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家猫がかかりやすい四大疾病の予防と対策を獣医師に聞いてみた

家猫がかかりやすい四大疾病の予防と対策を獣医師に聞いてみた飼い主にとって、飼い猫は我が子同然の愛しい存在だ。飼っている猫が病気になると、それはそれは心配だろう。しかし、人間が餌を与えている以上、そういった病気は、自然ではなく人間の生活習慣の影響と考えるべきではないか。そこで、家猫がかかりやすい病気と、その予防および対処法を、アレス動物医療センターの沖田将人先生に聞いた。

■家猫がかかりやすい四大疾病とは


まずは、飼い猫がかかりやすい病気は何か教えてもらった。

「最近は室内飼育の猫が多いので、それを前提にお話しいたします。外に出る猫となると、まったく話が変わってしまいます。多い疾患は、腎不全の他、尿石症、甲状腺機能亢進症、糖尿病が挙げられます」(沖田先生)

尿石症には膀胱結石、尿道結石などがある。甲状腺機能亢進症は、たんぱく質の合成や中性脂肪などの燃焼、神経伝達に重要な役割を果たしている甲状腺ホルモンの分泌が必要以上に活発になる病気だ。

■腎不全の予防と対策


腎臓は血液を濾過し、体内で不要になった水分や物質を尿として排出する臓器だ。そのため、腎臓が機能しなくなると体内に悪性の物質がたまり、生死に係わる。では腎不全は、どのように防げばよいのだろうか。

「腎不全の予防には、常に水をたくさん飲める環境づくりが重要です。流れる水でないと飲まない、新鮮な水でないと飲まない、餌場から遠くの部屋にないと飲まない、食器が気に入らないと飲まないなど、水に対するこだわりが強い猫もいます。猫の趣味趣向に合わせ、水場の環境づくりが重要です。病にかかってしまった場合は、内服薬、食事療法、場合によっては輸液などが必要となります」(沖田先生)

猫の症状や性格によっては、ミネラルウォーターを猫に与えている人がいるが、これに関しては獣医の中でも賛否が分かれている。少なくともカルシウム含量の多い硬水は避けたほうが良い。 国産のミネラルウォーターは カルシウムを含むミネラルの含有量が少ない軟水がほとんどだ。その反面、海外産のミネラルウォーターには硬水が多い。いずれにしても、かかりつけの医師と充分に相談した上で与えてほしい。

■尿結石の予防と対策


次は、尿結石について聞いた。

「尿石症は、肥満の雄に多い病気です。飼っている猫のベスト体重を主治医の先生に教えてもらい、それをキープできるよう、きちんと食事管理をする必要があります。内服薬、食事療法で治せる場合もありますが、尿石の種類によっては手術が必要となりますので、とにかく太らせないということが重要となります」(沖田先生)

生まれつきの体質だと解釈せずに、日ごろから病気になりにくい体づくりが、飼い主に求められる。

■甲状腺機能亢進症の予防と対策


続いて、甲状腺機能亢進症について聞いた。どのように対応すればよいのだろう。

「高齢の猫で多く、元気で食欲もあるのに、なぜか痩せていく病気です。これは予防ができないのですが、早期発見、早期治療が重要です。痩せてきたと感じたら、『歳のせいかも』と様子を見ずに、病院での検査、治療を受けてください」(沖田先生)

猫によっては、治療が追いつかないほどのスピードで痩せてしまい、体力や食欲も低下し、悪循環に陥ってしまうケースもあるという。猫が何の理由もなく痩せていくことはないとのことなので、飼い主の観察力が重要だろう。

■糖尿病の予防と対策


ちなみに肥満の人間でも疑われることが多い糖尿病、猫の場合はどうなのか。

「糖尿病も肥満の猫に多い疾患です。欲しがるからと、ついついおやつを与えてしまったり、きちんと餌の量を計らずに与えていると、6歳辺りから発症の可能性が出てきます。もし糖尿病になってしまった場合は、人間同様毎日インスリンの注射が必要になります」(沖田先生)

病院が休診などの場合は、飼い主が注射しないといけないことも考えられる。何よりも予防が重要な病気だ。

■療養食を食べない場合はどうしたらいい


店頭などでは、腎臓病などの猫向けに、特別なフードが販売されている。しかし、病気になった猫が食べてくれない……。そんな場合はどうすればいいのか。

「腎臓病用の食事は複数のメーカーで多数販売されていますので、その子が食べてくれるフードを探す必要があります。また、急に切り替えることは難しく、もともと食べていたフードに少しずつ混ぜていき、何日かかけて切り替える必要があります。食事療法は非常に重要ですので、あせらず、時間をかけて付き合ってあげる必要があります」(沖田先生)

腎臓病に限らず、食事を変える場合は慎重さが求められる。猫はデリケートなので、嫌いになったフードは二度と口をつけなくなることが多いのだ。

猫は当然喋ることができず、病気の初期段階での発見が非常に難しい。飼い始めた時から飼い主が様々な配慮をすることで、苦しみの少ない幸せな一生を過ごせることだろう。それが、翻っては飼い主の幸せにも繋がるのだ。

「教えて!goo」では、「猫についてあなたが気になることは?」ということで皆さんが猫について気になっていることを募集中。

●専門家プロフィール:沖田 将人(おきだ まさと)
獣医。アレス動物医療センター院長。2002年、富山県高岡市アレス動物病院として開院。2011年、同市にアレス動物医療センターとして移転開院。夜間救急診療、土日祝日を含めた年中無休体制など、あらゆる分野でワンランク上の診療を目指している。

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