教諭、英会話教室・専門学校講師を経て、心理学者・晴香葉子さんに師事し成城心理文化学院認定講師となる。Keep Smilingを起業。個別コンサルティング、講演、セミナー講師を中心に活動中。

(武藤章宏)

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